主
主
主
主
主
主
主
昨日のあの出来事があって以来、
私は司さんのことが頭から離れなくなっていた。
こはね
こはね
私は今日も彼の病室に足を運ぶ
ガラッ
司
こはね
気まずい……
司
こはね
こはね
司
司
そういうと、 司さんは顔を下に向けて俯いた後
ゆっくり顔をあげ、口を開いた
司
司
こはね
こはね
司さんの手術はとても難しく、 成功率はとても低い。
だから失敗してしまったら、もうーーー
司
司
司
司
こはね
司
司
こはね
私はその言葉に涙をこぼし
こはね
そう言った
そして、手術当日。
司
こはね
司
そう言って彼はニコッと笑い、司さんを乗せ、手術室へと向かった。
こはね
こはね
なのにーーー。
手術が始まり、数時間が経過したその時、
焦ったように手術室から出てくる外科医達
こはね
私は言葉が出なかった
そしてーーー。
こはね
私は外科医に紛れ、手術室へと向かった
私が見たのはーーー
医者1
医者1
医者2
もうどうしようもない光景だった。
こはね
私は膝から崩れ落ちた
こはね
こはね
こはね
こはね
医者3
医者3
医者3
こはね
起きてくださいよーーー。
私はあなたに伝えなきゃいけないことが あるんです!!
ピッ…ピッ…
医者1
医者2
医者3
こはね
そこからの記憶はなく
気づいたらーーーー
彼の病室で、彼の手を握っていた。
顔を濡らしながら。
こはね
司さんは眠ったままで目を覚ます気配はなかった。
こはね
こはね
こはね
司の手に私の涙が一つ落ちた時ーー。
司
ゆっくりとその瞼を開き、
こはね
黄色の宝石のような綺麗な瞳を魅せた。
司
司
そう言ってニコッと微笑んでくれた 彼の笑顔が私の心に響いた。
そして私はーー
こはね
司さんに抱きつき泣き喚いた。
そしてーーー
司
こはね
司
こはね
私たちはお祭りに来ている
こはね
こはね
こはね
司
司
司
司
こはね
私の思いはしっかりと司さんに 届いていたみたいだった
司
司
こはね
こはね
司
そして連れてきてもらった場所はーーー
どんどん登っていく。
どこへ向かうのかわからなかった。
でも、私はすぐに思い出した。
この道は、多分ーーー
こはね
司
司
こはね
こはね
司
こはね
ドォーーン
花火が打ち上がる
こはね
司
そう言って見惚れていると、 司さんが口を開いた
司
こはね
司
司
こはね
ドォーーン
花火が打ち上がる
色とりどりの花が空へと咲き誇る
私は、今しかないと思った
ずっとあなたに伝えたかった気持ち。
こはね
こはね
司
司
彼はそう微笑むと
司
司
司
『付き合ってください』
そうお互いの声が重なり合った
そして涙を流す
こはね
司
重なり合う唇はほんのり温かい
今日は8月31日
夏の終わり、そしてーーー
ーー恋の始まり。
2人は夏祭りの、そして思い出の場所で
結ばれた。
そして3年後ーー
?「パパ〜!ママ〜!」
レン
司
こはね
今では妻と夫の関係。
後編 完
主
主
主
主
主
主
主
主
主
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