蒼
桃
黄
赤
橙
本編スタート!
僕は下駄箱に着き 靴を履き替えていた
蒼
(もうとっとと帰ろ……)
そしてそのまま学校を 出ようと歩き出した
すると、
???
あれ?君も委員会だったの?
突然誰かに話しかけられた
蒼
え…?
僕が振り向くと、
綺麗な桃色髪に澄んだ蒼い瞳を 持つ青年が立っていた
身長も高く、顔も整っていて
つい見惚れてしまう
???
こんな時間に生徒がいるなんて珍しいなって思ってさ
???
でもあんまり見ない顔だな…もしかして1年生?
その人は僕に問いかけてくる
蒼
あの…その……
僕は口ごもってしまう
???
桃〜?はよ行くで〜〜??
すると遠くの方から誰かの声がした
???
は〜い!今行く〜〜!!
蒼
(桃……)
蒼
あの僕…
蒼
この後…用事があるので…!!
???
おう!またな!
そして僕はテンパって ついその場から逃げ去ってしまった
???
今の子誰や〜?
???
ん〜たぶん1年生かな…
???
こんな時間に1年生がおるなんて珍しいな
???
そうだな……
???
(あの子…傷だらけだった気が……)
数日後
僕がまたいつものように靴箱を 開けると
パラッ
また1枚の紙切れが落ちてきた
蒼
(またか……)
そこには、
「今日は屋上集合で」
とだけ書かれてあった
蒼
(今日もあるのか…)
そんなことを思いながら 僕は教室へと向かった
そしてまたあっという間に 放課後になった
黄
蒼ちゃん…今日も一緒に帰れないんですか?
黄くんが僕に尋ねてくる
蒼
ごめん…今日も先帰ってて
赤
なんか蒼ちゃん元気ないよ…大丈夫?
赤くんが心配そうに僕を見つめる
蒼
大丈夫だって!
蒼
ただ最近ちょっと忙しいだけだから!
黄
なら良いんですけど…無理しないでくださいね?
赤
無理は禁物だよ!
蒼
っ……ありがとうニコッ
僕は2人に微笑みかける
赤
うん!じゃあ俺達帰るね!
黄
蒼ちゃん!また明日!
そう言って2人は教室を後にした
蒼
(屋上…行くか……)
そして僕も少ししてから教室を出た