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こんにちは!

結構、早めに出せたかなと思います

本当にどうしましょう…

この後の展開が難しいです…

では、本編へどうぞ!

潔公爵家の庭園

昨日のあれはどういうことなの?

すごく驚いたのよ…

緊張しすぎて、礼儀作法がすっかり頭から抜けてしまっていたんです

本当にごめんなさい

……

世一…

メイド

あの、奥様…

何?

メイド

糸師大公が、若様にお会いしたいとのことです

えっ?

大公様が?

元気だったか?

…昨日、皇宮でお会いしたではないですか

ご用件は何ですか?

茶を飲みにきたんだ

ムスッ(ーへー )

ここはカフェじゃないんですけど

(こっちは昨日、大泣きしてまともに眠れてないっていうのに)

(そっちはずいぶん機嫌が良さそうだな)

分かってる

俺だってもう目が見えるんだ

実は渡すものがあってな

ゴソッ(何かを取り出す音)

受け取ってくれ

(これってカフェ・ディナールのチョコレートじゃないか)

(公爵邸を出てきた日、凛様に買って帰ることにしてたのに…)

ウルッ(目が涙で潤む音)

カフェ・ディナールで売っているチョコレートだ

…どうして、これを俺に?

ニコッ

好きかと思って

ある人が、これが好きだと言っていたから

(…感動してる場合じゃない)

…いただきますが、その方に差し上げたほうがいいのでは?

(今は凛様の顔が上手く見れない…)

君に渡したかったんだ

……

(なんで…そんな勘違いするような事を言うんだよ)

(というか、どうして朱里の家に行かないんだ?)

(どうしてここに来るんだよ!?)

…すみません

俺、あまり体調が良くないので、これで失礼しますね

ガタッ(椅子から立ち上がる音)

お気をつけて、お帰りください

……

潔公爵家の廊下

スタスタ

(しばらく、凛様の顔は見れないな)

(まだ頭の整理も追いついていないのに、いきなり来るなんて…)

ん?

……

(…あれ?)

(一人でどうしたんだろう)

母上、こんな時間にどうされたんですか?

糸師大公はお帰りになったの?

はい、先ほど帰られました

それで、その…

大公はあなたに何の話をなさったの?

お菓子の話をしたくらいで、特に大した話はしてませんが…

そうなの…?

礼儀作法はきちんと守りましたし、失敗もしていません

先に席を立ちはしましたが…

そういうことを心配してるわけではないのよ

でも大した話じゃなかったならいいの

疲れたでしょう

部屋でゆっくり休みなさい

はい…

ではまた食事の時に…

???

(どうして、あんなこと聞くんだろう?)

あれから数日…

凛様は、それからもたびたび 公爵邸を訪れた

潔家の楽園を見せてくれだの…

今日はブラックティー以外の 茶を教えてくれだの…

キャンディーをやるだの…

凛様は何度も潔公爵邸にやって来た

潔の部屋

ボフッ(ベッドに倒れ込む音)

なぁ…俺に会いにきたお客様を追い返すわけにはいかないよな?

潔公爵家のメイド

はい…

潔公爵家のメイド

やはり大公様を追い返すというのは、できかねますね

うぅ~

やっぱりそうだよな?

分かった…

もうさがっていいよ

潔公爵家のメイド

はい、若様

潔公爵家のメイド

では、失礼します

バタンッ

(どうして、こう何度も会いにくるんだ?)

(考える時間が必要なのに、そんな時間もない…)

(目も治ったんだし、朱里の言うことが本当ならすでに二人は出会っているはず)

(そしたらあとは、恋に落ちればいいだけなんじゃないのか?)

(おかげで落ち着かない)

(…もしかして)

(琉生に殺される時が近づいているのか?)

(でも考えてみれば、おかしな点が一つや二つどころじゃない)

(世一は結婚を許されてない神官だった)

(それなのに、どうして原作では皇太子の婚約者になれたんだろう?)

(分からないところが多いけど、確かなのは)

ギュッ(拳を握る音)

(…今後、俺が琉生と関わって原作どおりの最期を遂げれば)

(主人公の二人をくっつける接着剤の役割を果たすことになるということ)

(…結局そうなってしまうのか?)

(…いや、凛様と朱里が恋に落ちてさえくれれば)

(原作どおりのエンディングを迎えて、俺は元の世界に戻れるはずだ)

(それが俺の本来の目的だったんだから)

(それまで四角関係の犠牲になることさえ避ければいいんだ)

(もしこの小説の中で死んでしまえば、元の世界に戻れるか分からないんだ)

(…だから俺はエンディングを迎えることにだけ集中すればいい)

(読者の視点で考えるんだ)

(凛様のことで寂しく思うのはやめよう)

(俺の目標は原作どおりのエンディングを迎えることなんだから)

潔の部屋

別の日

潔公爵家のメイド

世一様、お客様がいらっしゃいましたよ!

お客様って…?

まあ大体、予想はつくけど

「り」で始まる二文字の…

潔公爵家のメイド

残念ですがハズレです!

え?

違うの?

潔公爵家のメイド

はい、とても美しいお嬢様がいらっしゃいました

潔公爵家のメイド

世一様の美貌には敵わないですが!

