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入れ替わり大作戦

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入れ替わり大作戦

1 - 入れ替わり大作戦

♥

32

2023年11月30日

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-廊下-

イソップ

えっと…、

イソップ

あぁ、やっと見つけました…。(部屋の扉の前に立ち)

イソップ

新しく来た…作曲家さんでしたっけ…。

イソップ

まもなく試合が始まるのに一体どうしたのでしょうか…。

イソップ

うぅ、どうして社交恐怖の僕が

イソップ

わざわざ呼び出しに行かなきゃならないんですか…。

イソップ

……。

イソップ

……今は考えても仕方ありませんね。

イソップ

す、すみません…えっと、作曲家さん…?(扉をノックして)

イソップ

い、いらっしゃいますでしょうか…?

???

……あっ、はい…。

???

何方でしょうか…?

イソップ

えっと、納棺師のイソップ・カールです…。

???

納棺師の方…?

???

どうぞ、中へお入り下さい…。(か細い声で言い)

イソップ

あっ……はい、分かりました…。

-作曲家の自室-

イソップ

し、失礼します…。

イソップ

(あれ、部屋が暗い…?)

イソップ

あ、あの…

イソップ

まもなく試合が始まるみたいなので

イソップ

試合待機場まで来て欲しいのですけど…

イソップ

だ、大丈夫ですかね……えっと、

???

あっ、挨拶がまだでしたね…。

フレデリック

…フレデリック・クレイバーグです。

フレデリック

すみませんが、今日の試合は欠席でお願い出来ませんか…?

イソップ

何か用事でもあるんですか?

イソップ

そ、それより…

イソップ

部屋が暗いので、電気をつけてもいいですか?(壁越しに電気スイッチを探って)

フレデリック

!あっ……それはちょっと…。

イソップ

あっ、これですかね。(電気スイッチを押して)

イソップ

イソップ

フレデリックさん、もしかして

イソップ

体調が悪いのですか…?(ベッドで寝ている姿を目にして)

フレデリック

め、面目ないです…。

フレデリック

昨日は遅くまで曲作りに夢中になっていまして

フレデリック

その結果、熱が少々上がってしまいました…。

フレデリック

今日試合に出る皆さんには本当に申し訳ないです…。

イソップ

そ、そうだったのですね…。

フレデリック

はぁ…、今日は初めての試合だと言うのに

フレデリック

何故昨日、曲作りを途中で止めて就寝しなかったのでしょう…。

フレデリック

己の欲望に負けてしまうなんて、

フレデリック

私は愚か者です…。(目を閉じて、自分の行いに後悔しており)

イソップ

……。

イソップ

そ、それでしたら…

イソップ

僕が代わりに行きましょうか?

イソップ

(あれ、僕は何言っているのだろう…。)

フレデリック

カールさん、貴方が…?

イソップ

僕は今日、試合がありませんから

イソップ

フレデリックさんの代わりとしてなら大丈夫なんじゃないかと…。

フレデリック

えっ、カールさんは今日試合が無いのですか?

フレデリック

では何故、カールさんが私に呼び出しを…?

イソップ

あっ、それは部屋に帰ろうとしたら

イソップ

試合に行く皆さんに声がかかりまして…

イソップ

フレデリックさんの呼び出しに行って欲しいと頼まれただけです…。

フレデリック

なるほど…、わざわざすみません…。

フレデリック

……。(ベッドから体を起こして)

フレデリック

……その、もし宜しければ

フレデリック

私の代わりをして貰えませんか…?

イソップ

か、代わりですか…?

フレデリック

は、はい…。

フレデリック

見たところ、カールさんは私と容姿が似ていますし

フレデリック

私の格好をして試合に行ってくれないでしょうか…?

イソップ

要するに、

イソップ

フレデリックさんの偽物になればいいのでしょうか…?

フレデリック

はい、無茶なお願いだとは分かっています…。

フレデリック

ですが、どうか私を演じてくれませんか?

フレデリック

さっきは試合を欠席すると言いましたが、

フレデリック

本心はとても行きたいのです…。

フレデリック

でないと私は、約束を破る薄情な人だと思われてしまいます…。

イソップ

そ、そんなには皆さん思わないと思いますけど…。

イソップ

体調が悪い日は誰にでもありますからね。

フレデリック

そ、それでも…!

フレデリック

私は約束事を守りたいのです…!

