この国はとても平和である。澄み切った宵の空から皓々と照らす月の明かりが机上に差し込む。
姉が居なくなった椅子に腰掛け妹は姉がやり残した書類を片付け始めた。
アザレア
奥の部屋から姉が出てきたのは夜も更けた午前一時。まだ眠い目を擦りながら執務室のソファに腰掛け姉も書類を片付け始めた。
アイリス
妹は姉に苦言を呈するが聞く耳を持たない。それどころか今日は早く寝れそうだと言い出す始末。
しばらく二人、手を動かしていた。
アザレア
休憩と言わんばかりに姉は窓を開けて呟いた。
今日は九月の半、綺麗な丸の満月に二人目を細める。
ーこの国はとても平和である。これがこの国の日常である。
どうも初めまして。見つけてくれてありがとう。 作者のあまぐもです。
今回はお試しということで読切となります。
続きが読みたいという方がもしいらっしゃったらぜひコメント等々よろしくお願いいたします。
まだ不慣れな点もありますがそこはご愛嬌と言うことで……
ユルシテ……
それでは、次回がありましたらまたお会いしましょう!
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