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理科準備室に着いた
この時間なら葵先生帰ってるはずなのに…
なぜか明かりがついていた。
桜田琴美
…
桜田琴美
葵先生？
桜田琴美
葵先生ー？
辺りを見渡しても、葵先生の姿が見えない。
奥の扉が少しだけ空いていた。
入った事ない部屋だ。
桜田琴美
葵先生…？
扉を空けてしまった。
そこには…
想像もできない光景が広がっていた。
桜田琴美
…
桜田琴美
うそ…でしょ？
壁一面に
私の写真が貼られていた。
そして…
横に写っている長谷先生の顔は、画鋲で穴だらけだった。
桜田琴美
なに…これ…
桜田琴美
葵先生…
私は怖くなって、ドアに手を出した。
水瀬葵
ダーーメっ
水瀬葵
ダメだよ？琴美さん？
私の知ってる葵先生じゃない。
誰なの…
あの優しい葵先生はどこに行っちゃったの…？
水瀬葵
逃げちゃうの？
水瀬葵
せっかく大好きな僕と2人きりになれるのに？？？
逃げようと、ドアを開けようとすると
鍵がかかっていた。
桜田琴美
うそ…でしょ？
桜田琴美
空けてよ！！
桜田琴美
お願い…
桜田琴美
出して…
桜田琴美
助けて…！！！
思いっきりドアを叩いてもビクともしない。
水瀬葵
琴美さんは、悪い子だねぇ？
水瀬葵
そんなドンドンしたらうるさいでしょう？
水瀬葵
そんな悪い子にはちゃんと教育しなきゃね…？
水瀬葵
ね…？
桜田琴美
や…
桜田琴美
や…めて！！！
桜田琴美
やめて！！
桜田琴美
近づかないで！！
ネクタイを解いて、私の首に巻きつけて
だんだんと締めてくる。
水瀬葵
どう？
水瀬葵
死んじゃう？
息がだんだん出来なくなる。
水瀬葵
気持ちいい？？
苦しい。
水瀬葵
どんな気持ち？ねぇ。ねぇ
意識が遠くなる。
水瀬葵
ねぇ！！！ねぇねぇねぇねぇ！？
水瀬葵
気持ちいいんでしょ？
水瀬葵
苦しい？
水瀬葵
痛い？
水瀬葵
どんな気持ち今。
水瀬葵
好きな人に首絞められて！！
水瀬葵
どんな気持ちなの？？
あぁ、
ごめんなさい長谷先生。
最低なのは私だった。
あの時、先生の注意を聞いておけば…。
こんな事には…
意識が遠のくのが分かった。
初めて死を感じた。
《つづく》
《次の話結構グロエロなので無理な方は…ごめんなさい🙇♀️》
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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