テラーノベル

テラーノベル

テレビCM放送中!!
テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

紗凪

(歩いてる)

イジュン

(腕を掴む)

紗凪

イジュン

どうゆうつもりだ

紗凪

さっき言った通りです

イジュン

断ると言ってただろ

紗凪

気が変わったの

イジュン

やっぱり金なんだな

紗凪

あなたに言われたくない。そう思うなら勝手に思ってて。でもこれだけは言っておく。私はお金が欲しいわけじゃない。おじいさんの気持ちに寄り添いたいだけ

イジュン

笑わせるな。ただ遺産が欲しいだけだろ

紗凪

あなたには渡したくないと思っただけ。私が断らない限り、あなたはここの社長になることは出来ない

イジュン

脅してるのか?

紗凪

だったら何?

イジュン

、、

紗凪

離して

イジュン

、(離す)

紗凪

、(行く)

イジュン

、くそっ

紗凪

またやってしまった。。私はどうしてあんなことを。。断りに行ったはずなのにー。。

コンコン

紗凪

はい

ガチャ

園長

ちょっといいかしら

紗凪

園長!

園長

お休みのところごめんなさいね

紗凪

いいえ、大丈夫です

園長

どう?こっちの生活は、もう慣れてきた?

紗凪

はい。皆さん優しくしてくれますし、子供達もみんないい子達で

園長

それなら良かった。困ってることはない?

紗凪

困ってること、、

園長

あるの?

紗凪

あ、いえ。特には

園長

何かあれば何でも言ってね

紗凪

ありがとうございます

園長

そういえば日本の園長からあなたの生い立ちを聞いたわ。お母さんには全く会ってないの?

紗凪

はい。顔も知りません

園長

そう。でもこんなに立派に育って。これも全部向こうの園長のおかげね

紗凪

はい。すごく良くしてくださって。幸せ者だなって思ってます

園長

何かあれば何でも言ってね。我慢することはないからね

紗凪

ありがとうございます

数日後

パク秘書

紗凪さん、こちらです

サンムン

おう、来たか

紗凪

こんにちわ

サンムン

座りなさい

紗凪

はい

サンムン

この間の話だが、本当にいいのか?

紗凪

、はい

サンムン

どうして気が変わった?

紗凪

社長の家族を思う想いに考えが変わりました。私には家族がいないから。社長の力になりたいと思いました

サンムン

うちの家族は大変だぞ?見てもらった通りひねくれ者ばかりだ。苦労するぞ

紗凪

、はい。大丈夫です

サンムン

ありがとう。引き受けてくれて

紗凪

ただお話を受けるにあたって条件があります

サンムン

何だ?

紗凪

サインはまだしなくてもいいでしょうか?

サンムン

どうして

紗凪

まだそこまでの覚悟が。途中で変わってしまうかも。こんなに大きなグループの方の遺産なんてもっと覚悟がないと

サンムン

わかった。その時が来たら言ってくれ

紗凪

はい

イソ

また来たの?懲りないわね

紗凪

、、

サンムン

そういえば話していなかったな。その子が孫のイソだ。そっちが娘のミンソ。この間会社で会ったのが孫のイジュンだ。紗凪はいくつだったかな?

紗凪

25歳です

サンムン

ならイジュンと同い年だな

ミンソ

まだ遺産をもらおうだなんて図々しい子ね

サンムン

みんなに話がある。座りなさい

ミンソ

もしかして考え直してくれたの?

イソ

当たり前よ。だって年齢だって知らない子に全遺産をなんて

サンムン

その件に関しては変えるつもりはない。紗凪

紗凪

はい

サンムン

これからはここに住みなさい

紗凪

え?

ミンソ

お父さん、今度は何を?!

サンムン

ここに住めばいろんなことがわかるだろう。覚悟も変わってくると思う

紗凪

でも、仕事もありますし

サンムン

ここから通えばいいだろう。そんなに遠くはないんだし。不便だったら送迎を出す

紗凪

!そこまでは

イソ

おじいちゃん、本気?

