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テラーノベル(Teller Novel)

あ、れ………暗い

心の中……空っぽだ

真一郎とエマの死が発覚してから1週間

私たち、佐野家は

まるで糸でも切れたかのように、

無になった

でも、私たちは生きてる。

それは……イザナ、マイキー、私、3人でまだ、お互いを支え合えるからだ

ザァァ……

RINO

………………

RINO

………………

ねー、RINO!

RINO

…………

あー、またそんな顔しちゃって、、

笑えばそんなこと忘れられるよっ!

姉であるウチがRINOのこと守るし!

RINO

………………

およそ13年前

ほら、お兄ちゃんにバイバイして

イザナ(幼少期)

そのうち……必ず迎えに行く

イザナ(幼少期)

約束だ、エマ、リノ

エマ(幼少期)

うん、、、

リノ(幼少期)

またね、にい……ゥゥゥ……ポロポロ

イザナ(幼少期)

また戻ってくるってば、笑

エマ(幼少期)

そーそー!にいは帰ってくるっ!

リノ(幼少期)

その時までいい子で待ってる……ギュー

イザナ(幼少期)

ん、にぃとの約束な、ニコッ

リノ(幼少期)

うん、、、!

私、佐野リノは

兄妹の末っ子として……

最初は黒川リノとして生まれた

兄、イザナは少年院へ、 姉のエマと私は一緒に残った

エマ(幼少期)

よし!にいの分までウチらが頑張るぞっ!

リノ(幼少期)

うんっ!

リノ(幼少期)

ちゃんといい子にして待ってるんだっ!

エマ(幼少期)

うんうん!

エマ(幼少期)

あ、そういえばさぁ

リノ(幼少期)

エマ(幼少期)

今、ウチらって3さいじゃん?

リノ(幼少期)

うんうん

エマ(幼少期)

あともうちょっとで個性でるかもね!

リノ(幼少期)

おぉ!

リノ(幼少期)

…………

エマ(幼少期)

なんかねぇ、にいはもう7さいだから個性出てるらしいんだけど

エマ(幼少期)

あんまり見せてくれないんだよねぇ

リノ(幼少期)

……うん、そーだねぇ

リノ(幼少期)

……ギュ(片方の目を抑える)

リノ(幼少期)

エマは個性出たの?

エマ(幼少期)

んー……エマはねぇ、

エマ(幼少期)

なんか、結構前から怪我とか治せるよ!個性かなぁ?

エマ(幼少期)

個性って複数出る可能性もあるからまだわかんない!

リノ(幼少期)

そっか!

リノ(幼少期)

私は……

リノ(幼少期)

まだかな!

エマ(幼少期)

じゃ、4さいになるまでのお楽しみだね!

リノ(幼少期)

うん!

本当は知ってた、

個性、?もう出てる、…………みんなとは違う何かが見えてることも

エマもそれにはなんとなく気づいてたみたい

でも、そっとしておいてくれた。 本当に優しい

あの後、私たちはちゃんといい子にして過ごしてた

でも、ママはそのくらいから毎日お出かけばっかりだった気がする

……そして、1年ほどたった頃

グラサンのお兄さんが尋ねてきた

ピーンポーン……

リノ(幼少期)

お母さん(カレン)

誰かしら、

エマ(幼少期)

?誰だろ

お母さん(カレン)

………

ガチャ

お母さん(カレン)

あの、どちら様で…?

あ、どうも、初めまして

僕は五条悟です

お母さん(カレン)

は、はぁ、

まぁ、僕が来たのには訳があってですね

……黒川リノちゃん

お母さん(カレン)

え、?

リノ(幼少期)

(……?)

……君、黒川リノちゃんだよね?

リノ(幼少期)

……コクリ

ジー……

リノ(幼少期)

……ジー……

うん、君だね

エマ(幼少期)

……?リノ、どうしたの?

………君はエマちゃんかな?

エマ(幼少期)

ぇ……

リノ(幼少期)

………

……お話があるんです

お母さん(カレン)

…………

そのお兄さん……悟の話によると

私たちには個性とは違う特別な力があるとかなんとか

普通は別にそれで何ともないらしい

でも、私に関しては前代未聞で特訓だの色々教えないといけないとか

…………エマとは、少し離れ離れになると告げられた

トコトコ

リノ(幼少期)

ねぇ、おにーさん

んー?

リノ(幼少期)

何で私だけここにきたの?

んー……一応君だけじゃないけど、

リノ(幼少期)

え?仲間いるの?

ま、そんな感じ

何でここに来たのかは今からわかるよ

リノ(幼少期)

ふーん……

スー

お待たせー

リノ(幼少期)

………ジー

イザナ(幼少期)

………!、、リノ!、、

リノ(幼少期)

!!!にぃッ!!!

リノ(幼少期)

ギュッー!!!

イザナ(幼少期)

1年ぶりか?w

イザナ(幼少期)

大きく……なった?

リノ(幼少期)

ムッ

イザナ(幼少期)

ごめんw

リノ(幼少期)

ねぇ、にぃ!私たちね!ちゃんといい子にしてたの!

イザナ(幼少期)

おー!偉いなぁ〜

感動の再開のところ申し訳ないんだけど

リノ(幼少期)

イザナ(幼少期)

なんだよ、おっさん

( ゚∀゚)・∵. グハッ!!

おっさんって、僕、学生なのにぃぃ

イザナ(幼少期)

知るか、ベー

リノ(幼少期)

……ジー

リノ(幼少期)

……ベー!

イザナ君…リノちゃんが真似しちゃうからやめよ?

イザナ(幼少期)

知るか

最近の子は……ハァ……

イザナ(幼少期)

てかなんで俺とリノだけ連れてきた

イザナ(幼少期)

……エマは、

んー……それはいくつか説明しなきゃいけないことがあるね

リノ(幼少期)

………

リノ(幼少期)

ギュッ(片方の目をおさえる)

私に、、、

何の力があるというの?

…………

………この、生まれた時からの感覚、もしかしたら、

わかるのかもしれない

遅れてごめんなさい!!! ついに過去編突入! 次回♡500!

あの子は"ーーーーー"のはずだった

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