ある日のこと…
八華
きた…え?
遠藤憂里
いらっ…しゃい
八華
憂里の身体が…
遠藤憂里
もうすぐ…
輪廻転生が…終わるみたい
輪廻転生が…終わるみたい
八華
そんな…(抱きしめる)
遠藤憂里
最後に…これだけ約束して
私は消えるけど…忘れないで
いつまでも…八華の心の中に
いるから…泣かない…で…
私は消えるけど…忘れないで
いつまでも…八華の心の中に
いるから…泣かない…で…
苦しいのか憂里の言葉が 途切れ途切れになる
八華
憂里!嫌だよ…
消えないで!
消えないで!
遠藤憂里
また…会える…大丈夫
もし記憶が消え…てても
見つけて…ね…
もし記憶が消え…てても
見つけて…ね…
八華
うん…絶対見つけるよ…
遠藤憂里
あり…がとう…バイ…バイ
そう言い憂里は 光になって消えていった
八華
絶対…見つけるから…待っててね
何年か経って…
博麗霊蘭
86…
八華
なんだよ…
博麗霊蘭
…大丈夫?
八華
大丈夫に見えるか?
博麗霊蘭
………
八華
憂里が居なくなって
何年経ったんだ?
何年経ったんだ?
博麗霊蘭
…三年
八華
…そうか
博麗霊蘭
…大丈夫、
きっと生まれ変わるから
きっと生まれ変わるから
八華
あぁ…
博麗霊蘭
…もしあったらなにしたい?
八華
抱きしめたい、記憶がなかったら…
思い出させてあげたい、俺の事や
みんなのことを
思い出させてあげたい、俺の事や
みんなのことを
博麗霊蘭
…そうね(微笑む)
八華
あぁ…
ある日のこと…
遠藤優蓏
あれ…ここどこ?
八華
!…
遠藤優蓏
(目があった…)あの…
八華
どうしたの?
遠藤優蓏
ここはどこなんですか?
八華
ここは幻想郷だよ
遠藤優蓏
…幻想郷?
八華
なんていう名前なの?
俺は八華だ
俺は八華だ
遠藤優蓏
遠藤優蓏
八華
!…(抱きしめる)
遠藤優蓏
あ、あの…八華…さん?
八華
…会いたかったよ
遠藤優蓏
!…っ…え、、この記憶…
八華
優蓏?
遠藤優蓏
八華…?
八華
!…え?
遠藤優蓏
二年経っても…覚えてたよ
少し忘れてたけど…(苦笑い)
少し忘れてたけど…(苦笑い)
八華
俺は…ずっと覚えてたよ
それに…待ってたよ
それに…待ってたよ
遠藤優蓏
ありがとう…ただいま
八華
おかえり、優蓏