サンムン

あぁ。認知症でこんなことを言ってるんじゃない

イソ

、、

ミンソ

、、

サンムン

紗凪、わかったな?

紗凪

、はい

数日後

パク秘書

こちらが紗凪さんのお部屋になります

紗凪

本当にいいんでしょうか?私、ご家族の皆さんから嫌われているのに

パク秘書

社長のご意向ですので。もし何かあれば私や社長に何なりとおっしゃってください

紗凪

、はい

パク秘書

では、お荷物運んできますね

紗凪

、、

イジュン

本当に越して来るとはな

紗凪

イジュン

あの時の脅迫は本当だったのか。ただのホラ吹きかと思ったが

紗凪

、、(行こうとする)

イジュン

本当に遺産が貰えると思ってるのか?

紗凪

どうゆう意味?

イジュン

たった一回会っただけのやつに大企業の社長が全遺産を本当に渡すと思ってるのか?社長に就くってことは全社員の人生を背負うことになる。何も知らないやつが社員たちから賛同を受けるか?

紗凪

、、

イジュン

今からでも遅くない。この件から手を引くべきだ

紗凪

私は、おじいさんの力になりたい

イジュン

、、

紗凪

確かに社長の座に着くのは難しいことかもしれない。けど、今はおじいさんのご意向に背きたくない

イジュン

何でそこまでして

紗凪

おじいさんの愛に触れたから

イジュン

紗凪

あなたには絶対にわからないことだと思う

イジュン

、、

紗凪

、、

紗凪

綺麗。ここはこんなに星が見えるんだ

陽平

通話終了

通話
00:00

紗凪

もしもし

陽平

紗凪?元気か?

紗凪

ほぼ毎日電話してこなくてもいいのに

陽平

毎日何があるかわからないだろ?それにこの前巻き込まれたって言ってたし

紗凪

あぁ、そういえば言ったかも

陽平

忘れるなよ。で、大丈夫なのか?仕事のことか?

紗凪

ううん

陽平

じゃあ何だよ?

紗凪

、、あるおじいさんを助けたんだけど、遺産をもらうことになっちゃって

陽平

遺産?!なんで?!

紗凪

まぁ色々あって

陽平

色々あって遺産もらうってどうゆうことだよ!見ず知らずの人だろ?もちろん断ったんだろ?

紗凪

それが、、今日引き受けた

イジュン

(通りかかる)?

陽平

は?!何やってんだよ!断りにくかったのか?!強要されたとか?!

紗凪

違うの。自分で受けようと思って

陽平

話が全く見えてこない。知り合いもいないから誰にも相談できなかったんだろ?よしわかった!これからそっち行くから!

紗凪

いいって。自分で何とかできるから

陽平

紗凪

紗凪

ん?

陽平

俺、昔から言ってたよな?何かあったら必ず言うことって。俺ら、、家族みたいな親友なんだから

紗凪

、うん

陽平

本当はすごく悩んだんだろ?

紗凪

、うん

陽平

でも、考えて考え抜いた答えがそれなんだよな?

紗凪

うん

陽平

ならお前を信じる

紗凪

陽平、

陽平

紗凪が何とかなるって言ってるんだからきっと何とかなるよ。遺産を相続するなんて考えにくい出来事だけど

紗凪

、ありがとう

陽平

でも、もしトラブルがあったり何かあったら絶対連絡するんだぞ。わかったな?

紗凪

うん。連絡する。ありがとう、信じてくれて

陽平

おう。まぁ紗凪の親友は俺だけだからなぁ

紗凪

いやいや、友達いるし

陽平

俺以上のやつはいないだろ?

紗凪

いやいや、いるから

陽平

え?

紗凪

😄

イジュン

、、

翌朝

紗凪

(降りて来る)

ミンソ

イソ、これ食べるでしょ?