イソップ

お、落ち着いて下さい…。

イソップ

……分かりました、

イソップ

僕でフレデリックさんの代わりが務まるなら

イソップ

試合に行ってきます。

フレデリック

!ほ、本当ですか…?

フレデリック

カールさん、ありがとうございます…!

フレデリック

!……っ。(こめかみに手を当てて)

イソップ

だ、大丈夫ですか?

フレデリック

すみません…、少し頭痛がして…。

イソップ

とりあえず、今日は安静に寝ていた方が良いかと…。

フレデリック

はい、そうします…。

フレデリック

あっ、私の服はクローゼットにありますので確認をお願いします…。

イソップ

クローゼットですね、分かりました。

フレデリック

あと、この音又をお持ち下さい。(ベッド横に置いてある音又を手に持ち)

イソップ

これは…?

フレデリック

カールさんが身の危険を感じた時、

フレデリック

この音又を叩いてみて下さい。

フレデリック

少しの時間だけ…、加速する事ができます。

イソップ

凄いですね…、これならハンターとの距離もとれそうです。

フレデリック

時間稼ぎぐらいにしかなりませんが、

フレデリック

是非活用してみて下さい…。

イソップ

分かりました…。

イソップ

では、そろそろ時間だと思うので行ってきますね。(着替えを手に持ち)

フレデリック

カールさん、気を付けて…。

フレデリック

私が言うのも恐縮ですが…

フレデリック

どうか無理だけはしないで下さいね。(弱々しく微笑み)

イソップ

はい…、

イソップ

試合が終わったらまた戻って来ますね。(そう言って、廊下に出て行き)

-試合待機場の入口前-

フレデリック(イソップ)

ふぅ、何とか間に合いましたね…。

フレデリック(イソップ)

(一旦、自室に帰ってひと通り着替えてみましたが…。)

フレデリック(イソップ)

(皆さんにバレないか心配です…。)

フレデリック(イソップ)

(と言うか、マスクが無いと何だか不安ですね…。)

フレデリック(イソップ)

……とりあえず、入りましょうか。

-試合待機場-

ウィリアム

おっ!あんたが新入りか!?

エマ

あっ!フレデリックさんが来てくれたなの!

エマ

もうすぐ試合が始まるから椅子に座ってほしいなの!(手招きをして)

フレデリック(イソップ)

あっ、はい…。(椅子に座り)

ウィラ

随分遅かったのね、新入りさん。

フレデリック(イソップ)

皆さん遅れてすみません…。

ウィリアム

仕方ねぇよ、初めは緊張するもんな!

ウィリアム

危なくなったら俺が助けるから任せとけ!(にっと笑い)

フレデリック(イソップ)

それは頼もしいですね…。

ウィラ

フレデリックさん、だったかしら…。

ウィラ

貴方と試合に出るのは初めてだから、

ウィラ

ちょっと期待しちゃおうかしら?

フレデリック(イソップ)

えっと…が、頑張りますね…。

ウィリアム

そういやフレデリックは解読が早いんだって?

エマ

なの!フレデリックさんは解読が得意って聞いているなの!

ウィラ

あら、じゃあ彼がハンターに狙われやすいわね。

フレデリック(イソップ)

えっ、本当ですか?……じゃなくて

フレデリック(イソップ)

そ、そうですね…。

ウィリアム

ま、ハンターが俺を追ってくれれば

ウィリアム

この試合は勝てると思うんだよな〜。

ウィラ

その可能性は低いと思うけど…。

エマ

大丈夫なの!捕まったらエマが助けるなの!

ウィリアム

おいおい、吊られる前提かよ!

ウィリアム

…まぁその時は、皆頼むぜ!

ウィラ

ふふ、なるべく解読を早く終わらせてあげるわ。

ウィラ

フレデリックさんがね。

フレデリック(イソップ)

えっ!?あ……はい…。

エマ

フレデリックさんなら余裕なの!

エマ

……あっ!

エマ

そろそろ試合が始まるみたいなの!

ウィリアム

よっしゃ!俺のかっこいいところ見せてやるぜ!!

ウィラ

始まるわね…、無事に勝てるといいけど。

フレデリック(イソップ)

本人の為にも試合で泥を塗るわけにはいきませんよね…。(小声)

エマ

じゃあ試合会場へ向かうなの!

