赤
.....布団、無いんだけど
夜、洗面所から戻ると、彼が部屋の入り口に突っ立っていた
桃
え?
赤
ソファで寝ようとしたんだけど、ブランケットどこにも見当たらなくて......
桃
あっ......
今朝洗濯機に入れて、そのままだった
完全に私のミス
赤
え、じゃあ今夜は......
桃
いや、別に床でも良いですよ?
赤
いやいやいやいやいやいやいや無理!!俺が無理!!
赤
naさんがそんなとこで寝るとか、床が燃える!!罪だよそれ!!
桃
私じゃなくて、貴方が寝るんじゃないですか?
赤
俺が⁉︎俺が床に!?
赤
いやでも俺の肉体が床がへこむかもしれないし......て言うか寒い.....いや全然平気だけど寒い......!
桃
ya君、ガリガリなのでまずへこむ事は無いですよ
赤
うっ...痛い所つかないで、俺なりに気にしてるんだよっ
桃
はぁ.....しょうがないですね
桃
じゃあ、一緒に寝ます?
赤
.....
ya君、フリーズ
赤
な、なななな、なん、なにいま、え、なに!?ど、どういう意味!?
桃
ベッド、広いですし。別に、片方で寝てくれるなら
赤
ま、ま、待って心の準備......あ、やば、もう無理、俺の魂抜けそう.......!!
桃
もう寝るだけですから喋らないでください
赤
喋らなきゃ.......生きていけないかも......
桃
前に初めてうちに来た時一緒寝ましたよね?
桃
慣れてるはずですよ
桃
電気消しますね
赤
消さないで!!!!
桃
.......なんでですか
赤
naさんの顔が.....見えなくなるのが寂しくて......
桃
......
赤
ごめんなさい!めちゃくちゃ嘘です!!!緊張して喉がカラッカラです‼︎
ベットの中。距離:15cm
シーツの上、並んで寝転ぶ
静かすぎて心臓の音がうるさい
桃
......寝ました?
赤
ぜんっぜん寝れない
桃
私も
赤
こんなに近くでnaさんが寝てるとか.....脳がバグる。夢なら覚めないで......
桃
こっちは生きてますのに......
赤
ごめん.....俺、騒がしくて......でも本当に変な事とかしないから
桃
最初から期待してません
赤
そう言われるとちょっと傷つくけど、それがまた尊い
桃
うるさいですね......
私は背中を向けるように寝返りを打った
でも、その直後___
ギュッ
背中に、あたたかい感触
桃
......っ、何してるんですか?
赤
.....無理だった
桃
何が
赤
本当に、何もしない。手つなくだけ。ね?だめ?
私は一瞬迷ってから、小さく答えた
桃
.......5分だけ
赤
え、5分も良いの!?(歓喜)
桃
黙って。後、抱きついてる手離してください
赤
はい。離します
赤
そして静かに爆発します
彼の手が、そっと私の手を握る
あったかくて、少しだけ震えていて
でも、その震えがなんだか.....安心した
桃
.......おやすみなさい
赤
うん。夢みたい。夢じゃない。俺、今、naさんと.....手つないで......
桃
寝てください
赤
はい.....!
赤
じゃあ、おやすみ......naさん
そう言って彼は静かに目を閉じた
本当に、この子犬は......私の心臓に悪い
急に抱きついてくるなんて、聞いてないよ
手を繋ぐのも余裕ぶってるけど
本当は......手汗が出てないかとか
ya君に脈が聞こえてないかとか気になって
心臓バックバクなんだからね
あるじ
待って!
あるじ
yanaのランキングに入ってる!!
あるじ
いえーい✌️ありがとう
あるじ
次はゆあのあ、4位目指したい.....でも他の方々がやばいからな、(一回もランキングの物語見てませんすみません)
あるじ
とにかく見てくれてありがとね!!
あるじ
ちょっとランキングに写ってる方の作品見てみようかな!
あるじ
またフォローしてる人数が増えちゃうかも??
あるじ
あっ、話変わるけど、今下書き12話まで出来てるから投稿頻度高めだよ!
あるじ
ちなみに、文化祭、運動会もどこかで入れるよ😎
あるじ
順番的には、文化祭→体育祭
あるじ
うちの学校がそうだから
あるじ
ちなみに続きの話まで.....
次回→フォロー1きたら明日も投稿







