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頭がいたい。。 今日の寝起きは最悪だ
〇〇
目を開けると そこは初めて見る部屋で ホテルのような 高級感のあるとてもきれいな部屋 どこなの...ここは...
〇〇
状況を整理しようと 体勢を変えた時、ふと手に当たる感触
〇〇
全然状況が分からない 知らない部屋で知らないベッドで 隣にはすやすや眠る知らない人 顔全体が見えないから 誰なのか全然分からないが 知り合いでは無いことは確か 焦る頭をフル回転させて考える 昨日は、確か...
〇〇
りさ
仕事で認めてもらえたお祝いで 同期のりさと飲みに行った昨日 すごくすごく嬉しくて 浮かれていた私はいつもよりも 飲みすぎてしまっていた
〇〇
りさ
〇〇
とにかく浮かれてた あの後も、しこたま飲んで りさとバイバイして 上機嫌で帰ったんだっけ... 私がちゃんと帰れるのか りさはとっても心配してたけど タクシーで帰るから大丈夫って言って でも、タクシー乗るまでに 少し外を歩いてみたら 酔っ払った体に夜風が気持ちよくて 少し歩こうって思ったんだ
でもどうしても そこから記憶が無い... だめだ まずはこの状況からなんとか脱したい 決心して、隣の人を起こさないよう ベッドから出ようとした時
??
寝てるはずの隣から声がした
〇〇
??
〇〇
この状況はどうすべき? しんとした空気が漂う 隣の人も起き上がるとベッドの上に 2人並んで座っている状況 こんなこと初めてで どうしたらいいか分からない
??
横にいる私を見ながら尋ねる彼 目があって、彼の顔を見て ようやくこの人が誰なのか分かった
〇〇
紫耀
紫耀
ケラケラ笑っている 間違いない、確実に平野紫耀
〇〇
〇〇
紫耀
ケラケラ笑いながら言う こんな状況で 落ち着いていられるわけがない
紫耀
〇〇
紫耀
確かにお互い服は着ている
紫耀
紫耀
紫耀
淡々と昨日のことを話してくれたが 自分がそんなに危機管理能力が 無いとは思わなかった...
紫耀
紫耀
私の足を指差す ほんとだ...絆創膏が貼ってある 曲がっていたり テープ同士がくっついていたり... 不器用ながらも処置してくれたんだ
〇〇
〇〇
紫耀
紫耀
〇〇
〇〇
申し訳なさすぎ... まさか自分が酔っ払って 人様に迷惑をかけるなんて
〇〇
紫耀
〇〇
紫耀
〇〇
あれはだめ、これはだめなんて 言ってる場合じゃない
紫耀
〇〇
紫耀
あの平野紫耀さんに まさか下の名前で呼ばれるとは 特にファンとかでは無いが 目の前にすると破壊力がすごい
紫耀
紫耀
〇〇
紫耀
知らない男の人 平野さんは果たして 知らない人に入るのだろうか... テレビの印象だと 悪い人には見えない でも、それはあくまで表向きの印象 悪い人の可能性も0では無いのか... いや、そんな事はないはず
〇〇
〇〇
〇〇
〇〇
しばらくの沈黙 何で何も反応がないんだろう... 私は何か見当違いなことを 言ってしまったのだろうか と不安になっていると 急に吹き出し笑いだす平野さん
〇〇
紫耀
口に手を当てゲラゲラ笑う平野さん
〇〇
紫耀
紫耀
〇〇
紫耀
紫耀
〇〇
〇〇
紫耀
紫耀
〇〇
紫耀
紫耀
道路に座り込んだまま動かない彼女が 気になってつい声をかけてしまった 返答次第では、選択肢が変わる 警察か救急車か しばらく待ってみたが返答はない 大丈夫か...? 覗き込んでみると こちらに気付いたのか少し顔を上げた ドキッとした 潤んだ目に火照った顔 酔っ払っているのか...?
紫耀
首を横に振る彼女 再び俺を見ると、更に目を潤ませる
紫耀
何でこんなことを言ったのか 分からない この時には俺にもきっと 下心があったのだろう コクリと頷き ふらふらと立ち上がる彼女 歩きだすと彼女も ちょこちょこと後ろを着いてくる 家に着くと、玄関に座り込み 動かないので、靴を脱がす あー、靴擦れ... だから、 座り込んで歩けないと言ったのか 救急箱を持ってきて、消毒し 絆創膏を貼った 彼女を見るとスースー寝息が聞こえる どうしようか... 隣に座って頭をカクカクしながら 今にも崩れそうに眠る彼女を見ていると
トンっ
肩に小さな衝撃 彼女の頭が乗っかっていた 頭が安定したからか 深い眠りにつく彼女 化粧もよれ、髪も乱れているのに すーすーと気持ちよさそうに 俺の肩の上で寝息をたてる彼女が 無性にかわいく見えて仕方がなかった
紫耀
ほんの数分前に会ったばかりなのに そう思いながらも 口元が緩んでしまうのは きっと、君のせい 彼女をベッドに連れて行き 寝かせる 起きたら名前を聞こう どんな声で話すのだろう きっと何があったか君は覚えてないんだろうな 少し明日にワクワクしながら 俺も隣で眠りについた
紫耀
〇〇
そう言いながら私の手をとる 平野さん
〇〇
紫耀
そう言いながら見つめてくる こんな風に見つめられて嫌って言える人はこの世にいるのだろうか
〇〇
そう言うと平野さんは 柔らかく笑いながら 私にどんどん近づいてくる これから何されちゃうの、私 ぎゅっと目をつぶる
ポンっ
〇〇
頭の上があたたかい 平野さんの手が乗っかっている 平野さんは私の顔を覗き込み ニヤニヤしながら
紫耀
〇〇
恥ずかしすぎ! 顔が熱い 絶対今顔真っ赤だ
紫耀
〇〇
ふふっと笑う平野さん 私は火照った顔を冷ますため 手でぱたぱたと仰ぐ ほんとなんなの...
紫耀
〇〇
紫耀
紫耀
そんなこと嬉しそうに言うから 優しく笑いながら言うから 期待してしまう 最高な恋が始まる予感