-軍需工場-

-小屋奥付近-

フレデリック(イソップ)

始まってしまいましたね…。

フレデリック(イソップ)

ハンターは…ジョゼフさんですか。(地面に設置している写真機を見ては)

フレデリック(イソップ)

とりあえず物陰に隠れましょう。

パシャッ(写真を撮る音)

フレデリック(イソップ)

……よし、解読しましょうか。(暗号機を解読し始め)

フレデリック(イソップ)

うぅ…何だかいつもより緊張しますね…。

フレデリック(イソップ)

他人を演じる事なんてなかなか無いですから…。

フレデリック(イソップ)

それにしても、フレデリックさんは解読が早い方だったんですね…。

フレデリック(イソップ)

聞いていなかった僕も悪いですが、

フレデリック(イソップ)

狙われやすいとなると身構えてしまいます…。

フレデリック(イソップ)

…そろそろ写真世界が崩壊しますね。

フレデリック(イソップ)

一応コンテナ側に隠密しましょう。

パシャ‥(写真世界が崩壊する音)

ジョゼフ

ん、誰もいないか…。

ジョゼフ

いや待てよ、耳鳴りがする。

ジョゼフ

さては誰か隠密しているな?(辺りを睨みつけ)

フレデリック(イソップ)

……。

フレデリック(イソップ)

(こんな時に限って最初に追われるなんて…。)

フレデリック(イソップ)

(ともかく隠密出来たのは良いですが…

フレデリック(イソップ)

距離が近いので身動きが取れませんね…。)

ジョゼフ

…ねぇ、

ジョゼフ

聞こえているんだろう?

ジョゼフ

そう隠れなくてもいいじゃないか。

ジョゼフ

そこにいるのは分かっているよ。(辺りをサーベルで振りながら)

フレデリック(イソップ)

……!

フレデリック(イソップ)

(…手当り次第で見つけるつもりですか。)

フレデリック(イソップ)

(あっ、皆さんにチャットを打っておかないと…。)

フレデリック(イソップ)

「ハンターが近くにいる!」

フレデリック(イソップ)

(……そろそろ動かないと。)

ウィリアム

「解読中止!助けに行く!」

フレデリック(イソップ)

(……えっ!?もう来るのですか!?)

ウィラ

「解読に集中して!」

エマ

「解読に集中して!」

フレデリック(イソップ)

(…そうですよね、この隙にも暗号機は回っています。)

フレデリック(イソップ)

(少しでも…、時間を稼がないと…。)

ウィリアム

「ついてきて!」

フレデリック(イソップ)

(って、ウィリアムさんが小屋にもう到着しています…。)

ウィリアム

あれ〜?フレデリックの奴どこにいるんだ?

ウィリアム

チャットの方角的にはここらなんだけどな〜。

ジョゼフ

あっ、見つけた…って。

ジョゼフ

この耳鳴りはオフェンスだったのか…?(小屋にいるオフェンスを見つけ)

ジョゼフ

いや、小屋周辺はさっき確認したし

ジョゼフ

粘着に来たところか……つまり。

ジョゼフ

もう1人サバイバーがいるって事だね。(コンテナ付近へ近づき)

フレデリック(イソップ)

「ハンターが近くにいる!」

フレデリック(イソップ)

(……来ますね、とりあえず距離を取らないと。)

ウィリアム

あっ!そこにいるのか!(チャットの方角を見て)

ウィリアム

って、ハンターがフレデリックの方へ行っちまう!

ウィリアム

そうはさせねぇ!(タックルをしながらハンターに向かい)

ジョゼフ

……

ジョゼフ

……あっ、

ジョゼフ

やっぱり隠密していたのか〜。(作曲家を見つけ)

フレデリック(イソップ)

っ……。(2枚板まで走って板を倒し)

ジョゼフ

と言うか君、新しいサバイバーかな?

ジョゼフ

いいね、また写真のコレクションが増えるよ。

ジョゼフ

手始めに一撃をいれ……うぐっ!?(突然スタンして)

ウィリアム

はぁ、はぁ…よっしゃ!

ウィリアム

俺のタックルが決まったぜ!(息を切らしながら)

フレデリック(イソップ)

ウィリアムさん…!

ウィリアム

フレデリック!今のうちに逃げるんだ!

フレデリック(イソップ)

わ、分かりました…!(3枚板の方へ走って行き)

ジョゼフ

ちっ…、油断した…。

ジョゼフ

しかもスタンが長い…。

ジョゼフ

体制を立て直して、あのサバイバーを追わなければ…。

ウィリアム

へへっ、俺のタックル凄いだろ!

