記憶喪失

いつも通りの日常は 突然、終わりを迎える。 今日も今日とて 平和だと思われていた。

学校に行くのめんどくさいなぁ そんなことを思いながら歩く。

大切な人がいて、 守りたい人がいて、 好きな人がいて、 嫌いな人がいて、 今日も、 当たり前の日々だと思っていた。

マイキーとドラケンは先に行った。 いつも眠そうなマイキーが 今日は起きていたので 少し驚きもしたが そう珍しいことではない。 というか、 それが普通だろ！？

横断歩道を歩いていた。 青信号だった。 ただ真っ直ぐ歩いていた。

気がつくと真横にトラックがあった

私は驚いたよ。 (,・o・,)Oh My Godって感じでさ。 ちょっと反応の仕方がおかしいようにも思うけど……

私はトラックに轢かれた。 いやぁこれじゃあ学校に行けないじゃあないか。 どこぞのギャグ漫画のアンラッキーちゃんじゃないんだから轢かれて血まみれで学校には行けんよ😭

その後の記憶はない──

マイキーとドラケンは 先に学校に着いていた。 ○○が来るの遅いと思いながら 特には気にしなかった。

教師が教室に入ってきた いつになく落ち込んでいる

教師は淡々と話す。 交通事故に遭ったことはさほど気にはしていないかのように。 まるで、勝手に事故ってろ俺は知らん、という雰囲気を漂わせながら話す。

教師の言ってることは間違いではない。 相手側が注意しながら走れば問題は起きない。 こればかりはどうしようもないのか

教師は病院を告げ、 命に別状はないと言った。 少しだけ安堵するマイキーとドラケンだった。

一命を取りとめた○○は寝ていた。 マイキー達がお見舞いに来ているとも知らずに。

まぁそんなこんなで病院内で騒いでいた。そんな大きな声ではないが

医者によると記憶喪失だと言われた 生活に問題は無いが、 周りにいた人や自分のことを忘れているらしい。 皆それにショックを受けた──

まぁそんな感じでみんなの自己紹介が終わった。 一週間後には退院できるらしい。 今日はみんな帰ることにした。

ということで、 明日からは見舞いに行ったりして 様子見ということになった

翌日から毎日のようにマイキー達は○○の見舞いに来た。

こんな日常を繰り返した 翌日も翌々日も──

その後はみんなで騒ぎまくった

翌日

学校到着

そこからは普通通りに授業を受けた。 マイキーくんは寝てたけど( ´ ▽ ` )

放課後

ヒナと花垣のLINEの履歴にて

履歴を見終わって

時は遡ること、○○が記憶を無くす前のアングリーと○○との会話

＼ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ／

チャイムが鳴ったので○○は玄関に向かい、扉を開けた。

○○はアングリーを部屋に入れた。

ジュースを机に置き、話が始まった

そこからは○○の恋バナについて話した

そこからはしょうもない雑談をした

ふとアングリーの手になにか当たった それを拾い、アングリーは聞いた

この○○の“思い出”はほとんどが作者の妄想です☆ 少しだけ本当の話ありますが( ´ ▽ ` )

アングリーの話を聞いて

その時のことを記憶が戻った今でも忘れていない。 あの言葉を言ってくれたあの人のことが好きになった。 これから先もずっとあの人のことを私は愛し続ける。 たとえ私が死んだとしても──

翌日 ○○の家にアルバムを見に行った

ぞろぞろと東卍メンバーが入室する

こんなに多いんだなぁと思った 楽しそうだと思った

“幸せ”なんて簡単に壊れるって知ってるはずなのに──

マイキーに手渡す

そのアルバムにはたくさんの写真があった

そこから色々な話を聞いた 全くわからなかったけど、“前の私”はみんなが大好きだったんだってことは何となくわかった。

楽しそうだなと思った こんな楽しそうな場所に“私”がいていいのだろうか、と疑問に思った

本来ここにいたのは“私”ではないのに──

○○は満面の笑み 千冬は悔し涙を流していた

夕方

そしてマイキー達は帰って行った その姿を○○は眺めるだけだった

というわけで私は母に買い物を頼まれたので着替え、家を出た。

キョロキョロと当たりを見渡しながら私は歩く

○○が歩く姿を誰かが見ていた

灰谷蘭は○○の元まで走って行った

私は手を振ってその場を去り、買い物をして家に帰った

翌日 学校で

マイキーの机がある場所を見ると彼は爆睡していた

それからというもの私は楽しい生活を送っていた 今日はヒナちゃんって子と、エマちゃんって子に会うことになってる 全くもって誰かわからないけど

それから女子3人組で遊びまくった

そう言ってエマちゃんが取り出した服は淡い水色のワンピースだった

数分後 ○○は着替えた

そう言ってエマちゃんかこの場にいない人に言ったのだった その時の彼はくしゃみしていたのだろうか………

元気だ 元気なはずだ こんなことでへこたれてちゃダメなんだ

ヒナちゃんとエマちゃんと別れて私は帰った

楽しい生活を送っていた これ以上ないぐらい幸せだった

記憶を取り戻して、この体を“前の私”に返さないといけない ずっと“私”がこの体を使っていてはダメだ これが最初で最後の“幸せ”

時は遡ること数時間前

○○が飛び降りる前の東卍グルでの会話

ここに来た経緯を教えてもらった○○ 驚きしか出ない

場地圭介が走って○○を止めようとしても意味はなかった ○○は屋上から飛び降りた 場地はそれを止められなかった ○○は最後の最後まで場地に伝えなかった たった一言なのに──

願うなら場地くんと一緒にデートしたかったな。 ヒナちゃんとエマちゃんが選んでくれた服を着てデートしてみたかったな。 もう無理だけど………

私が地面に到着するまでの時間は長く感じられた。 まるで時間が止まったようだった 本当はその時間は一瞬だけど

グシャと音がして私は意識を失った 身体中から血が流れ、関節は曲がってはならない方に曲がっていて、頭蓋骨は割れ、私は──

私が目を覚ますと、私は病院にいた 隣には場地圭介がいる

場地は幸せそうに嬉しそうに微笑んだ 少しだけ涙を流していた

大好きな人が目の前にいるのって幸せなんだなぁ

その後の検査ではなんの以上もなく、一週間後には退院できるらしい

飛び降りた後の妙に生々しい血の匂いや、痛みは全て夢だったのか………？

神はわけのわからないことを言って去って行った

チュ♡

あぁ、本当にびっくりした

場地はジュースを買いに行った

場地も場地で照れていた