イソ

うん、ありがとう

紗凪

、おはようございます

ミンソ

あら、まだいたの?

紗凪

、はい。昨日から住むことになったので

ミンソ

ほんと図々しい子よね。遺産を奪う上に人の家に住み始めるなんて

イジュン

(降りて来る)

イソ

言っておくけどあんたのご飯なんて無いから

紗凪

、行ってきます

ミンソ

ほんと朝からいい気分しないわ

イジュン

、、

紗凪

ふぅー。。

イジュン

重圧に負けそうなんだろ

紗凪

え?

イジュン

社長と言うポジションと多額の遺産に。お前が考えてるほど2つとも甘くない

紗凪

甘くなんか考えてない

イジュン

どうせこんな世界とは無縁の人生だったんだろ?早く日本に帰って家族と仲良く暮らしてろ

紗凪

(日本語)何も知らないくせに

イジュン

え?

紗凪

あなたがどうして社長のポジションにこだわるのか、私は知らない。でも、あなたも私のこと何も知らないでしょ?何も知らないくせに勝手なこと言わないで

イジュン

ソヨン

イジュン!

イジュン

ソヨン

紗凪

ソヨン

おはよう。今日は会社でしょ?私も近くで打ち合わせがあるから一緒に行こうと思ってきちゃった

イジュン

あぁ

ソヨン

?この方は?

イジュン

、今じいさんと一緒に働いてる人

ソヨン

社長と?そうなのね。はじめまして、イジュンの婚約者のキム・ソヨンです

イジュン

婚約者じゃないだろ

ソヨン

パパはもうその気でいるわよ?

紗凪

、じゃあ私はこれで(行く)

イジュン

、、

ソヨン

何だかクールな人ね

イジュン

さぁな

紗凪

はぁ。。

ジアン

紗凪ちゃん、どうしたの?

紗凪

ジアン。ううん、なんでもないよ

ジアン

でもため息ついてたよ?

紗凪

そんなことないよ

ジアン

ママもよくため息ついて疲れたって言ってた。。

紗凪

ごめんジアン。嫌なこと思い出させちゃったね

ジアン

紗凪ちゃんも疲れちゃったの?

紗凪

、ううん。今のため息は、嫌なことを吐き出してこれから頑張るぞー!っていうため息。だから全然疲れてないよ!

ジアン

ため息すれば嫌なことが出てくる?

紗凪

そうだよ。ため息と一緒に体に溜まった嫌なこともぜーんぶ吐き出ちゃうから!だから、ジアンも嫌なことがあったらため息ついてぜーんぶ吐き出すんだよ

ジアン

うん!わかった

紗凪

😊

ジアン

(行く)

紗凪

、、クヨクヨなんてしてられない。まずは会社について調べないと

紗凪

(本を見ながら歩く)(日本語)サンムングループはあのおじいさん1代で築き上げた、、!?うそ、日本のホテル数多すぎる、、これもサンムングループ?!規模が想像以上すぎる、、

イジュン

(ぶつかる)

紗凪

!(本を落とす)

イジュン

(本を拾う)

紗凪

、、

イジュン

こんな基礎から勉強か

紗凪

当たり前でしょ。まだ何も知らないんだから

イジュン

そんなとこから勉強してたら何十年かかるか

紗凪

ほっといて(本を取ろうとする)

イジュン

(取らせない)

紗凪

返してよ

イジュン

取り消せ

紗凪

え?

イジュン

今、遺産相続を取り消せばこんな勉強しなくて済む。ここからも抜け出せて楽に暮らせるんだ。こんな窮屈なところにいたって苦しいだけだろ?

紗凪

、、おじいさんがどうして私に遺産を渡したいかわかる?

イジュン

命の恩人だからだろ

紗凪

それだけじゃない。その理由がわからない限り、私はここから抜け出さない(行く)

イジュン

、、

数日後

ガチャ

イジュン

失礼します

サンムン

どうした?

