TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

あの日、大きな津波が街を襲いました

僕の家は海にとても近かったです

僕はお父さんをなくしました

あの日からなにか僕は忘れてる気がしてます

ずっと、ずっと

???

麗音!津波がすぐそこまで来てる!

???

早く逃げろ!

りおの幼少期

カヒューカヒュー

???

麗音大丈夫だ、

???

ゆっくり深呼吸して

りおの幼少期

ヒュー

???

そうだ上手だ

りおの幼少期

か、母さんとお父さんは?

???

(*^^*)大丈夫

???

先に避難場所で待ってるって

りおの幼少期

ほんと?

???

ほんとだだから早く避難場所に行こう!

りおの幼少期

うん(´•̥ω•̥`)

りおの幼少期

イッ

???

どした!

りおの幼少期

足が痛くて走れない( ߹ㅁ߹)

???

ほら乗れ

りおの幼少期

ぅう

ある日曜日のこと僕の親はお出かけに行って

僕と誰かは家でお留守番をしていた

その時だった大きな地震が僕らを襲った

急のことすぎて僕は理解できなかった

誰かと一緒に外を出た

近所のおばさん

あぁみさちゃん

???

どうしたの?おばちゃん

近所のおばさん

孫のみさちゃんが逃げ遅れてまだ2階にいるのよ

???

麗音!おばちゃんと先に第三中学校に逃げて!

???

避難所になってるから!

???

俺は強いから大丈夫(*^^*)

近所のおばさん

○○くん!ほんとにありがとう( ; ; )

近所のおばさん

麗音ちゃん行くよぉ

りおの幼少期

おばちゃん(´•̥ω•̥`)

麗音のお母さん

麗音!

麗音のお母さん

虹子さん!

近所のおばさん

遥ちゃん

麗音のお母さん

麗音!○○は!?

近所のおばさん

遥ちゃん○○くんうちの孫を助けに行っちゃって

麗音のお母さん

そ、そうですか

麗音のお母さん

虹子さんが助かって良かったです

近所のおばさん

ごめんなさい私のせいで

麗音のお母さん

大丈夫ですきっと○○なら

男性

南団地の方は津波に飲まれたらしいぞ!

避難してきた人たち

ザワザワ

麗音のお母さん

ごめんね麗音ちょっとお母さん離れるから静かに待っててね

りおの幼少期

グスッ

避難してきた人たち

ほかの県では何百人って死亡者出てるって

避難してきた人たち

やばいじゃん

りおの幼少期

なん、びゃくにん?

知らない子供

ッグス

知らない子供

おかぁさぁぁん!!どこぉ。゚(゚´ω`゚)゚。

りおの幼少期

あの子誰も相手にしてない

りおの幼少期

これでも僕はまだ幸せな方なのか

知らない子供

おかぁさぁぁん!!

りおの幼少期

ねぇおばちゃんなんであの子誰にも相手されないの?

近所のおばさん

みんな自分のことで精一杯なんだよ

りおの幼少期

僕ちょっと行ってくる

近所のおばさん

えぇ?どこにぃ?

りおの幼少期

ねぇ君

知らない子供

わたしのお母さん知りませんかッ?

りおの幼少期

ッス

麗音がポケットから飴を差し出す

りおの幼少期

これ食べて

りおの幼少期

最後のひとつだから味わって食べてよ(*^^*)

知らない子供

グスッ

知らない子供

ありがとッ

りおの幼少期

君名前は?

知らない子供

麗空 リア

りおの幼少期

りあちゃん?

知らない子供

グスッうん

りおの幼少期

僕ねぇ麗音っていうんだ

りおの幼少期

1文字違いだね(*^^*)

知らない子供

り、お?

りおの幼少期

うん

りおの幼少期

何歳?

知らない子供

3歳

りおの幼少期

そっか僕は

りおの幼少期

6歳

りおの幼少期

あのさ、お母さん探してるの?

知らない子供

うん

りおの幼少期

今多分体育館出ちゃダメだから一緒にできる所まで探そ?

知らない子供

うん

知らない子供

でもお母さん体育館の外で離れちゃったの

りおの幼少期

家どの辺?

知らない子供

あっち側

りおの幼少期

あっちは

りおの幼少期

(南団地の方だ麗空ちゃんのお母さんは津波に…)

りおの幼少期

麗空ちゃんのお母さんさもしかしたら1人でここまで来てるかもしれないからさ

りおの幼少期

一緒に探そ

そこからは何人ものいる体育館を2人で細かく探したけどお母さんは見当たらなかった

りおの幼少期

危ないから手繋ごう

知らない子供

うん

りおの幼少期

お母さん

麗音のお母さん

麗音ごめんね遅くなっちゃって

麗音のお母さん

その子は?

知らない子供

麗空のお母さん知りませんか

知らない子供

ここに来る前に離れちゃって

麗音のお母さん

……そっかそっか

お母さんはきっと察したんだろう

何も言わずに麗空を抱きしめて

1人で静かに泣いてた

麗音のお母さん

私たちと家族になろう麗空ちゃん

知らない子供

なるぅ

本当は麗空気づいていたんでしょ

自分のお母さんはもうこの世には

それでも少しの希望でも見つけたくて必死に探したんだよね

この物語は

大事な人を失ったショックで何かを忘れた少年が記憶を取り戻す物語だ

あの日、僕が君の記憶から消えた話

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

45

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