私には昔彼氏がいた
高校生の時の私はこの人と絶対結婚するとか言ってたなー
なんて馬鹿なこと言っていた私がいた
でももし今彼が隣にいるのなら私は絶対プロポーズされるまで待っていただろうに
高校3年生の春の頃だっただろうか
ふとした時に彼と連絡がつかなくなった
そこそこ有名な不良だったし喧嘩でもして忙しいのだろうそう思った
1ヶ月2ヶ月と経った
彼から連絡が来ることは無かった
そんな彼の口癖は今でも覚えている
蘭
俺さーぜってぇ魅愛のこと守るから
魅愛
それはそれは嬉しいことで
蘭
絶対信じてねぇだろ
魅愛
信じてるってば
蘭
命に変えても守るから
魅愛
命は変えないで欲しいなー
蘭
じゃあお前が死にそうな時ほっとけって言うことになるぞ?
魅愛
でも蘭ちゃんが幸せならいいんだよ
魅愛
私は
蘭
それは俺もお前が幸せならそれでいい
よく人前でイチャイチャできるねなんて友達に言われたこともある
それぐらい私は愛してもらってると思ってた
彼からもしかしたら私を遊んでいただけなのかもしれない
それでも高校生の私とっては彼のような彼氏はわたしのなかで100点満点の彼氏だった
毎日好きって言ってくれたし
これ以上無いぐらい幸せだった
もう彼と 12年も会っていない
彼のことが忘れられなくて
未だに引きずり回して
私は30になるもいうのに彼の後付き合うことをしなかった
他の人と付き合っても彼のことを忘れられる気がしなかったから
最後に1回だけで1度だけでいい彼に会いたい
何故私に何も言わずに姿を消したのか
今の姿を見て
彼が幸せそうならそれでいい
その姿を見たいだけだから
私はそれで満足だから
これ以上何も望まない
魅愛
あ〜会いたい
魅愛
今どこにいるの?
魅愛
蘭ちゃん