イジュン

上半期の決算のまとめです

サンムン

あぁ、ありがとう

イジュン

、社長

サンムン

ん?

イジュン

なんであの子なんですか

サンムン

イジュン

なんで一度助けてくれただけの子に自分の全てを渡そうと

サンムン

私も私の行動にびっくりしたよ。衝動だったんだ

イジュン

え?

サンムン

けど、あの子じゃなきゃいけない理由があるんだ

イジュン

理由、、

サンムン

お前はあの子について何も知らないだろ?ただ突然現れた遺産泥棒としか

イジュン

別にそんなことは、、

サンムン

知ればわかる

イジュン

、、

数日後 朝

紗凪

(歩いてる)

イジュン

(後ろからついていく)

家政婦

あら、紗凪さん

紗凪

おはようございます

家政婦

今日は早いのね

紗凪

早番なので

家政婦

気をつけていってらっしゃい

紗凪

家政婦さんも、今日もよろしくお願いします

家政婦

ありがとう

イジュン

、、

紗凪

おはようございます

同僚1

おはようございます。今日一緒だったのね

紗凪

はい、お願いします

同僚1

そういえば昨日ジアンが紗凪ちゃんがいないって泣いてたわよ。相当気に入られてるのね

紗凪

そういえば一緒に寝ようって約束してたんだった

同僚1

じゃあ今日はへそを曲げてるかもね

紗凪

早急に行ってきます

イジュン

、、アリス児童養護施設、、

家政婦

うちに何か用ですか?

イジュン

え?いや、別に、、

家政婦

、良かったら見て行きます?

イジュン

え?

家政婦

ここには50人の身寄りのない子たちが暮らしています。親御さんの都合で育てられなくなってしまった子や両親共に亡くなってしまって行き場を無くしてしまった子や、理由は様々です

イジュン

親が迎えに来る子はいないんですか?

家政婦

もちろんいますよ。経済的に育てられなくてここに預けられて、しっかり育てられる環境になったら迎えに来る。そうゆう子もいます。でもそれはすごく稀なんです

イジュン

え?

家政婦

育てられなくなったからここに預けるなんてまだいい話です。ここにいるほとんどの子は親に捨てられてここにいます。本人たちはいつか迎えにきてくれると思っている子達が多いですが、ここに連れてきた親は私たちに迎えに来るつもりはないと言ってここを去ります。だから、ほとんどの子はここにいられる18歳までここで過ごし1人で社会へ旅立っていくのです

イジュン

、、

家政婦

ここで働いてる社員の中にも施設育ちの人がいます

イジュン

、あの、日本から来てる人が

家政婦

紗凪ちゃんですか?

イジュン

あぁ、はい

家政婦

お知り合いなんですか?

イジュン

まぁ、、そんなところです

家政婦

紗凪ちゃんは交換職員として日本から2ヶ月前に来てくれました。彼女も日本の養護施設育ちで、だからこそ子供たちの気持ちが痛いほどわかるんだと思います

イジュン

施設育ち、、

家政婦

えぇ。向こうの園長の話では、生まれてすぐ養護施設の前に置かれていたと

イジュン

?!

家政婦

でも今では立派に育って。私たち職員も頭が上がらないぐらいです

イジュン

、、

紗凪

園長

イジュン

紗凪

!どうして

家政婦

紗凪ちゃんのお知り合いだったみたいだからここを案内してあげてたの

紗凪

、ちょっと来て(引っ張る)

イジュン

、ありがとうございました

家政婦

えぇ

紗凪

どうゆうつもり?!こんなところまで来て。偵察のつもり?!

イジュン

別にそんなんじゃ

紗凪

ここはあなたが来るところじゃない

イジュン

、、

紗凪

わかったならもう帰って(行こうとする)

イジュン

家族がいないのか?

紗凪

え?

