正反対

⚠️注意⚠️ リンチ

とりあえず、俺も早くこいつらから離れねぇと……。

いきなり詫びをせびられた。

てか俺ちゃんと謝ったし…。

こいつ、自分が生徒会長だからって…

なんて思ってても仕方がない。

なにか詫びをしなくては。

奢るじゃダメなのかｯ、？

てか、奢る以外に何かあるか…？

奴隷、？

奴隷って、あの奴隷か、？

俺が、？連合グループの…生徒会長の奴隷、？

俺は立ち上がって、すぐさまフェリシアーノのとこに向かおうとした。

けど…。

連合グループに道を塞がれてしまった。

アーサーは俺の腕をがっしりと掴んでいる。

なんで俺が…奴隷…。

てか…提案、？

俺は一体何をされるのだろう…。

ゆっくりと唾を飲み込み、俺は怯えるような目でフランシスの発言を待った。

謎の緊張感。

このまま殴られたりするのだろうか。

そんなことを一瞬の内に思っていると、フランシスは口を開く。

正気の沙汰じゃない。

レイプって…。俺男だし…。

フェリシアーノより……劣ってる…。

今1番突かれたくないところを突かれてしまった。

でも確かに、俺はアントーニョ以外の奴に強く出ることはできない。

枢軸グループなら、じゃがいも野郎に瞬殺されるだろう。

……逃げられないってなんだ、？

噂によると、フェリシアーノ率いる枢軸グループと、アーサー率いる連合グループは敵同士…らしい。

いい歳してなんで対立してんだかって感じだがな。

枢軸と連合が揃えば、殴り合いが始まるだとか。

まぁ、連合グループが一方的なだけらしい。

俺もさっきあの場でルートヴィッヒが連合グループを避けるようにしているのを見たからそれは納得。

俺はフェリシアーノの兄弟だから枢軸グループと見なされてるらしい。

あんま関わってねぇんだけどな……。

クソッ…なんかこのまま放課後空き教室に行くのも癪だからな…。

そのままバックれて帰るか。