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流星side
入学当日の朝。
制服という、みんなお揃いの服を 着ている僕。
鏡を見ると、青く透き通りキラッと 光る瞳に、白い肌。 黒く落ち着いた髪。みんなと同じ 人間の顔をしている。
カバンを持って...ご飯を持って... あと、何かメモをする紙とペンと...
そして1番大切なもの。
それは、海さんがくれたペンダント。
海さん
ペンダントに入っている石は... 僕を見つけた時に一緒に側に 落ちていたものだとか...。
僕の片割れみたいなもの。 どんな力があるか分からないけど... 大切に身につけておこう。
不安とドキドキのまま、僕は高校と 呼ばれる学校へと向かっていった。
海さんの家から学校までは歩いて 遠くはなく、家から少し建物が 見えるくらい近い。
そんな学校の門へと辿り着くと...
僕と同じような人達が沢山学校へと 入っていくのが見えた。
流星
朝早くから走っている人。 本を読んでる人。 楽しそうにお話してる人...。
目の前に広がる景色...もうそれが全て 僕にとっては初めての世界だった。
中へ入り、昨日行った部屋へと 辿り着くと...大人の人が 待っていてくれ、僕を別の部屋へと 案内してくれる。
辿り着いたのは... 1年2組と書いてある部屋。
先生
大西さん...あっ、そうか。 海さんの子供と言って入学したから、 海さんと同じ大西...なんだ。
今日から、僕は 大西流星。
頑張らないと...。
そう意気込みながら、ドアを開けた。
ガラガラッ...
ドアの向こうには 同じくらいの人間が沢山いる。
生徒
ザワザワザワザワ......
生徒
謙杜