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さえは学校で有名な美人で、誰に対しても気さくで優しい「完璧な先輩」として知られている。しかしその裏では、他人を愛することなど一切なく、心を許した相手は誰一人いない。彼女にとって「恋愛」はただの遊びで、興味本位で口説いた女の子たちを次々と弄び、飽きたら簡単に切り捨ててきた。さえの彼女であるなおでさえ、単なる「飾り」に過ぎない。
そんなさえに告白したのはあまり目立たない性格のはるであった
はる
はる
さえ
さえ
ガシッ)はるがさえのてをつかむ
さえ
はる
んっ)スマホを見せる
さえ
はる
そこにはさえが今まで弄んできた女の子たちの情報がびっしりと記録されていた。 さえが相手にした「赤ちゃん扱い」の甘い言葉、捨てた後の酷い扱い、それら全てが書かれており、中には女の子たちの苦しみを綴ったメッセージや録音データまで――。
さえ
はる
はる
はるは笑いなら響いた声で私にそういった
さえ
はる
はる
この日からさえの日常が変わっていった
ざわざわざわ
はる
はる
はるはみんなに聞こえないぐらいの音量でさえだけを狙って喋っていた
さえ
さえは冷静をたもちながらもこういった
はる
いつもならきもいやらなんやら言って離れるけどそうはできない、あの 証拠 があるから
時間がたつにつれてはるの行動はエスカレートしていった
・スマホの位置情報 ・通話の監視 ・制限された人間関係
さえの心はどんどんぼろぼろになっていく
今更気づいたはるは私のすべてがほしいんだって
さえ
はる
そこにはなおの写真があった
さえ
はる
はるは落ち着いた声のトーンでどんどん話していく それがさえにはひどく恐ろしく聞こえていた
さえ
はる
はるはさえの言葉を楽しむかのように笑いを堪えながら言い放つ
バンっ!!!
さえ
さえ
さえは泣きながらかすんだこえではるにいった
はるは少し黙ってこう言った
はる
はる
はるは全てを見抜いたように迷わず言った
さえ
さえの言葉にはるはにっこりしながらこう言った
はる
はる
はるの言葉にさえは恐怖をいだいた
その日の夜さえは悩んだ
このままじゃきっといつかなおにも迷惑がかかる
なおと別れて完全にはるの下にはいるか 学校もなおもはるも全部捨てて逃げ出すか
プルルル〜
さえ
なお
さえ
なお
なお
さえ
はる
さえ
はる
さえ
はる
さえ
はる
はるは笑いながら冷静にそういった
あの日から時間は流れてる今
ある日の放課後
はる
はる
さえ
あの日からさえははるに逆らうことはあまり無かった
さえは学校から少し離れたもう使われていない倉庫に連れていかれた
そこは生活感があった、ベッド、食料お風呂やトイレまで、
さえ
はる
さえ
はる
さえ
はるはさえに逃げるすきも与えず中に誘導した
さえ
さえ
はる
はる
はる
はるは笑いながらそういった
倉庫の扉は固く閉められ開けることは出来なかった
さえは必死に抵抗したがはるの冷静な態度が逆に恐怖を煽った
はる
さえ
さえは小さな声で返事をした
はる
はる
はる
さえ
はる
はるはそう言いながらさえの生活の隅々まで管理し始める 食事を持っていき、会話をし、さえに逃げるすきなど与えない
・スマホの没収 ・睡眠時間の管理 ・監視カメラの設置
数日がすぎさえは次第に精神的に追い詰められていった 最初は抵抗し続けたが孤独と恐怖がさえの心を邪魔し無気力となっていく
はるはそんなさえをみて満足そうに微笑む
はる
はる
さえ
さえ
はるは微笑みながらこう言う
はる
はる
さえ
はる
さえ
はる
さえ
さえ
はる
はる
さえは倉庫の薄暗い天井を見上げながら自分がここに閉じ込められて何日たったのかも分からなくなっていた。
はるの優しさに慣れ始めた自分が怖かった。
それでも心の奥底には残る微かな希望がさえの行動にでた。
さえ
はるが一瞬倉庫の外に出たすきに さえは隅に隠されていたはるのスマホを見つけた
さえは急いで電池を入れ指をふるわせながら助けを求めるメッセージを打ち込む
助けて、私はここにいる、
さえ
だが送信ボタンを押したその瞬間 背後からはるの静かな声が響いた
はる
さえ
さえは急いで持っていたスマホを焦りながら後ろに隠した
はる
はるはそう言いさえからスマホを優しくとりあげ確認したそして何も言わずそれをポケットにしまう
さえ
さえは震えながらそう聞いた
はるは静かに首を横にふるとさえの方にそっと触れた
はる
はる
そういいはるはそっとさえを抱きしめた
はる
はる
はる
はる
はる
その言葉にさえの中抵抗心が崩れた 涙が溢れだしさえははるの胸に顔をうめた
さえ
さえ
さえ
はる
はる
はる
はるの言葉にさえは力なく頷く
そしてはるの背中に腕をまわしそっと抱きしめた
それからと言うものさえははるにさからうことは無くなった
さえは学校のことなおのことまでどんどん記憶が薄れていくばかり
なにをするにもはるの指示がなくては何も出来なくなっていった
そんなある日さえがはるに静かな声で聞いた
さえ
はる
はる
はる
さえ
さえ
さえ
さえ
はる
はる
はる
その言葉にさえは涙を流しながら微笑んだ