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やっぱり君の隣がいい

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やっぱり君の隣がいい

6 - やっぱり君の隣がいい 6

♥

537

2022年01月30日

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春千夜

武道ー

武道

……!あ、どうしたの?!

春千夜

いや、ポテチにはゼッテェ合わないだろうけど、コーヒー飲まねぇか?

武道

春千夜くんが淹れてくれるの??

春千夜

あぁ

武道

ヤッターー!!

武道

すっごく楽しみニコ

春千夜

ッ…そうかよ

春千夜

じゃあ、ちょっと待ってろ

武道

うん!

俺は春千夜くんがコーヒーを淹れている姿を、椅子に座ってボーッと眺めていた。

武道

(春千夜くん、やっぱカッコイイな~)

コーヒーを淹れる春千夜くんの姿は様になっていて、俺は思わず見惚れてしまった

武道

俺達、ホントに付き合ってるんだなぁ……ボソ

春千夜

何言ってんだ?当たりメェだろがぁ??

武道

ウワッ?!

さっきまでキッチンにいたはずの春千夜は、淹れたての二人分のコーヒーを手に持ちながら、武道のそばに立っていた。 春千夜の顔が目の前にあったことに驚いた武道は椅子から転げ落ちた

武道

ッビックリしたぁー……

春千夜

プッだ、大丈夫かー?

武道

春千夜くん、笑わないでよー!?

春千夜

相変わらず鈍クセェな笑笑

武道

ウッ…

春千夜

ほら、俺の手掴めよ?

武道

ぁ、アリガト

春千夜

冷める前に早く飲もうぜ!

武道

うん!

お揃いで買ったマグカップに淹れられたコーヒーからは湯気が立ち上り、部屋の中はコーヒー独特の芳香で満たされていた。

春千夜

火傷すんなよ?

武道

アチッ

春千夜

はぁ、言ったそばから…

武道

ウグ…

武道

でも、……おいしい

温かなコーヒーは、春千夜くんみたいにやさしい味がした。

春千夜

ちょっとミルク入れたんだ

春千夜

おまえ、苦いのあんま好きじゃねぇだろ?

武道

…!うん

武道

ありがとう

春千夜くんの小さな気遣いひとつひとつが俺の心を満たしてくれた

他の誰かじゃだめだ… やっぱり君の隣がいい…

武道

ウトウト

武道

(あれ?なんか眠くなってきた……)

武道

(コーヒー飲んだらむしろ寝れなくなるんじゃなかったっ、け?)

武道

(あ、これ意識飛んじゃう…)

意識が飛ぶ寸前、ぼやけた視界の中で見えた春千夜くんは不気味なほどに奇麗に笑っていた

物音ひとつしない静かな部屋の中、春千夜は眠ってしまった武道をソファーへとそっと横たわらせた

春千夜

………

春千夜

お前さっき、‘‘俺もいっそのこと浮気してやるーって思った’’って言ったよな?

春千夜

浮気したいだなんて馬鹿なこと考えるな…

春千夜

お前は俺のことだけ見てればいいんだよ…

春千夜

ただでさえ、厄介な奴ばっか誑し込むお前は

春千夜

俺がちゃんと守ってやんなきゃな

頬に優しく手を添え、武道を愛おしそうに見つめる春千夜の目は暗く淀んでいた…

やっぱりお前は俺の隣がお似合いだ

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537

コメント

6

ユーザー

共依存しろよ

ユーザー

こ、これは監禁ルートか…?過激になりそうな予感…

ユーザー

睡眠薬ですね?!

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