注意事項 全部に決まってるやろぉ！！！！(うるさ…)

ｸﾞｽｯ……ｸﾞｽｯ…ﾋｸﾞｯ……ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

ある“館”のリビングに1人の泣き声が響く

だが誰も心配しない

否

心配してくれる人物は

“もう居ない”

母さん…ｸﾞｽｯ…父さん……ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

と何回も何回も言い続けるが

返事が来ることはない

ガタッ

ﾋｯ…来ないでぇ…ｸﾞｽｯ…

やだ…来ないでｯ…

さっきまでは母さん､父さんと泣きながら何度も連呼していたが

今は来ないでと泣きながら連呼する

ｧ…あ…やだ…！やだｧ…殺さないでｯ！死にたくないｯ…ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

少年の目の前にはこの世のものではない“何か”が居る…

その“何か”は大きな口をあけ

ｸﾞｼｬ…ｸﾁｬ…ﾊﾞｷｯ…ｸﾞﾁｯｸﾁｬ…ｸﾁｬ…

少年を一口で食べてしまった

すると

その“何か”は

グニャグニャと形を変える

その“何か”はさっき食い殺した

少年の姿になった…

そう言いながらまたグニャグニャと形を変える

何かは大体高校2年くらいの背丈になっていた

きっとあの少年はここに来ずに平穏に暮らしていればこんなに大きくなれたのだろう…

だがもう遅い

少年は死んだのだから

ガチャ