潔公爵家のメイド

相葉伯爵家の朱里様です!

え…?

潔公爵家の庭園

朱里

ごきげんよう、世一殿

朱里嬢、こんにちは

どうぞおかけください

朱里

ええ、ありがとうございます

ガタッ(椅子に座る音)

本日はどうされたのですか?

朱里

あ…

朱里

その…

朱里

モジモジ…

朱里

ここ数日、糸師大公が毎日こちらにいらっしゃっていると聞きました

朱里

チラッ(潔を見る音)

朱里

…それで、以前お話ししたとおり

朱里

世一殿に協力していただくことはできないでしょうか?

朱里

大公様とお近づきになりたいんです

(まさか…凛様がうちに来てたのって、そういうことだったのか?)

(朱里との仲を取り持ってほしいとお願いしようと?)

(そっか、凛様は恋愛もされてこなかったから、なかなか距離を縮めづらいよな)

(だからうちに来てたんだ!)

(でも、そっか…そのために来てたのか…)

朱里

…やっぱり無理なお願いでしょうか?

ぁ…

そんな!

無理だなんて!

朱里嬢の恋のお手伝いができるなら、俺も嬉しいです!

朱里

パァッ(表情が明るくなる音)

朱里

本当ですか?

朱里

よかった!

朱里

もしかしたら断られるんじゃないかって思ってたんです

朱里

デビュタントの時、私に嘘をついたのかと責めてしまったので

朱里

気を悪くされたのではないかと思っていました

いえ…

誤解されても仕方ない状況でしたから

俺のほうこそ曖昧な記憶のせいで、ご迷惑をおかけしてしまったのではと心配してました

朱里

では協力してくださるなら以前、私に嘘をついていたことは許してあげます!

朱里

あの…

朱里

お名前で呼んでもいいですか?

もちろんです!

お互い、気楽に接しましょう

(これが主人公特有の力なのか?)

(一瞬で雰囲気が明るくなった…)

(本当に美人だし、すごくいい人だな)

(このまま二人をくっつけるのにタイミングまでバッチリじゃないか)

(今までずいぶん遠回りをしてきたけど)

(朱里と凛様をくっつけて、原作どおりのエンディングを迎えよう!)

(俺はもう一度、自分の役割に集中するんだ!!)

潔公爵家の前

朱里

それじゃあ、よろしくね

朱里

世一

うん

気を付けて帰ってね

フリフリ(手を振る音)

潔公爵家の廊下

スタスタ

(よかった…)

(二人を引き合わせてあげれば)

(あとは自然と上手くいくよな?)

(世一の死は、朱里が琉生を選ばないための仕掛けでしかないわけだし)

(これで…)

世一

ん?

タタッ(母に駆け寄る音)

母上…

どうされたんですか?

(また俺のことを待ってたのか?)

あの人、いえ…

朱里は何て言っていたの?

突然あなたに会いにくるなんて…

そんなことするはずないのに

いったい何の話をしたの?

世一…?

……

公爵夫人の部屋

あなたから見てどう思いますか?

潔公爵家のメイド

大公様はすっかり、世一様に夢中で

潔公爵家のメイド

私は席を外したほうがいいのではないかと思ってしまうほどです

潔公爵家のメイド

糸師大公は帝国でも最高の婿候補ではありませんか

潔公爵家のメイド

世一様も決して嫌ではなさそうに見えましたし、前向きに…

いいえ

(ブツブツ)ダメです

(ブツブツ)絶対にいけません

潔公爵家のメイド

長い間、神官をされていらっしゃったので心配されるのも分かりますが…

ガタッ(椅子から勢いよく立ち上がる音)

世一はまだ若いんです!

あなたに任せることになった時もお伝えしたでしょう!?

世一はまだ体も本調子ではありません

結婚はまだ早すぎます

潔公爵家のメイド

…はい、奥様

潔公爵家のメイド

デビュタント後、求婚状はまだ一枚も届いておりませんので

潔公爵家のメイド

ゆっくりお考えになってもよろしいかと思います

潔公爵家のメイド

後悔のない選択をされるよう祈っております

潔公爵家のメイド

では私はこれで失礼いたします

パタン

ブツブツ…

まさか大公が…

世一を…

あの男でさえなければ…

…いいえ、まだ遅くないわ

きっと何か方法があるはずよ…

ここで終わらせてもらいます

今回の話も、あまり進展しませんでしたね…

やっぱり、次の次の話に私が一番描きたい展開を書けそうです!

面白かったら、ハートください!

コメントも待ってます!

では、また次回会いましょう!

主人公に溺愛されるのはヒロインじゃないの!?

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コメント

10

ユーザー

もしかして黒幕は母親?続きが楽しみです

ユーザー

主様が一番書きたいところを見れるのを、楽しみにしてます…! 皇太子さん…最近出てきてないから最悪なことをしそうで怖いです…! そして、朱里もなんか腹黒感を感じる… 無事潔と凛が付き合えるのがすっごい楽しみです! 続き待ってます!頑張ってください!

ユーザー

次が気になります!!潔の母親がどんなことを思っているのかわからないので気になります!朱里が今後どう出るかも気になるところです!!続き楽しみに待ってます♪

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