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ゆうと
だいち
ゆうと
ゆうと
だいちが押しかけてきた翌日
家事の分担のためにだいちの家事力を調べるべく、朝8時からキッチンに立っている。
ゆうと
ゆうと
ゆうと
だいち
だいち
だいち
ゆうと
カップラーメンばっかり食べてそうなのに…?
ただの偏見か。
ゆうと
ゆうと
ゆうと
だいち
ゆうと
ゆうと
ゆうと
だいち
ゆうと
頭を撫でようとして、固まる。
届かない。
なんだよ、僕の腕が短いのか？身長か？
ムカつく！
だいち
しゃがまれた…
ゆうと
ゆうと
いやこの先は言わないようにしよう
自分を傷つけることになる気がする。
何がなんでもだいちは背が高いって認めたくない。
ゆうと
ゆうと
だいちは冷蔵庫を見て何を作るのか考えている。
だいち
だいち
だいち
だいち
だいち
だいち
まさかあのくだりで…
だいち
ゆうと
ゆうと
だいち
だいち
手際よく朝食を作るムキムキイケメンに
微妙な心境になる。
世の中の女子達は
自分の家のキッチンに立つムキムキイケメンに
結婚とか意識してドキッとするのかもしれないけど
生憎僕は
可愛いものが好きなだけで
男が好きなわけじゃない。
だからなんだか
微妙な心境に…
だいち
ゆうと
だいち
あ、また笑った。
だいちはほんとによく笑うやつだった
朝起きた時もおはようってにっこり挨拶をしたし
なんならいつだってにこにこしてるし。
ゆうと
出来上がった洋食プレートを見つめて呟いた。
だいち
だいち
ゆうと
だいちは嬉しそうにプレートを持って行ってテーブルセッティングを進めた。
にこにこしながら頑張る姿が子供なんだなあって実感させる。
だいち
ゆうと
だいち
ゆうと
にこにこ満点の笑顔で食べ始めた子供。
いや比喩とかじゃなくてガチで子供なんだけど。
僕よりかガタイのいい、子供。
可愛いけど可愛くない！
ゆうと
だいち
だいち
ゆうと
一体どれくらい居るつもりなんだ
ゆうと
ゆうと
ゆうと
だいち
自信ありげに大口を叩く姿に呆れる。
ほんとに守ってくれるんだろうか。
ゆうと
ゆうと
既に絆されてるんだな、僕。
こいつがいる生活もなんだかんだ悪くないって思ってる。
僕は今
めーっちゃ仕事してる
デザインの仕事をしてるんだけど
ラフ画とかは基本家。
本格的に服を作り始めるのはスタジオ。
性別不詳の人気ファッションデザイナー、yuuとはこの僕のことじゃあ!!!!!!!
僕の性別を知っているのはマネージャーとスタジオのごく一部の人だけ。
偏見とかないしオシャレで可愛いならノープロブレムな彼女たちは
すごく接しやすかった
可愛いものが好きだからデザイナーに。
自分がデザインした服を見ると自信が出る。
可愛い子が僕の服を着てると、
すごく似合うから
また困る
この仕事は可愛いを共有する唯一の手段。
何がなんでも、この業界に残ってやるんだ。
ゆうと
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通話
16:14
マネージャーから、催促が。
彼女の容赦ない言葉が頭をくるくる回る。
明後日にはスタジオ入るって言ってましたよね、間に合いそうですか??
圧が、すごい。
僕の頭は一気に冷えた。
ゆうと
ゆうと
ゆうと
ゆうと
ゆうと
ゆうと
おい今割と余裕あるって思ったな。
落ち着け朝倉優斗!!
じゃなかった性別不詳人気ファッションデザイナーyuu!!
計画的に行こう。
余裕を持った計画を
こんこんこんこんこんこんこんこん
ドアをノックする音。
しかも連打してる。
非常にうるさい。
ゆうと
だいち
ゆうと
だいち
ゆうと
反射的にスマホで時間を確認する。
10:48
ゆうと
だいち
だいち
だいち
どんだけ腹時計を信頼してるんだよ
だいち
ゆうと
だいち
ゆうと
ゆうと
だいち
ゆうと
ゆうと
だいち
だいち
ゆうと
だいち
だいち
ゆうと
ゆうと
だいち
ゆうと
だいち
ゆうと
だいち
だいち
だいち
だいち
だいち
ゆうと
…あ
だいち
ゆうと
だいち
がばっと抱きついてきた大型犬みたいなやつは暖かくて
ゆうと
まじで、涙でる
こんなこと、しばらくなかった
人の体温、暖かい。
嬉しい嬉しい。
体や態度で示すこの男はほんとに嬉しそうな表情。
伝わってくる体温と気持ち。
だいち
ゆうと
だいち
すっぽり包み込まれる。
ギューッと抱きしめられる。
頭を撫でられる。
あぁだめだ。
キャパオーバー。
だいち
だいち
なんでこんなことに、なってる…んだ……??????
さっきまで僕は仕事をしていて、
締め切りがやばいってマネージャーに催促…
ゆうと
だいち
ゆうと
ゆうと
ゆうと
ゆうと
だいち
だいち
ゆうと
ゆうと
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