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みゆぬ
みゆぬ
みゆぬ
みゆぬ
みゆぬ
みゆぬ
みゆぬ
みゆぬ
みゆぬ
みゆぬ
誉
小さな足音すら 響き渡る静寂の間。
そんな中、 誉はひとりで 焔の名を呼び、歩き続ける。
しかし、 ここに人気は 全く感じなかった。
誉
いない…、か。
諦めて 一度引き返そうとした瞬間、 突如として 視界が激しく揺れた。
あまりに唐突なことに 上手く対応出来ずに 立ち尽くしてしまうと、 背後から聞き覚えのある 笑い声が聞こえた。
樊
そこには 心底愉快そうにニヤニヤと笑う 樊の姿があった。
きっと 誉の驚く姿を見るために 体当たりでもしてきたのだろう
誉
誉
誉の言葉に より一層、 楽しそうに大笑いをしていた。
ほんと、何なんだこいつは。
樊
少し表情に出ていた誉に対し 樊は顔色を伺うように言った。
誉
樊
誉
樊と誉が 知り合ったのは 約3年前のこと。
最初から 樊は可笑しな奴だった。
可愛い女かと思えば 男らしく振る舞う。
頼もしい男かと思えば か弱い女らしく振る舞う。
樊は昔からそんな奴だった。
ハッキリ言ってしまえば ヤバイ奴。 それに尽きた。
今でこそ 誉は 焔と共にいることが増えた。
でも、 それも全部全部、 樊がそうさせたことだった。
幼い頃の誉
幼い頃の誉
幼い頃の樊
幼い頃の誉
幼い頃の誉
そう言って 勢いよく抱きつく誉。
幼い頃の誉
幼い頃の樊
幼い頃の誉
そう、 ほんとだよ
誉は 樊のことが大好きだった。
それが 恋なのか、友情なのかは わかんないけど……。
でも、 一緒にいれたらそれでいい!
これは、 そうとしか 思っていなかった頃、 昔の記憶。
でも、 いつからだったろうか。
樊が、誉から 離れていったのは。
樊
樊
樊の声がした。
そうだ、 今はこんなことを 考えている場合じゃなかった。
誉
樊
ねぇ、樊。
樊は、 どうしてあの時、 誉から 離れていってしまったの?
なんて、
聞けるほど、
樊は、 誉の側にいないね。
みゆぬ
みゆぬ
みゆぬ
みゆぬ
みゆぬ
みゆぬ
みゆぬ
みゆぬ
みゆぬ