霊夢
な、何よこれ!?
パチュリー
ここは私の部屋兼大研究所。
パチュリー
許可なく入った迷える子羊に、救い(死)を与える部屋でもあるわ。
霊夢
いや完全に殺す気じゃないの。
パチュリー
安心して、一部の人間には効かないよう設定したわ。
霊夢
良くできたわねぇ。
パチュリー
ここの部屋の説明でもしましょうか。
パチュリー
ここは、フランの魔力を「燃料」にして「縮小」を抑える所よ。
霊夢
しゅ、しゅくしょう?
パチュリー
ええ、カチャ(←眼鏡つけた。)
パチュリー
現在この幻想郷にある博麗大結界が暴走をしているの。
パチュリー
それによりまず、99%の人間が一瞬にして消えていったわ。
霊夢
だ、だから人間の里に人がいなかったのね………
パチュリー
この暴走を止めようとしたのが………
パチュリー
紫を代表とした七賢者が止めにいったわ。
霊夢
結果は?
パチュリー
駄目だったわ。
パチュリー
紫以外の賢者はこの世界を守るために自ら消えていったそうよ。
パチュリー
………この話は映像があるわ、一部だけど。
幽ヶ子
ごめんなさい。紫。
紫
お願いよ!お願いだから貴方だけでも逃げて!
幽ヶ子
お茶の匂いが薄くなっていく理由は分かるかしら?
紫
ええ、周りに広がっていく………はっ。
幽ヶ子
そう、私が消えても元々幻想郷だったところにいる。
幽ヶ子
あなたの力で一ヶ所に集めればいい話じゃない。
紫
だとしても………
幽ヶ子
………お願い、ここは私の言うことを聞いて。
幽ヶ子
幻想郷の危機。それは貴方にとって見逃せないもの。
幽ヶ子
ただ、全部を護りきるだなんて、神ですらほとんど不可能なこと。
幽ヶ子
なら質だけではなく数も取らないとね。
紫
………
幽ヶ子
私がいったら、少しでも結界の暴走が収まる。
幽ヶ子
貴方ならその少しの時間、分かるでしょ?
幽ヶ子
その間に………対策をしてね。
紫
幽ヶ子………
紫
分かったわ。泣いてばかりじゃ、賢者のプライドもボロボロね。
幽ヶ子
お願いね………
紫
幽ヶ子………せめて、最後は涙を拭いていきなさい。
幽ヶ子
あら………グスンごめんね。
紫
分かってる。
紫
私も貴方に会えないんじゃないかって思ってる。
幽ヶ子
だからこそ!
紫
また会えるように!
幽ヶ子
この異変を!
紫&幽ヶ子「解決しましょう!」