赤
うっわ、汚ねぇ、
それは、数時間前のこと...
辺りが薄暗くなった時間
今日は教室の掃除を1人でしてたため
いつもより帰るのが遅くなった
赤
今日はゆっくりしたかったのに〜!!
愚痴を零しつつも家に向かっていると
にゃ〜ん
赤
ん?猫?
どこからともなく猫の鳴き声が聞こえてきた
赤
か細い声...
少し気になって、声がした方に向かってみた
赤
ここ、か?
そこは、とある公園だった
ねこ
にゃ〜ん、、にゃ〜ぅ...
そこには弱りきった一匹の猫がいた
赤
おま、大丈夫か?
ねこ
にゃぅ、にゃぁ、、
赤
ん?何か書いてる
赤
『誰か貰ってください』
赤
捨て猫か!?
ねこ
にゃっ!?
赤
あぁ、ごめん!驚かせちゃった
赤
ん〜...置いていく訳にも行かないし...
赤
連れて帰るか...
俺はそのままその猫を連れて帰った
赤
とりあえず、この汚れを落とそうかな
帰ってきてそのまま風呂場に直行した
ジャー🚿
ねこ
にゃっ!!
赤
あー、、そういえば、猫って水苦手なんだっけ
赤
怖がるか...って、え?
ねこ
にゃっ!!にゃぅ!!
赤
おま、水平気なのか!?
ねこ
にゃ〜ぅ〜
赤
超リラックスしてるし
水が好きな猫なんて居たんだな
赤
不思議な猫だな...
赤
まぁ、暴れないからいいけど
赤
うわっ、汚ねぇ、
かなり汚れてたらしく、茶色い水がどんどん流れて行った
赤
どんだけ汚れてんだよ
赤
気持ちいいか?
ねこ
にゃぅ〜
赤
ならよかった
赤
よし、このくらいでいいかな
赤
いや、綺麗になりすぎだろ
洗い終えると、そこには先程とは 別人...別猫のように
毛色の綺麗な猫になった
赤
まさかここまで綺麗になるとはな
ねこ
ブルブルブル
猫が体を震わせ、水を飛ばしてきた
赤
うわっ!飛ばすなぁ!
ねこ
にゃう?
赤
ちくしょう、かわいいから怒れない...
赤
とりあえず出るぞ...
ねこ
にゃう!
体が冷えないようにドライヤーで乾かしてからリビングへ向かった
赤
そういや、猫って何食べるんだ?
ねこ
にゃぅ!にゃぅ!
赤
とりあえず...あ、魚食う?
ねこ
にゃん!!
赤
嬉しそうwww
赤
魚あったかな...
とりあえず、冷蔵庫の中を漁ってみる
赤
よし、ちょっと火通したし
赤
お腹は壊さないだろう
ねこ
にゃぅ...モグ...ぅにゃにゃモグモグ
赤
凄い勢いwどんだけ腹減ってたんだよw
赤
喉に詰まらせんなよ?w
ねこ
にゃぅ...ぅにゃ!
赤
あ、俺課題してなかったわ
赤
持ってくるから、待ってろよ?
ねこ
にゃぁ!
そして俺は、学校から出された課題を取りに寝室へ向かった
赤
よし、ただいま...って、、は、?
帰ってくるとそこには...
??
スースー...
見知らぬ人が眠っていた