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第四話:手を握った人。

自傷表現 自殺表現 注意

誤字脱字等が ありました場合、 脳内変換で お願いします

最近、院内で 風邪が流行っている

何が問題か、って 桃くんが風邪に かかったことだ

ゴホッ、ケホッ…
はぁ、っ…はふッ…

かひゅッ…ゴホッ、

桃くんたち三人は 免疫力が弱いため 風邪にかかりやすく、 風邪がうつりやすい。

そのため、三人の誰かが 風邪にかかった場合は その一人を個室に 移すことになっている。

桃くんにとっての 一番のストレスは 一人になることだ。

青せんせ、ッ…
けほっ…

どうしたの?

寒い…ッ、

わかった、
毛布取ってくるね

やだッ…ポロポロ

いかないで、ッ…
( ポロポロ、

…でも、寒いままに
なっちゃうよ?

いいからッ…!
( ポロポロ、

…わかったよ、笑

( 黄先生に
持ってきて
もらうか… )

黄先生、

悪いんだけど、
桃くんの毛布
持ってきて欲しい

ごめんなさい!!

今から抜けられない
会議が入ってて…!

そうなの、
ごめんね

いえいえ、

僕の方こそ
ごめんなさい!!

時間なので!

うん、会議
頑張って

はい!!

ッ…

( どうしよ、 )

( 黄先生が
会議ってことは )

( 紫先生が二人の事
見てくれてるのか )

( 頼めないなぁ、 )

( …桃くん、
震え始めてる… )

( このままじゃ
危ないな、 )

桃くん、やっぱり僕
毛布取ってきてもいい?

やだ、ッ…フルフル

一人は…やだッ、
( ポロポロ、

…じゃあせめて、
膝の上においで

少しは暖かい
はずだから

ん…、コクッ

目を瞑って、
深呼吸してみて?

わかった、

スゥーッ…スゥーッ…

( 寝て起きたら、
少しは楽に
なってると
いいけど… )

( 薬、あんまり
入れすぎてもなぁ… )

( …起きた時の
桃くんの
体調次第か…)

赤くん、
大丈夫かなぁ…

たしか今日の会議は
長引くって…、
言ってた気がする…

………

スゥーッ…スゥーッ…、

少しだけ
様子見に行くか、

23:56

( こんな時間
だったんだ… )

行っても寝てるかな、

あれぇ…?

青先生だぁ!

へ、ッ?!

なんでここに、?!

…黄先生、
いなくて寂しかった…

…そっか、

でもね、先生が
一緒にいないと
廊下は出ちゃダメなの

そうなの…?

ごめんなさい…

病院は広いからね笑

迷子になって、
おばけに
連れ去られ
ちゃうぞ〜…笑

やだぁ!!

しー、笑

夜は静かにね笑

はーい、

笑笑

部屋に戻って
寝よう?笑

うん、笑

ナデナデ、

へへっ笑

あれぇ、?

青先生と赤
じゃないですか

おぉ、会議
おつかれ〜

お疲れ様です笑

どうしてここに
いるんです?

もう夜中ですよ?笑

黄くんの会議が
長引くって
他の先生に
教えてもらったから

念の為、赤くんの
様子を見に行こうと
思って…ね?笑

今から部屋に
戻るとこだったの

そういうことですか!

ありがとうございます笑

お互い様だよ笑

それより、赤くん
眠そうだから
早く部屋に
連れて行ってあげて笑

はい笑

青先生も
桃くんのところに
早めに戻って
あげてください笑

桃くんは寂しがり屋
ですから笑

うん、そのつもり

じゃ、

ではでは〜笑

( 桃くん、
大丈夫かな… )

( 寝てると
思うけど… )

桃くん、?

……いな、い…?

はふ、ッ…ケホッ…

桃くん、!!

なんでベットから
落ちてるの…?!

( 寝返りなんて…
一度もなかったのに )

( っ、そんな
ことより…! )

桃くん、ッ…!!

ゴホッ、けほ、ッ…

ころ、ッ…せんせッ…
( ポロポロ、

よかったぁ…ッ、
( ポロポロ、

離れて
ごめんね、

どこ行ってたの…?

赤くんのところに
行ってたの

そっ、かぁ…ケホッ、

元気だった…?

うん、とっても
元気だったよ笑

…赤はいつも
元気だもんね、笑

桃くんも体調が
安定したら
赤くんと、
橙くんと一緒に
遊ぼうね

だから、今は
いっぱい!
寝てください笑

ぅ、ん…

スゥ、スゥ…

( 早っ、笑 )

青、せんせ…ぇ

( …寝顔、ほんとに
可愛い笑)

数日後

( さてと、
今日も
頑張りますか )

あ、青先生〜!

あ、紫先生、
おはよう笑

おはよっ笑

僕最近、桃くんに
付きっきりだから
赤くんと橙くんの
様子見てないけど、

橙くんの体調どう?

