夕方、帰宅ラッシュの電車の中は、 少し混雑気味だった。
吊り革に捕まり、荷物を下ろした悠佑はスマホをと取り出した。
暫く揺れに身を任せていると、 違和感を感じた。
悠佑
強い力で悠佑の股間を握ってくる手
悠佑
悠佑
と、考える隙も与えずに行為はエスカレートして行く。
悠佑
悠佑
悠佑
悠佑
容赦なく責め立ててくる手は、悠佑が一向に勃たないのが不満なのか、その手を強める。
悠佑
必死に声を我慢するも、もう限界だった。
悠佑
せめてもと目を固く閉じて自分の置かれている現実から逃げようとする。
と、攻撃の手が止んで、手を掴まれた。
反射的に逃げようとしてその顔を見ると、
悠佑
よく知った顔だった。
ないこ
ないこ
そう凄むと、悠佑の背後にいた男はそそくさと人混みに紛れて消えた。
ないこ
ないこ
悠佑
ないこ
悠佑
ないこ
大きく溜息をつくと、ないこはもう何も言わずに揺れに身を任せた
悠佑には最寄りの駅までがいつもの何倍も長く感じられた
ないこが怒っているのは明白である。
悠佑
悠佑
ため息もつきたくなるだろうと申し訳なくなる
家に着くまで終始無言だった2人
ないこ
悠佑
低い声を出すと、ビクッと体を震わせる
ないこ
悠佑
悠佑
ないこ
悠佑
その言葉を聞いたないこは、心底呆れたように溜息をつく
悠佑の表情はどんどんこわばり、 震えが大きくなる
ないこ
悠佑
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
それだけ言うと、部屋に戻ろうとする
悠佑
悠佑
悠佑
ないこ
悠佑
みるみるうちに顔は歪み、目の縁から 堪えきれなかった涙が溢れていた
ないこ
ないこ
悠佑
ないこ
悠佑
ないこ
悠佑
ないこ
悠佑
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
悠佑
ないこ
溜息をつくと悠佑の頬に手を伸ばす
ないこ
ないこ
悠佑
ないこ
ないこ
この、俺のドロドロした気持ちに
ないこ
ないこ
後先考えず、アニキからの好感度も考えずに欲望のままに行動する痴漢に、 何も思わなかったといえば嘘になる
ないこ
ないこ
ないこ
固く決意したないこだった
コメント
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ないニキって神だよね
なんか凄くいい(´;ω;`)