イジュン

そう聞いたから

紗凪

、父親が誰なのか知らないし、母親の顔も見たことない

イジュン

、、

紗凪

でも不自由に思ったことはない。施設で大切に育ててもらったし、友達だってできたし、血の繋がりはないけど家族みたいな人たちだっている

イジュン

、、

紗凪

だから、血の繋がりがある家族がいるのに、そんな人を思いやれないあなた達が嫌い

イジュン

!、だから遺産を受け入れたのか

紗凪

だったら何?

イジュン

何があってもお前に渡すわけにはいかない

紗凪

、、

イジュン

、、

ジアン

紗凪ちゃん?

紗凪

!ジアン、どうしてここに

ジアン

ここに行くのが見えたから。紗凪ちゃんのお友達?

紗凪

違うよ

ジアン

じゃあ誰?

紗凪

えっと、、

イジュン

、君名前は?

紗凪

ジアン

ジアン!

イジュン

そうか。ジアン、お友達と仲良くするんだよ

ジアン

仲良しだよ!

イジュン

じゃあ(行く)

紗凪

、、

同僚1

急に飲みに行きたいだなんてどうしたの?

紗凪

こっちに来て、仕事以外にどこかに行ったことなかったから

同僚2

確かに仕事人間だもんねぇ

同僚1

飲みな飲みな!マッコリおいしいよ!

。。。

紗凪

わたしはー、ただみんなに幸せになってほしいだけなのー!

同僚2

飲ませすぎたんじゃない?

同僚1

そこまで量飲んでないと思うけど

紗凪

そこ!!ちゃんと聞きなさい!

同僚1

はいはい、それで?

紗凪

私は、気持ちがわかるから引き受けたの。なのになんでこんなに嫌われ者になってるのよ

同僚1

なんの話?

同僚2

さぁ?

紗凪

そこ!もっと飲みなさい!

イジュン

(帰って来る)

紗凪

(ベンチで寝てる)

イジュン

、おい

紗凪

💤

イジュン

、、おい

紗凪

んー、、あ、チェ・イジュン!!

イジュン

声がでかい

紗凪

何よ、でかくて何が悪いのよ

イジュン

酔ってるのか

紗凪

飲んでないわよ。いつでも私は平常心ー♪

イジュン

はぁ、、近所迷惑だから中に入れよ

紗凪

迷惑って何よ!私が迷惑だって言うの?!

イジュン

声が大きいからだよ

紗凪

私だって、生まれたくて生まれてきたわけじゃない

イジュン

、、

紗凪

勝手に産んだんじゃない。。

イジュン

、いいから中に

紗凪

私だって家族でお出掛けしてみたかった。授業参観にもきて欲しかったし、運動会で二人三脚もやりたかった

イジュン

、、

紗凪

お金が何よ。社長が何よ。そんなことよりも大事なものがあるでしょ。せっかく出会えた家族なんだから、少しぐらい優しくしなさいよ

イジュン

、、

紗凪

私だって、家族が欲しい。。(涙)

イジュン

紗凪

もう帰る!(立ち上がりふらつく)

イジュン

!(受け止める)

紗凪

、、

イジュン

、おい

紗凪

💤

イジュン

マジか

紗凪

💤

イジュン

、、

ミンソ

あら、そのネイル新しくしたの?

イソ

そう!いい感じでしょ?

ミンソ

いい感じだけどほどほどにしてよ?お父さんからそんなにもらえないんだし、遺産だって手に入らないかもしれないのに

イソ

そんなのあの子から取り返せばいいのよ。どうせうちのグループの社長になんてなれるわけないんだし

イジュン

(入って来る)

ミンソ

イジュン、おか、、え?!

イソ

お兄ちゃん、なんでその子おぶってるのよ!

イジュン

外で寝てたから

イソ

だからってお兄ちゃんがおぶって来る事ないじゃない!