最近はパニックに
なりやすいみたい…

昨日もパニック
起こしちゃってね…

ありゃりゃ…

でも、桃くんも
精神的に
すぐれないみたい

体調は回復して
きてるんだけど…

あの三人は、
誰か一人でも欠けたら
不安定に
なっちゃうのかもね…笑

そうだねぇ、

ドンッ!!

ガシャンッッ!!

ッ、!!

もしかして、ッ…!!

橙くんっ゛!!

ゔぁ゛ッ…

はぁ、ッ…はふッ、

けほッ、かほッ゛…

フラ、ッ…

ドンッ!!

あ、ッ!!

パリンッッ!!

ガラスが、ッ…!!

橙くん、ッ!!

…!!

なな、せんせッ…
( ポロポロ、

こわ、ッ…かったぁ゛…
( ポロポロ、

もう、大丈夫だから
( ギュッ、

ぅあ゛ッッ゛!!
( ポロポロ、

怖かったねぇ
( ナデナデ、

…青、先生…?

おはよ〜笑

桃ちゃ、は…?

今から、
行くよ〜

…?

( …あ、補聴器
まだ付けて
ないのか )

『』 手話 【】 ノート類

『 今から会いに
行くよ』

『 俺も行く! 』

『 平気なの? 』

『 うん! 』

『 紫先生来てくれた
からもう平気!』

『 仕方ないなぁ笑 』

行くんだね笑

行く気満々みたいだから笑

じゃあ、
任せてもいい?

いいよ〜笑

『 何かあったら、
青先生に
言うんだよ? 』

『 わかった! 』

『 橙くん、補聴器
つけよっか笑 』

あっ、笑

笑笑

……よし、つけたぁ!

じゃあ行こう〜!

行ってらっしゃい笑

行ってくる!笑

ガラガラガラ、

おはよ〜っ、

起きてるかな?

ん、ッ…ん〜っ!!

ぉあよ、笑

おはよ、桃ちゃん笑

あれぇ、橙…?

なんでここに
いんの〜…?

桃くんに会いに
行くって言ったら
” 俺も! ”って
言ってたから笑

あぃがと、笑

ぇへへ、笑

( 尊゛!! )

「 赤ッ゛!! 」

( …黄先生…? )

…どうしたんだろ、

何か聞こえたん?

黄先生の声が…

ちょっと僕、
様子見てくるから

二人は
この部屋から
出ないでね?

はーい!

わかったぁ!

っ、俺は…ッ゛!!
( ポロポロ、

一旦、中で
話しましょうッ…

やだ、ッ゛!!
( ポロポロ、

二人とも、
部屋入って

子供達が
怖がるから

ぁえ、ッ゛…

ごめんなさッ…゛

いいから、
部屋入って話そ

…はい、

俺は死にたいの…゛
( ポロポロ、

( …花瓶、
割れたのか… )

その破片、置いてよ

やだ、ッ゛!!

俺は…ッ゛!!
( シュッ、!!

頬、痛くないの

痛くないよ、ッ笑

もう、消えるん
だから…笑

( ガシッ!!

ぃ、ッ…!!

赤くんの母親が
どう思おうが
僕達には関係ない

僕達はね、
赤くんが
いないと困るの

桃くんは、ずっと
泣いて、発作が
酷くなるだろうね

橙くんは、
パニックに
なるかも

ッ…、

黄先生は、きっと
居なくなる

紫先生も、仕事が
手につかなくなる

その時、僕は
どうするだろう

…想像も
つかないや笑

ごめんなさ、ッ…
( ポロポロ、

僕らは赤くんが
大切なんだよ

( 死にたい
気持ちは
変わらない )

( でも、
諦めよう )

( 今だけは )

( ポタポタッ、

傷、手当
しなきゃね笑

…うん、

今、消毒
しますから…
( ポロポロ、

( どうして、
黄先生が
泣くん
だろう…笑 )

…はい、
終わりましたよ

傷に触れちゃ
ダメだよ?

わかってるよ笑

そっか、笑

…じゃあ、
僕は二人を…
( フラッ、

っ、と…

青先生…?

疲れたんですよ笑

…俺のせい…
だよね、笑

違いますよ笑

…赤も、
疲れたでしょ

寝てていいよ

わか、った…

また後で
来るから笑

…うん、笑

ガラガラガラ、

( …いった、
よね… )

俺も、
行こう…

…屋上のドア、
きっとここだよね

ガチャッ、

…開いた…

この隙間なら、
きっと外に
行けるよね

( 最後の
数日は
楽しかった
なぁ笑 )

きっと、一番 充実した日。

さよなら、

二度と、生まれて きませんように。

( フワッ、

ガシッ、!!

ッ…?!

なんで、ッ゛!!

色々カットした…

だとしても 長すぎだろ

あ、久々の投稿 失礼しました

「 いちごの病院系物語 」

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700

コメント

6

ユーザー

ちょー最高ー!!!♡♡

ユーザー

ブクマ失礼します

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