この作品はいかがでしたか?
1,202
この作品はいかがでしたか?
1,202
コメント
11件
みかんちゃんほんと小説書くの上手くない? 私なんぞ底辺だからめっちゃ下手だよ... 完結楽しみ!無理のない程度で頑張ってね!
や ば い で す 心 臓 止 ま り そ う で す … も う め ち ゃ 好 き … い や こ れ は も う 愛 し て る わ 🫶🏻 み か ち の 沼 に ハ マ り 中 🫠 え 次 回 予 告 好 き な に そ の 表 現 よ く 思 い つ い た ね 、 ! ? も う 参 考 に さ せ て 貰 い た い く ら い …
数年前
満月の夜だった
蘭
任務に出ていた俺は 皮肉にも大怪我をおってしまった
「 おいっ、此方に血痕があるぞ。」
蘭
流石にここ迄だと思った その時
「ッ なんだお前は!?」
叫び声 銃声 全てがやがて聞こえなくなる
( コ ツ コ ツ
現れたのは 血に濡れた人影
蘭
返ってきた言葉は 冷酷で刺々しい
殺意も恐怖も 何も無い
全ての感情を ごっそりと抜け去った
幽霊の様な 人間だと思った
蘭
蘭
意外なお誘いに 頭が混乱する
蘭
蘭
少しの静寂に 風が吹いて
パーカーに隠れていた 顔が少し露になる
蘭
それは数年前の 刺激的な初恋を思い出させた
彼女の顔に 薄らと月の光が差す
多分普通の人間が見れば
彼女の姿は 残酷で脅威で悲惨なのだろう
オレ でも灰谷蘭からして見れば
可憐な女に
そう見えたんだ
蘭
人の話を遮って
まるで早く終わらせたいと 言わんばかりに
彼女は処置をし始めた
蘭
互いに無言
張り詰めた空気を 断ち切る様に口を開いた
蘭
蘭
蘭
気づけば 傷だらけの右腕が動いて
パーカーから 彼女の顔を覗いた
その素顔は あまりにも綺麗すぎた
"月下の姫君"
そんな言葉が 脳裏に浮かんだ
蘭
蘭
「 燐チャン 」
アメジストの瞳が 真っ直ぐ俺を見つめる
その瞳の奥には 戸惑いの色が隠されていた
金魚の様に 口を開閉する彼女
さっきの幽霊とは 別人な姿に妙な好奇心が沸き立つ
『 彼女が欲しい 』
そんな時 額に冷たいモノが当たった
彼女が出した黒い銃
蘭
蘭
月に照らされた 彼女の歪んだ顔を見て
ナイトクイーン "月下美人"
そんな奴が 有名に成っていたことを思い出す
蘭
蘭
隠すことを 諦めたのだろう
俺に銃口を 向けながら
幽霊の様な顔で 問う
蘭
蘭
額で銃口を軽く押す
引き金に指をかける彼女
蘭
不思議と心が高揚した
銃声が鳴った
不思議と痛みはなく
残ったのは
左肩を針で刺された様な 感覚だけだった
蘭
… …
蘭
竜胆
九井
鶴蝶
三途
蘭
三途
蘭
蘭
三途
蘭
九井
鶴蝶
竜胆
鶴蝶
鶴蝶
九井
九井
( ガチャ
万次郎
蘭
万次郎
扉から出てきたのは
濁った泥水の様な 瞳をした我が主だった
数十分前
花鈴
万次郎
血塗れになった 身体を指さして
少し震えた声で 問う
花鈴
花鈴
まるで子を安心させる 親の様に
綿菓子の様な ふんわりとした声を出す
それなのに
彼女が遠くに感じるのは 何故だろう
触れられる距離に
話せる距離に
共に過ごせる関係に
花鈴
"首領"と"部下"
その関係をいい事に 高く厚い壁を建て
互いに 避け合い
互いに 求め合う
万次郎
否、違う
花鈴
求めているのは 自分だけだ
彼女は多分 俺に会うことを望んだ
でも 俺に逢うことは望んでない
万次郎
万次郎
触れられない距離を
話せない距離を
愛し合わない関係を
彼女が望むのなら
花鈴
花鈴
万次郎
「 ____、 」
万次郎
嗚呼、ほら
又、俺の知らない彼女の顔
( ガチャ
万次郎
蘭
万次郎
万次郎
俺も彼女を
遠ざけよう、と
万次郎
万次郎
もう二度 君に幻惑しないように
next time
「 いっつも勝手なんだよテメェは! 」
「 離してやるものか、 」
「 変な奴、 」
「 彼奴、やっぱり何処かで 」
「 御前程の実力者はこの先も現れねぇよ。 」
「 御免、愛してた。 」
「 約束、守れなかったな。」
「 もう一度だけ、チャンスをやる。 」
・ ・ ・
「 初めまして、ヒーロー。 」
……To be continued
𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝ ♡1000