ミンソ

外で寝かしておいてやれば良かったのに

イジュン

、疲れてるからもう寝る(行く)

ミンソ

イジュンに背負わせるなんてほんと何考えてるんだか

サンムン

(帰って来る)

イソ

おじいちゃん!

サンムン

なんだ?

ミンソ

あの子、外で寝てたらしくてイジュンに背負わせてるんですよ!図々しいったらありゃしない!

サンムン

イジュンが。そうか、、

ガチャ

イジュン

(紗凪をベッドに寝かす)、、何もない部屋だな

紗凪

💤

イジュン

、、

陽平

不在着信

不在着信

イジュン

、、

紗凪

💤

翌朝

紗凪

(降りて来る)頭痛い。。

イソ

お母さん、来たわよ

ミンソ

ちょっと

紗凪

ミンソ

あなたほんと図々しいわね

紗凪

何のことですか?

ミンソ

昨日外で寝てたあなたをイジュンが部屋までおぶってきたのよ

紗凪

?!

ミンソ

全く、外で寝てるのも非常識なのに人に背負わせるなんて

紗凪

、、

イジュンの部屋の前

紗凪

(うろうろしている)

ガチャ

イジュン

(出てくる)

紗凪

イジュン

、なに

紗凪

えーっと、、

イジュン

、何もないなら行くけど(行こうとする)

紗凪

昨日!

イジュン

紗凪

昨日、部屋まで背負って連れて行ってくれたって。さっき奥様とイソに言われて

イジュン

、、

紗凪

実は、昨日同僚と飲んだところまでは覚えてるんだけど、どうやって帰ってきたかは全く思い出せなくて。。。私、何か言ったりしてた?

イジュン

、別に

紗凪

はぁ、良かった。こんなに酔ったの初めてで、記憶をなくすなんて自分でもびっくりで

イジュン

まぁ色々暴言吐かれたけど

紗凪

え?!ほんとに?!

イジュン

別に気にしてない

紗凪

、、ごめんなさい。酔った勢いで言うなんてほんと最低、、

イジュン

そこじゃない

紗凪

そこじゃないって?

イジュン

、、重かった

紗凪

え?

イジュン

中庭からここまで背負ってきたんだ。100キロぐらいの感覚だった

紗凪

100キロ?そんなに?、ごめんなさい

イジュン

あぁ(行く)

紗凪

100キロ、、その半分もないはずなのに、、韓国料理が美味しくて食べすぎたかな?、、

数日後

イジュン

これが来週の慈善事業の企画案です

サンムン

うん。いいんじゃないか

イジュン

じゃあこれで進めます。では

サンムン

ちょっと待ちなさい

イジュン

何か?

サンムン

ちょっと話がある

イジュン

コンコン

パク秘書

失礼します。お見えになりました

サンムン

入りなさい

パク秘書

どうぞ

紗凪

失礼します

イジュン

紗凪

サンムン

2人ともそこに座りなさい

紗凪

はい

イジュン

、、

サンムン

紗凪

紗凪

はい

サンムン

仕事の休みを取ることは可能かな?

紗凪

はい、申請すれば大丈夫です

サンムン

来週、釜山の児童施設で慈善事業を行う。紗凪、イジュンについて一緒に行きなさい

紗凪

え?!

イジュン

!社長

サンムン

いずれは社長の椅子を譲るんだ。会社のことを知るいい機会だろ。それに紗凪だって児童に関してはプロだ。イジュンも学べるいい機会だ。紗凪、いいな?

紗凪

、、はい

イジュン

、、

。。。

パク秘書

よろしいのですか?あの2人は少々ぶつかっておられるのに

サンムン

この間、酔った紗凪をイジュンがおぶってやったらしい

パク秘書

そうなんですか?

サンムン

出会った時より確実に関係性は変わってるはずだ。今回もいい機会になるだろう

パク秘書

楽しみですね

サンムン

あぁ

この作品はいかがでしたか?

7

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