炎に包まれる夜桜屋敷。
倒れる兄弟達。
たくさんの血。
零れ出る臓物。
剝き出しの骨。
凶一郎
目の前が霞む。
真っ黒な、何を考えているか分からない瞳。
その目からは、涙が溢れていた。
そして、笑っていた。
楽しげに、嬉しそうに。
全身を、真っ赤に濡らして。
殺しの快楽に、溺れていた。
凶一郎
お前のことを、お前の大事なものを、守ってやれなかった。
兄ちゃん失格だな。
俺は、目を閉じた。
その目が開くことは、もうなかった。
コメント
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えぇえええどうしたのぉおお!!! この時間帯珍しいね
やっぱり神の作品だわ
わぁ好きぃ(*^^)v