｢好き｣はお預けです

どうもこんにちは黄と申します

僕は今中学3年生の受験生です

そして2つ下に弟がいます

とても可愛いです

さてまずなんで僕は今お風呂にいるのか

まぁ単純にお風呂に入ってるだけですね

ですがここが大事なんです

なんと

僕が声を発するとだっと逃げる音がした

なんと弟がお風呂のドア越しにいるようになりました

まぁ中学生1年生にですしまぁそういうお年頃なのはわかります

わかりますよ？

少しえっちな事に興味を持ち始めるのは100も承知です

ですが僕は男です

3年生にもなると身体付きも変わり女性とはかけ離れています

だから僕は今弟が心配です

男の体を見て興奮するような子になってしまったと

親は共働きで中々帰ってきません

なので桃くんとはずっと一緒だったので他の家庭の兄弟より過敏になってしまっているのかもしれません

だが男が男の体を見るのは普通じゃない…

ですよね…？

けど僕は体を見られているっと言うわけでもない…

僕は立ち上がり風呂を出ようとします

今日こそは桃くんとちゃんと話さなくては！っと

そんな時お風呂のドアが開きました

目の前には桃くんが裸でいました

桃くんはぷく〜と頬を膨らませ僕をじっと見つめる

言動も行動も子供らしいと思っていたのに顔付きが男性になってきている

やっぱり成長って早いな…

目をキラキラとして見つめてくる

先程は成長が早いと言いましたがやはり変わらず可愛らしいところがある…

それはとても嬉しいですね…

流れでYESと言ってしまった！！！

それに桃くん洗い終わると何気なく僕の膝に乗ってきていますし！！？

近くないですか！！！？？

表情が見えませんし何を考えているかわかりません〜〜！！！

いきなり話をふられて不自然にびっくりしてしまった…恥ずかしい……

それでどうしたら良いかわからず話したかった

でも話しかけずらくお風呂の前にいた…っと言う事だと辻褄が合うんですが

僕の言葉を遮るようにして桃くんは続ける

桃くんが立ち上がろうとするので僕は抑えた

確かに桃くんの考えている事は普通の兄弟ではまずない話だ

だがこのまま桃くんから離れたらダメだ

桃くんが傷ついてしまう

僕は桃くんのこと好きです

そう言って桃くんを安心させたい

笑って嬉しがってほしい

でもこれは桃くんのと同じ気持ちなのかわからない

こんな生半可な覚悟で桃くんの気持ちを踏みにじりたくない

だから僕はまだ言わない

だから僕は桃くんに期待する

桃くんが僕の気持ちに自信をつけてくれることに

桃くんと同じ気持ちにしてくれる事に

それまでは桃くんに｢好き｣はお預けです