リョウ
うーん...
目が覚めると、そこは
底のない
''暗闇''だった
リョウ
!?
リョウ
だ、だれかっ!
その時、俺の目に止まったのは
黒いヴェールに包まれた、
少女だった。
リョウ
あ、あの!
少女がこちらに気づき、振り向く瞬間
それは何故か永遠にも思えるほど 長かった。
あれ、意識が...遠...のい...て...
...
リョウ
っ!?
明るい。ここは...?
リョウ
病院...?
独特の消毒臭い匂いがする。
母
..!!
母
リョウちゃん!!起きたの!?
リョウ
!?
リョウ
お、お母さん!?
母
良かった...!
母
お母さん、お医者さん呼んでくるからね、!!
リョウ
え、ちょ、待って!!
俺の呼び掛けはよそに、母は病室から出ていってしまった。
リョウ
...
リョウ
それにしても...
なぜ俺は病院にいるのだろう...
目覚める前の記憶が すっぽり抜けている...
リョウ
どうし...!?
ふと視線を窓にやった時だった
少女が宙に浮いているではないか
そしてその少女は
ガラス張りの窓をすり抜け
俺の斜め右に留まった。
リョウ
だ、誰...?
???
私も、忙しいんです、
リョウ
え..?あ、あの、誰.,
???
次はよけないでくださいね。
リョウ
へ、あ、え?
???
じゃあ、また後で
謎の少女は、そう言うと、 くるりと振り返った。
そこで俺は気づいた。
リョウ
あっ!
???
!?...?
少女は突然叫ばれ、ピタリと止まった
ゆっくり、振り向いた。
リョウ
君、だったんだ...。
...あれ
最初は焦ってよく見なかったけど、 よくよく見てみると...
リョウ
かわいい...
やべ、変なことを口走ってしまった。
あれ、照れてる...?
???
かわ、いい、?
???
私、が?
リョウ
え、あ、うん。
どうしよう、絶対引かれてる...。
???
...
???
...うれしい...!
リョウ
あ、うん...
良かった、ひとまず安心だ。
???
貴方、とっても優しい...
リョウ
え?
???
天界、連れていく!
...え?
リョウ
テ、テン、カイ!?