Side 竜胆 「こんなもんか〜」 イカサマ連中の事務所に乗り込み思う存分暴れてやった。床に転がる血まみれの男たち。息はしてるから問題ない 予定より早く終わったため、今日は家で夕飯が食べられそうだ。俺はスマホの画面を開き、芹のスマホに入れてあるGPSの位置情報を確認する。今日はまだ一歩も外に出ていないようだった。夕飯の買い出しもまだだろう。出前でもとるか。
灰谷 竜胆
灰谷 竜胆
そう話しかけると、にいちゃんはこの組織のトップに返金を約束すると念書を書かせて指印を押させているところだった。仕上げにそいつのポケットから財布をパクる。抜け目ない
灰谷 蘭
灰谷 蘭
俺もにいちゃんも面倒くさい仕事が片付いたことと、確実にとれるであろう長期休みに上機嫌だった。が、それも束の間であった。にいちゃんのスマホが鳴る。
灰谷 蘭
灰谷 蘭
灰谷 竜胆
嫌な予感がする。でもトップからの電話に出ないなんてできる訳がなかった 俺は投げられたスマホをキャッチして通話ボタンを押す。
灰谷 竜胆
マイキー
マイキー
灰谷 竜胆
マイキー
マイキー
マイキー
灰谷 蘭
灰谷 竜胆
マイキー
灰谷 竜胆
灰谷 竜胆
面倒くせぇことばっかだな。何が面倒くさいって一番はにいちゃんだよ。
灰谷 竜胆
灰谷 竜胆
灰谷 蘭
わかっていたが、さっきの上機嫌が嘘のようにご機嫌斜めMAXだ。仕方ないので手を引いて車まで連れて行くことにした。幼稚園児かよ。
灰谷 竜胆
灰谷 蘭
途中でマイキー拾わなきゃだし、にいちゃんは機嫌悪いし、早く家に帰りたいし、俺はいつもよりスピードを上げて車を走らせた。
Side 芹 「で、何で勝負すんの?」 「て」 「て?」 「手押し相撲」 「は?」 「手押し相撲で」 「は?」 悪魔さんに2回も聞き返されてしまった。その表情は完全にコイツ何いってんの?の顔だ。 …だって!!!!だって仕方ないじゃん!!!!!これしか勝てそうなものないんだよ!!!!みんなみたいに多才じゃないんだよ!!!!私だって女の子なのに強くてかっこいい美少女戦士になれるのならなりたかったよ!!!!でもそんな容姿もプリズムパワーも持ち合わせてないんだから仕方ないじゃん!!?!?ここでYesをもぎ取らなければ未来がないので、一か八か挑発してみることにした。もう、どうにでもなれ。
灰谷 芹
春千夜
春千夜
春千夜
ちょ、ちょろーーーーーーーーー ちょろすぎる…あまりにちょろすぎる 今からチョ○Qと呼んでしまいたいくらいにはちょろすぎる。たぶん見栄張って高いツボ買う上に騙されたことを認めないタイプの人だ。絶対に身内には欲しくない。
あと、忘れていたが私は今手錠をかけられているので勝負するためにはこれを外してもらう必要がある。それと、手押し相撲にはできれば審判が欲しい 必然的に殺人鬼さんにお願いすることになりそうだけど完全に不利じゃん 向こう側の人間じゃん。公平にジャッジしてくれる訳がないじゃん。…そう思っていると殺人鬼さんが口を開いた
鶴蝶
鶴蝶
鶴蝶
どうしたどうしたどうした?????なんでいきなりそんな饒舌になったの なんでそんな手際いいの、どこから線引くためのテープ持ってきたの、手押し相撲奉行なの?????予想外のところでめちゃくちゃ協力的な殺人鬼さんに驚きを隠せないが、そう言われてしまうと任さざるを得ない。
手錠を外してもらった私は、チョ○Q…間違えた。悪魔さんと向かい合わせになる。そして一度深呼吸をして気合いを入れる。蘭ちゃんと竜ちゃんのためにも絶対に勝つ!!!!
#8話へ続く
コメント
6件
今垢から失礼します🙇♀️ほんとに黒歴史ストーリーしかないんでお願いしますtiktokの方を見て頂きたいです😭アカウント消せばよかったんですけど消し忘れました、どうか、見てないでいただきたいです🤦♀️🙌🏻見てしまった人は、忘れてください🙇♀️
最高❕❕🥺
くぅー!かわよい!