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目の前が
赤く血で染まった。
__片足の感覚がない。
寒い冬だった。
雪だったか。 雨だったか。
空から何か降っていた気がする。
沢山の色の傘が咲いていた。
○○
○○
○○
□□
○○
いつも通り。
□□
いつも通り。
○○
いつも通りの日々。
○○
ドンッ___。
__□□に押された。 そう認識するまで数秒。
○○
足元に激痛が走るまでに数十秒。
そこで私の意識は絶たれた。
○○
□□が死んだことを知れたのは
事故に遭ってから一週間後。
○○
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○○
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○○
○○
"明日"なんて無かった。
いつもは聞こえて来る あの温かい声は いつまで経っても聞こえなくて。
代わりに聞こえてくるのは
色んな人の嗚咽だけ。
いつもの道。
いつもと同じ時間。
いつも通り。
いつもと同じなのに。
□□の声がしない。
○○
雪か、雨か。 冷たい何かが左頬を通る。
だけどあの日のように周りには 傘は咲いていない。
○○
○○
私は静かに。 人知れず。
かつての親友に 涙を流した。
鶴蝶
○○
鶴蝶
○○
鶴蝶
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鶴蝶
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鶴蝶
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鶴蝶
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○○
鶴蝶
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マイキー
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マイキー
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マイキー
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○○
○○
○○
マイキー
○○
休める筈ないよ。
あの事故以来
私は片足を失い 義足で生活するようになった。
重度の拒食症。
そして細胞不全という奇病。
時が経つにつれて 体内の細胞が消滅し
手足が動かなくなり 最後には死ぬ。
細胞不全が発症したのは 私が5才の時だった。
治らぬ病気。 不治の病。
殺してあげた方がいいのではと 抗議されるほどに。
私が生きることを諦めたのは 7才だった。
毎日病院での検査。
金持ちという訳でもなく 入院は断念。
治療法もなく ただ死ぬのを待つだけの人生。
金もないのに 価値の無い餓鬼を生かす程
私の両親は馬鹿じゃなかった。
7才。 つまり小学校入学したて。
私は親元を離れ 施設での生活を強いられた。
そこからは 本当の地獄だった。
本当に。
7才にして
生まれてきた事を
公開する程に。