キィン!!
ボォン!!
ドォン!!
『私』
…っ!…
『私』
(流石にちょっとキツくなってきた…)
ビネガー
[ヒュン]
『私』
(!!しまっ…)
『私』
グッ…
『私』
[ドサッ]
一同
□□□□!!
『私』
(っ!!…)
『私』
はぁ…なんでこんなとこにまで持ってきてんのよ…
ビネガー
ヒッヒッヒ…あなたの弱点ともいえるものですからねぇ…
マヨネ
あれ、なに!?
ヴィンサント
確か、ビネガーパレスにいた時に見た事がある。
ヴィンサント
あれは確か…
『私』
マナを拘束する枷…
一同
マナを…拘束?
『私』
…私が使う大体の攻撃は、マナを基本的な土台にしてる。
『私』
つまり、私のマナを拘束するって事は、私を無力化するのに等しいってことよ。
ビネガー
では、その間にドラゴンハートを探すとしましょうかねぇ。
『私』
…
『私』
(…そういえばこれ、マナを拘束するっていっても、外から無理矢理抑え込んでるだけだって、あいつらが話してたよね…)
『私』
(なら、内部でマナの流れを操作して枷のところに持っていけば…)
『私』
(もしかしたら…)
ビネガー
?枷が光っている…?
ビネガー
!!まさか…もうその仕組みを見抜いたというのですか!?
『私』
(中の流れを変えて…一気に、爆発させる!!)
『私』
[パァァ]
『私』
[…パキーン!!]
一同
!!
ビネガー
…まさか解錠方法まで見つけてしまうとは…
『私』
あんたが嫌ってほどつけてくれたおかげで、
『私』
こっちも自ずと仕組みが分かっちゃったのよ。
ビネガー
ふむ…まぁいいでしょう。
ビネガー
ドラゴンハートは取り返せたことですし、
ビネガー
今日はこの辺で帰るとしましょうか。
ヴィンサント
!!しまった、いつの間に…!!
『私』
(なんであいつらは微塵も気付いてないのよ…)
ビネガー
ウヒヒヒヒヒ…[バサッバサッ…]
チャップ
おい、待てー!!
『私』
………
『私』
…帰っ、たの…よね…[バタッ]
一同
□□□□!!
『私』
…!!
『私』
…
『私』
…どれくらい、寝てたんだろう…
デアファルコン
目が覚めたようだな。
『私』
!!…ドラゴン、ハートは…
デアファルコン
…奪われてしまった。
『私』
…
『私』
…なんか、ごめんね。
デアファルコン
…なぜ謝る?
『私』
…私の大事なものは、全部奪われてく…
『私』
私は何も…何一つとして、守れていない…
『私』
何もかも奪われ、搾取されるばかり…
『私』
(もう、そんなのは嫌なのに…)
『私』
(…これが、無力だってこと、なんだろうな…)
デアファルコン
…
デアファルコン
お前の言いたいことも分かるが…
デアファルコン
…あまり自分を責め立てるな。
デアファルコン
そんなことをずっとしていると、守れるものも守れなくなる。
『私』
…確かに、そうかもしれないね…
マヨネ
あっ…
マヨネ
ねぇ、□□□□が起きたみたいよ?
チャップ
ほんと!?
ヴィンサント
丁度いい。この際色々と聞かせてもらおうか。
ペペロン
確かに。目を覚ましたのはいいことでごわすが…
マヨネ
色々気になることが多すぎるのよね…