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空は快晴に恵まれて、屋上に一人。
”あの日”の思いにふけり、 売店のおにぎりの食べかけを口に入れた
あの日、お前が俺に言った言葉がずっと忘れられない。
”泣くなよお前”
暇72
LAN
暇72
LAN
暇72
LAN
暇72
暇72
LAN
LAN
暇72
LAN
暇72
LAN
暇72
LAN
暇72
LAN
暇72
LAN
暇72
LAN
LAN
暇72
嵐のように去っていくLANを背に 新学期の委員会決めで放送委員に入っていたことを今更思い出した。
そのまま体制を整え 丁寧におにぎりを包んでいたラップを 手のひらに収めた
悲壮感漂う空間に体を詰め込んだ
綺麗な部屋で家具も揃っている ただ俺の家には家族が足りない
俺が無理言いお袋を困らせて 上京してきた
お袋は親父の墓から離れたくないと言って 俺について来ることはなかった。
時刻は22時をまわる
明日も今日と同じ時間に家を出る為 風呂に入り寝ることにした
人工的な風
レールが擦れる度に揺れる車両
有線イヤホンに繋がって耳元で流れるメロディ
綴られる歌詞
全てに身を任せて時を待った
周辺はスーツだらけ きつい香水に苛立たせながら下車した
いつも通り
ただそれだけ
何も変わらない それが一番
ただそれだけ
今はただ周りに気づいてもらいたい
ただそれだけ
ただそれだけだから いつも通りじゃなくて
ただそれだけだから 変わるし
ただそれだけの事では 気づいては貰えない
ポツポツと脳裏に文字を並べながら 机に殴り書きされた悪魔を擦った
暇72
みこと
みこと
暇72
みこと
焦りからか喉を通るものが見つからない
時計に視線をあげると 他生徒が登校してくる時間だった
みこと
暇72
みこと
みこと
暇72
みこと
1秒間にどれほど思考を巡らせたのか
いつもは水性で書かれているはずの文字が 一つだけどうしても消えない
訳が分からなくて困惑した
今はとにかくみことにバレないようにすることだけを考えた
そんなことをしているうちに他生徒が次々に入室してきていた
いるま
いるま
みこと
暇72
いるま
暇72
いるま
いるま
暇72
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