日向翔陽
西谷夕
西谷夕
西谷夕
西谷夕
日向翔陽
日向翔陽
日向翔陽
西谷夕
西谷夕
西谷夕
日向翔陽
西谷夕
西谷夕
日向翔陽
日向翔陽
西谷夕
田中龍之介
目をまん丸にしながら龍が驚く。
今朝、俺と翔陽が自転車で一緒に登校してきたのを見て
朝練中に龍が何故かと聞いてきた
素直に話すと龍は体育館に響き渡る声でさけんだ。
その言葉に肯定すると、わらわらと皆が集まってきて、
菅原孝支
澤村大地
菅原孝支
なんて俺らを囲って話をする。
日向翔陽
日向翔陽
澤村大地
日向翔陽
日向翔陽
日向翔陽
菅原孝支
日向翔陽
そうニコニコしながら翔陽は話す。
昨日の涙なんて嘘のように笑ってる翔陽を見て
良かったと思う反面、少し心配になった。
菅原孝支
田中龍之介
なんてしみじみしながら皆練習に戻っていく。
俺と翔陽は顔を見合せて、
クスとお互いに笑ってから練習に戻った。
練習が終わり、
真っ暗な中カラカラと翔陽と俺が自転車を押して帰り道を歩く。
一山超えなくて良くなった翔陽は
なんだか物足りない様子で自転車を押す。
ソワソワして今にも走り出してしまいそうだ。
そんな翔陽を見かねて俺は
西谷夕
とあえて結構時間がかかる道を教える。
急な坂もあって体力作りには丁度良さそうな感じの道。
そう提案すると翔陽は嬉しそうに目を輝かせた。
西谷夕
と思いながら俺は自転車にまたがり、ペダルに足をかける。
西谷夕
日向翔陽
翔陽も嬉しそうにペダルに足をかけた。
お互い準備が出来たことを確認して俺の合図で同時に漕ぎ始める。
競走して分かったんだが、翔陽が速ェ!!
今まで自転車通学なだけあってか
一気には引き離されないが、追い付けねぇ。
それどころがジワジワ引き離される。
俺も負けじと漕いだから言うほど引き離されなかったが、
ゴールには翔陽が先に着いた。
西谷夕
日向翔陽
お互い息を切らしながら家の前で自転車から降りる。
満足そうに笑う翔陽を見たら、
この提案をして良かったと心の底から思えた。
翔陽と暮らしてると新しく気付くことが結構ある。
飯を食う時はあんまりテレビを観ないところ、
決まった時間に寝るところ、
家では結構落ち着いているところ、
家の手伝いを文句を言わずするところ、
風呂上がるのが早いところ、
家族と仲が良いところ、
寝相が悪いところ、
バレー以外のスポーツには目もくれないところ
いいところも、悪いところも見えて来て嬉しくなる。
けど、なんだか俺と親父にはよそよそしい。
いつまでも敬語が外れねぇ。
それが少し寂しい。
西谷夕
なんて思っていた
が、ふと泣いてる翔陽が頭に過ぎる。
それを思い出すと、もしかしたら翔陽は再婚嫌だったんじゃねぇかな。
と考える。
それを口に出すつもりはないが、
翔陽が少しでも楽しく暮らせるように努力しようって思う。
あの自転車で競走した帰り道のような
腹の底から笑ってる翔陽が普通になるぐらいには幸せにしてやりたい。
だからちょっと頑張った。
翔陽をゲームに誘ったり
自主練に誘ったり
朝飯分けてやったり
飲み物奢ってやったり
頭撫でる回数を多くしたり
ハイタッチを積極的にするようにしたり
すると旭さんに指摘された。
東峰旭
と。
西谷夕
日向翔陽
西谷夕
日向翔陽
日向翔陽
日向翔陽
西谷夕
東峰旭
西谷夕
東峰旭
菅原孝支
東峰旭
菅原孝支
菅原孝支
西谷夕
日向翔陽
西谷夕
日向翔陽
日向翔陽
西谷夕
菅原孝支
菅さんと旭さんは驚いて、
翔陽は変って言わないで下さい!!と少し怒っている。
嗚呼、成程な。
抱きつくのとかを拒否されなかったのは
翔陽は俺を友達って思ってるからか。
先輩後輩って関係よりも家族に近くなったような感じがしてとても嬉しかった。
けど
ちょっと
ほんのちょっとだけ
西谷夕
…寂しいかもしれねぇ
日向翔陽
西谷夕
日向翔陽
西谷夕
日向翔陽
空になった紙パックを両手に走り出した翔陽を見ながら
翔陽が頑なに兄弟だと口にしないのは何故だろうと、
考えた。
何となく、予想はしているが。
真偽は分からない。
分かっているけれど、
翔陽が自分から話し出すのを待とうと思った。
親の話を出した時の翔陽が、
酷く怯え、
今にも泣きそうな顔をしていたから。
コメント
4件
軽く言って最高です! 俺も兄とめっちゃ距離近いっすよ 時々じゃなくても手繋いでますもん!
ノヤっさんちょっと悲しいですね……でも兄弟ってそんぐらい距離って近い感じでも毎日楽しそう✨ 僕は距離感近くてもいいと思います😊何故なら腐が見れるのでね( ◜ω◝ )白いクマさんってやっぱりキャラの感情とかの表現が伝わりやすくめっちゃ読みやすいです!