月影と怪盗と名探偵

私が向かう先は──

私は、維持の悪い笑みを浮かべた。

毛利探偵事務所(江戸川コナン目線)

どういうことだ、これ……。

オレ──江戸川コナンは、毛利探偵事務所のHホームページを見ていた。

蘭もオレと同様HPを見た。

おっちゃんは沖野ヨーコ見てて……。

おっちゃんのことはともかく、毛利探偵事務所のHPに変なメールが来ていたのだ。

中身は高2の探偵、工藤新一なんだけどな……。

まあそれを蘭に言うつもりはないし、あの黒ずくめの組織のやつらにバレるから言わないけど

プルルルルル……プルルルル……

オレに電話……？　安室さんとか？

！？　オレのことを知ってる人って……

……？　本当にわからない。

プツッ。

オレは安室さんに話つけてくるか

喫茶ポアロ

毛利探偵事務所

確かに。あの人、ホテル転々としてるしなー……。

てか勝手に入って来てるし……。

そろそろ時間……。本当に来るのか？

毛利探偵事務所前

1回、新一に電話しようかしら？

プルルルル、プルルルル……

翡翠からの電話。

翡翠との電話を終了した。

と、快斗からメッセージが入った。

あいつぅー！

何考えてんのよ！？

私達は怪盗と探偵っていう敵対同士でしょーが！

私は絶対やらないわよー！！

あ、そだ、翡翠に任せようかしら？

翡翠にメッセージを送ってみる。

あっ、もう2時すぎてるじゃない！

やっぱ諦めよ。新一にはそのうち言えばいっか

私はその場から立ち去った。