テラーノベルの小説コンテスト第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

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それでも私は恋をした

第6話 - ５話

2025年01月21日

#銀魂夢小説

#銀魂

#土方十四郎

ねき

病室

坂田銀時

....かえでお前

沖田かえで

大丈夫。
こうなることはわかってたの。

沖田かえで

よくなるか悪くなるかはわからないけど

沖田かえで

....早く死にたい。

沖田かえで

このことは真選組には言わないでね！

新八

何があったんですか。

沖田かえで

私ね、土方が好きなの。

沖田かえで

でもあいつの隣にはミツバがいて

沖田かえで

総悟だって
私たちいつも喧嘩してたの

沖田かえで

それをいつもミツバが止めてくれて、
総悟は次第にミツバに懐いて行ったの。

沖田かえで

ミツバは昔から綺麗で優しくて、私にはないものを持ってた
そりゃあずるいなんて思ってたこともあったけど

沖田かえで

でもミツバが幸せならいいと思ってた。
そうやって生きてきた。

沖田かえで

でもね、ミツバが死んだ時思ったの、私の葬式
は泣いてくれる人はいるのだろうかって。

沖田かえで

そう考えてたら、周りがみんなお前が死ねばって
思ってるって考え始めて。
総悟とも話さなくなったの。

沖田かえで

ミツバね最後次はかえでが幸せになる番って言ってたの

沖田かえで

でも幸せになれずに終わっちゃうな。

沖田かえで

銀時。
新八くん

新八

...はい。

坂田銀時

なんだ。

沖田かえで

あなたたちに依頼したいわ。

沖田かえで

私を遠くへ連れてって

坂田銀時

いいんだな

沖田かえで

ええ。

新八

.....

坂田銀時

.....

ガラガラガラガラ

神楽

銀ちゃん連れてきたアル！！！

近藤勲

かえで！大丈夫か！

沖田かえで

ええ、貧血を起こしただけみたい笑

土方十四郎

はぁ....お前とりあえず休め

沖田かえで

迷惑かけてごめんなさい

沖田総悟

ほんと迷惑ったらありゃしねえ。

沖田総悟

貧血で倒れるなんざ情けねえ。
姉上みたいに体が弱いわけじゃあるめえのに。

坂田銀時

てめえ！！！！！

沖田かえで

銀時いいの。
ごめんね隊長さん。

沖田総悟

！？（何で名前....)

沖田かえで

....明日には仕事に戻るから。
神楽ちゃんも新八くんも銀時も
ありがとう

沖田かえで

ほらみんな帰った帰った！！！

土方十四郎

.....

土方十四郎

俺は残る。
お前ら先帰ってろ。

沖田総悟

！？

近藤勲

わかった。お大事にな

沖田かえで

ええ。

沖田かえで

銀時。明日

坂田銀時

.....おう

みんな帰宅

土方十四郎

.....

沖田かえで

何で残ったの。

土方十四郎

何するか分からねえから
見張りだ。

沖田かえで

ははは。
あんたには私がそう見えてんのね

土方十四郎

昔からの仲だそれくらいわかる。

沖田かえで

へえ。わかるねえ。

沖田かえで

あんたが一番私のことわかってないのよ。

土方十四郎

は？何言って....

沖田かえで

私があなたのこと好きなの知ってたの？

土方十四郎

！？

土方十四郎

す、すまん俺は、

沖田かえで

知ってるわよ
ミツバとのことくらい。

沖田かえで

私を見てくれないことくらい

沖田かえで

みんなミツバを見るの。
私のことなんて知らないふりをする。

沖田かえで

なれたと思ってた。
全てね。

沖田かえで

総悟の対応にも慣れようとした。
今やたった一人の家族だと思ってた
でも総悟は私のこと家族だと思ってないみたい。

沖田かえで

私に家族なんでいなかったんだ。

土方十四郎

すまなかった。気づいてやれなくて。

沖田かえで

いいの。もう全てね。

沖田かえで

帰りなまた明日復帰するから。

土方十四郎

わかった。

ガラガラガラガラ

沖田かえで

もう楽になってもいいよね
ミツバ。

それでも私は恋をした

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