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千里星那
こんにちは！
千里星那
今日は過去編かもね
千里星那
ま、見てってね
千里美由
星那～？
千里星那
なぁにお母さん！
千里美由
ご飯に何がいい～？
千里大樹
父さんオムライス～！
千里星那
ちょっとお父さん！
小学生。優しいお母さんにやさしいお父さん。
ちょっと育ちがいいだけの、普通の家に生まれて。
ただ、みんなと違ったのは、
千里星那
今日はどうだった？
千里大樹
そうだな～、いい出来だったぞ？
千里美由
お父さんとっても上手なのよ～？
親はハッカー。それだけ。
小さい時からパソコンに触れている、其れだけのこと。
千里星那
私も大きくなったら、ふたりみたいにできるかな？
千里美由
きっとできるわ。
将来の夢はヴィランじゃなかった。
千里星那
お母さん⁉お父さん⁉
千里美由
取引が失敗したわ！
千里大樹
星那、今すぐ逃げろ!!!!
暴れるヴィランを前に、取引が失敗するまではね。
千里星那
お父さん、お母さん、ごめんなさい、！
千里星那
私の個性なら、成功したかもしれないのに...
千里美由
ねぇ、星那、お願いを聞いて？
千里大樹
...そうだな。
千里美由
いい、？星那、
『私達を殺しなさい。』
千里星那
え、
千里星那
嫌だよ！
千里大樹
お願いだ、星那。
千里美由
今私達は狙われている。最後を迎えるなら、愛娘がいいもの。
千里星那
嫌！絶対いや。
千里大樹
しょうがない。
ｶﾁｬ
千里大樹
父さんたちを殺せ。
千里星那
はｯ、
千里星那
(拳銃...殺さなきゃダメなの？)
千里美由
お願い。星那
千里星那
私のこと、恨まないよね？
千里大樹
嗚呼。恨まないさ。
千里星那
向こうで待っててくれるよね？
千里美由
ええ。
千里星那
...やっぱり嫌だよ、お母さん、お父さん
『ごめんね』
千里星那
『私ノ御恩ヲ望ムモノヨ。』
千里星那
『今此処ニ現レヨ。』
千里星那
『神ノ御加護ガ有ラン事ヲ私ハ願オウ』
千里星那
『ソナタガ望ム死ガ有ランコトヲ』
千里星那
『終身、呪符』
千里星那
ありがとね、二人とも。
私の頬に一滴の水が流れたことなんて、私は知らない
季鳥風来
はい、ということで星那の過去編でした！
千里星那
ちゃんと個性が出たのは初めてかもね
千里星那
これももう過去のことだしね。
季鳥風来
次もお楽しみに～！
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