青藍 しより
[今日も塾がある。]
青藍 しより
[先生の授業を受けられる。]
青藍 しより
[学校早く終わらないかなー]
学校の先生
青藍さん
青藍 しより
...
学校の先生
青藍さん
青藍 しより
はい!
しよりは先生の話を全然聞いていなかった。
学校の友達
さっきの授業の時どうしたの?
青藍 しより
なにが?
学校の友達
さっき先生に呼ばれてもボーっとしてたから
青藍 しより
あーあれ、考え事してたら先生の話聞いてなかったw
学校の友達
なにやってんだよーw
学校が終わり、塾に行くしより
青藍 しより
こんにちはー
塾長
こんにちはー
栗崎 連
こんにちはー
青藍 しより
こんにちはー
先生の授業が始まった。
青藍 しより
[先生だとなんか集中出来るんだよな〜]
あと5分で授業が終わる
栗崎 連
はい。じゃあ今日の授業は終わり!
栗崎 連
ありがとうございました。
青藍 しより
ありがとうございました!
しよりは机の上にあった消しカスを捨てて帰った。
青藍 しより
ただいまぁー
お母さん
.......
青藍 しより
[あれ?聞こえてないのかな。]
ガチャ
青藍 しより
ただいま。
お母さん
おかえりなさい...
お母さん
しより...おばあちゃんが死んじゃったの。
青藍 しより
.....
お母さん
しよりが塾行ってる間...
青藍 しより
.....
お母さん
おばあちゃんには色んなことしてもらったね。
青藍 しより
うん...
お母さん
疲れたでしょ。もう寝なさい。
青藍 しより
おやすみなさい。
しよりは三階へ上がった
しよりは頭が真っ白だった。
でもなぜか、涙がこぼれてきた...
青藍 しより
[おばあちゃんが...嘘でしょ…。]
しよりはおばあちゃんがここにいないと思うと、涙が止まらなかった。
青藍 しより
[なんでもっとあの時優しくできなかったんだろ。あの時手伝ってあげられなかったんだろ。なんであの時...。]
しよりは後悔するばかりだった
青藍 しより
[なんでお母さんは、塾に電話してくれなかったんだろ。]
しよりの頭はいっぱいになっていた...
しよりはいつの間にか寝てしまった。
おばあちゃんの家に親戚がいっぱいいる。
みんな笑顔で喋ってる。
自分だけ不安な顔でいた。
おばあちゃんに呼ばれた。
しよりの耳元で
おばあちゃん
ありがとう
青藍 しより
!
しよりは目を覚ました
しよりの目からは涙が出ていた。
青藍 しより
[ありがとうはこっちのセリフだよ....]
しよりはその瞬間おばあちゃんが最後のお別れを言いに来たんだと思った。