あるところに絶世の美男と呼ばれる男性がおりました
しかし彼は遊郭での見せ物として展示されているただの招き人でした
一人寂しく時間になるまで硝子の中に居る彼
そんな彼の元に転機が訪れたのでした
音鳴ミックス
彼の目線の先には硝子に囲まれた男性がおりました
レダーヨージロー
花魁煙管に優しく口付けをして微笑む男性に
心を撃ち抜かれた哀れな男
そんな男も他の奴らと同じだろうと興味を示さない
はずだった
音鳴ミックス
硝子の前で此方を見つめる男
他の男とは違う
深い深い
赤と黄色の瞳
レダーヨージロー
いつの間にかぼそりと呟いていた
音鳴ミックス
音鳴ミックス
音鳴ミックス
今日も今日とて硝子に入る
レダーヨージロー
この店に金を入れるための道具
男は自分に見惚れ中に入るが
殆ど中に居る花魁に目を奪われ帰っていく
レダーヨージロー
レダーヨージロー
そんな事を思いながら花魁煙管を口にしようとしたその時
レダーヨージロー
昨日来た男が目の前に来た
音鳴ミックス
レダーヨージロー
音鳴ミックス
薄い硝子の外から聞こえた言葉に
自分でもわかるくらい目を見開く
からんと花魁煙管を落とし
目の前の男を見つめる
音鳴ミックス
音鳴ミックス
音鳴ミックス
あまりの衝撃に口をぽかんとしたまま男を目で追う事しか出来なかった
レダーヨージロー
数分経ってようやく声を発することが出来たが
まだ目を閉じることが出来ない
すると後ろの扉ががちゃりと開き店の主が出てきた
店主
何故が口角が緩んだ店主が出てきたが何も考えない事にした
言われた通りに外へ出ると,先程の男が待っていた
音鳴ミックス
近くで顔をまじまじと見られ少し暑くなった気がした
音鳴ミックス
ふわりと手を握られ引かれる
これが温かさなんだ…
広々とした部屋に作業所のような机と布団が一枚
なんとも質素な部屋だ
音鳴ミックス
少し照れくさそうに頬を触る
何と返すのが正解なのだろう
音鳴ミックス
名前?名前ってなんだ…?
レダーヨージロー
音鳴ミックス
音鳴ミックス
レダーヨージロー
音鳴ミックス
音鳴ミックス
レダー
音鳴ミックス
レダーヨージロー
音鳴ミックス
音鳴ミックス
声がでかい
しみじみそう思った
レダーヨージロー
言葉を詰まらせながらも名前を呼ぶと嬉しそうににやける
レダーヨージロー
音鳴との生活が始まって数ヶ月
遊郭に居た時の感覚が抜けないのか,今でも顔に化粧を施す
レダーヨージロー
そんな事を思いながら鏡の前に座り続ける
すると後ろからするりと音鳴の手が伸び俺の服の中に入ってきた
レダーヨージロー
音鳴ミックス
音鳴ミックス
化粧をしないと醜過ぎる顔を見せたい奴がいるのか
レダーヨージロー
音鳴ミックス
不貞腐れた声が聞こえた時
何故か俺は押し倒されていた
レダーヨージロー
音鳴ミックス
理解が出来ない
今から俺は何をされるのか
そんな事を考えていたら口に温かいものがあたった
レダーヨージロー
口付けだ
数秒口付けをされた後顔が離れた
口が離れたばかりの音鳴の唇には紅が付いていた
レダーヨージロー
言葉を発そうと試みたが,再び口を塞がれた
今度はさっきの浅い口付けとは違い,深い深い口付けだった
レダーヨージロー
レダーヨージロー
レダーヨージロー
舌が歯茎をなぞる度に体がビクつく
不覚にも感じてしまっている自分に腹が立つ
音鳴ミックス
レダーヨージロー
レダーヨージロー
レダーヨージロー
音鳴ミックス
レダーヨージロー
レダーヨージロー
突かれる度に体が感じてしまい白濁を流す
音鳴ミックス
レダーヨージロー
レダーヨージロー
音鳴ミックス
レダーヨージロー
音鳴ミックス
レダーヨージロー
音鳴ミックス
レダーヨージロー
音鳴ミックス
レダーヨージロー
確かに気持ち良かった
だけど今までよりも醜い姿を見せてしまった
レダーヨージロー
音鳴ミックス
音鳴ミックス
音鳴ミックス
レダーヨージロー
音鳴ミックス
レダーヨージロー
違うんだよ…違うんだけど…涙が止まらないんだ
レダーヨージロー
レダーヨージロー
音鳴ミックス
音鳴ミックス
レダーヨージロー
音鳴ミックス
レダーヨージロー
音鳴ミックス
音鳴ミックス
レダーヨージロー
音鳴ミックス
レダーヨージロー
あの日から俺の化粧癖は無くなった
ありがとう。音鳴
たわし
たわし
たわし
コメント
2件
最高でした!音鳴すごい優しかったしレダーさんも可愛かったです!続き楽しみです!