初恋はタバコの香り

ないこ(受)心情

ないこ(攻)心情

in The naiko house

PCに向き合っていたが、疲れたため天井をむく

手元にあった缶コーヒーを飲む

もちろん活動は忙しいが、なんというか、

行くあてもないのにただ必死にやってもやる気が起きない

イレギュラーを唄う俺たちに

イレギュラーなことがなければ話にならない

ﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝ♪

ひとりでそんなことを呟きながら少し楽しかったりもする

リビングから出て、外へ足を動かす

ガチャッ…

今、俺の目の前でイレギュラーなことが起こりました

ガシッ、(ドア掴)

ﾊﾟｸｯ、(耳)

頬を触ると暑かった

赤くなっているのも、間違いじゃないかもしれない

ソファに座っていたもう1人の俺

そのすぐ隣に腰掛ける

見るからに初心な反応

見ているのが楽しい

別にゲイではないが、女のような反応をするコイツが楽しい

にたっ、と笑うと

突然俺の顎を掴み、舌をちろりと覗かせる

それが少しいやらしい

半ば流されるように舌を出した

思っていたよりも小さく、同じ体のはずなのに可愛らしく見える

ちゅっ、

頭がふわふわとする

何も考えられないくらい溶けそうなキス

味なんてなくて、ただ呼吸するのに手いっぱいで

苦しいのに離れられなくて

手首を掴まれて優しくソファに押し倒される

その間も、舌は繋がったままで

イケナイことをしている気分になる

男に興奮するとか、よく分からなかった

だけれど、何も考えられない顔、

頬を紅陽させ、舌は出っぱなし

舌には先程深いキスをしたからか唾液が絡まっている

何も分からずただこちらを見つめる姿ににたっ、と口角が上がる

するりと頬に手をかけられる

先程まで外にいたからか手がひんやりと冷たい

なぜだろう、同じ体なのに感じているのは

ｸﾁｭｯ…ぬるっ、ｸﾁｭｸﾁｭｯ、♡♡

くちゅっ、ｸﾁｭｸﾁｭｯ…こりゅっ、

指が自分の知らないほど奥まで入れられ、こりっと

しこりのようなものを押された時、目の前がぱちぱちと弾けるほど

気持ち良く、最近抜けてなかった分が飛び出てしまった

自分より小さいもの、そこには垂れてきた精液があり

勃っているはずなのに小さい

ぴとっ、

俺のアナの近くの肉に指を置かれる

突然すぎることで腰がびくっと跳ねた

つぷっ…くちゅっ、こりっごりゅっ、♡♡

加虐心を煽るように止まらない涙

口からはだらしなく舌と唾液が垂れている

余裕がなくなったような表情

少し赤面し、汗をかいている

まだ昼間、こんな時間にシているなんて

おかしいなぁ、

ぴとっ、

ひくひくと欲しがっているメスアナ

自分の体なのに変な感じだ

メスアナに自分のものを当ててやるといい反応をする

処女にしては感度がいいらしい

軽く自分が上から来ていた洋服の袖を掴まれる

快楽に耐えられず震える小さな手で

その手を拾い上げ、自分と恋人繋ぎをし、(両手)

抵抗できないようにした上でゆっくりといれてあげる

ずぷぷぷっ、…♡♡

垂れてきた髪をかきあげ汗が顎に滴る

その姿なのに、自分なのにお腹がきゅんっ、と締まる

どちゅんっ！♡♡♡

どちゅっ、ぱちゅぱちゅっ、ごりゅんっ♡♡♡

びくびくと痙攣しながら快楽に悶えている

ぷっくりと膨らんだ胸飾り、触らずにはいられなくて

きゅむっ、♡♡

ぎゅうっ、ぐりぐりっ、♡♡

ぱしゃっ、

ごちゅっ、ごりっ、ごりゅっ、♡♡

ごりゅっ、ぐぱっ、♡♡

恋人繋ぎされていた手が、少し下がって手首を持つ形に

支配されるような感覚、目元が弾けるような快楽、

初めてなのに、溺れてしまいそうで

ぐぽっ、ぐぽんっ♡♡

ぐっぽっぐぽんっ、♡♡

自分の乱れた姿

こんなものを見る機会は滅多にない、ただ感じることしか出来ないこの状態

味わったことの無い快楽に瞳を歪ませる

なんて、俺好みの顔なんだろう

ぐぽんっ、ぐりぐりっ、♡♡

自分が結局イけなかったため欲が溜まる

ｼｭｺｼｭｺｼｭｺｼｭｺｯ…♡♡

びたっ、ぴちゃぴちゃっ、♡♡

寝ているこいつに顔射した

白く濁った液体が顔から垂れている状況に興奮する

ぱしゃっ、

２回目のハメ撮り、綺麗に映る

開いたままの口からは白く濁ったような半透明の液体が流れ落ちていた

ｼﾞﾘﾘﾘﾘﾘｯ、ｼﾞﾘﾘﾘﾘﾘｯ♪

出してきたのは2枚の写真

付き合ってもいないのに致した、しかも初めて

それを自分に…

ポケットからタバコを取り出す

言い返せなくなって少しムカついているようだ

頬をふくらませていてわかりやすい

妙な闘争心、可愛らしい

涙が見える

昨日のあの顔を思い出し、何故か興奮した

片手をあげる程度の挨拶

軽い別れ

初めて、奪ったくせに…

ギィッ…(ドア開く)

ドアを開け、閉まった

ガチャっ！

勢いよく扉を開けた時、

もう1人の俺はもういませんでした

うっすら瞳に涙が浮かぶ

初恋の相手は、まさかの自分でした

鼻と口元、そしてお腹に残るあなたの感覚

手に握るのは、あなたがいた証拠写真

見るのは恥ずかしいけれど、あなたを思い出す

溢れ出る涙、俺の服を濡らす

閉まった扉は、きっともう開かない

｢2枚の写真｣ end