ウィリアム

もういっちょ行くぜ!(助走をつけ)

ウィリアム

おらよ…って、

ウィリアム

あ。(ハンターの目の前で止まり)

ジョゼフ

……な、何だ?

ウィリアム

やべぇ!今のタックルで全部消費した!!

ウィリアム

とりあえず板を乗り越え…

ウィリアム

ぐおっ!?(ダウン状態になり)

ジョゼフ

…ハンターの目の前で板を乗り越えるなんて、

ジョゼフ

随分調子にのってるね?(サーベルを手で拭き取り)

ウィリアム

痛ってぇ……、けど

ウィリアム

フレデリックはちゃんと遠くに行ったみたいだな…。(地面に倒れて)

ジョゼフ

今はオフェンスに構っている暇は無いが…。

ジョゼフ

椅子に吊ってから向かうか。(風船状態にして近くの椅子に吊り)

-工場内-

フレデリック(イソップ)

ここまで来たら、少しの間安心ですね…。

エマ

あっ、フレデリックさんなの!(暗号機を回しており)

エマ

もしかしてハンターさんから逃げてきたなの?

フレデリック(イソップ)

えぇ、ウィリアムさんのお陰で…。

フレデリック(イソップ)

ですがそのかわり、ウィリアムさんが吊られてしまいました…。

エマ

じゃあエマが助けに行くなの!

エマ

あっ、でもあと少しで暗号機が上がるなの。(慌てて暗号機を回し)

フレデリック(イソップ)

私も手伝いますね…。(横で暗号機を回し)

エマ

ありがとうなの!

ガチャンッ!(暗号機が上がり)

エマ

よし!これで1台終わりなの!(工場内の暗号機が上がり)

エマ

やっぱり2人で暗号機を上げると早くなった気分になるの!

フレデリック(イソップ)

そ、そうですかね…?(苦笑)

ウィラ

あら、そこの暗号機は上がったのね。(工場の入口から来ては)

エマ

あっ、ウィラさんも来てくれたなの!

ウィラ

じゃあ残りの暗号機は3台かしら。

エマ

そうみたいなの!エマはウィリアムさんの救助に行ってくるなの!

ウィラ

エマは優しいのね、

ウィラ

初手恐怖の一撃を食らったお調子者を助けに行くなんて。

ウィラ

私が救助職だったら見捨てるわよ?

エマ

でもエマは助けるって言ったから助けに行くなの!

エマ

それに今回は危機一髪を持ってきているなの!

ウィラ

…そうね、そこまで言うなら止めないわ。

ウィラ

残りの暗号機は私とフレデリックさんに任せてちょうだい。

エマ

お願いするなの!

エマ

じゃあエマはハンターさんに見つからずに、

エマ

こっそり救助するなの!(オフェンスの救助へ向かい)

ウィラ

頼んだわよ、エマ。

フレデリック(イソップ)

お願いしますね、エマさん…。

ウィラ

…さてと、

ウィラ

私達は暗号機を回さないとね。

ウィラ

フレデリックさん、暗号機を2台頼めるかしら?

フレデリック(イソップ)

えっ!?2台ですか…。

ウィラ

あら、解読が得意じゃなかったの?

フレデリック(イソップ)

い、いえ……。

フレデリック(イソップ)

頑張りますね…。

ウィラ

ふふ、お願いね。

ウィラ

私は小屋の暗号機を解読しに行くわ。(そう言い、小屋に向かい)

フレデリック(イソップ)

あっ、はい…。

フレデリック(イソップ)

えっと、じゃあ残りの暗号機は…。

フレデリック(イソップ)

中央の暗号機ですか…。

フレデリック(イソップ)

うぅ…1番行きたくない場所ですね。

フレデリック(イソップ)

仕方ありません、まだ僕は1台も上げていないですからね。

フレデリック(イソップ)

とにかく急いで向かいましょう。

-中央-

フレデリック(イソップ)

ありましたね、暗号機…。

フレデリック(イソップ)

なるべく急いで解読しましょう。(暗号機を回し)

フレデリック(イソップ)

…まぁ、僕自身の解読速度は普通ですけど

フレデリック(イソップ)

ウィラさんより先に暗号機を1台上げておかないと怪しまれますね…。

フレデリック(イソップ)

出来れば、2台目の途中で合流したいところです。

パシャッ(写真を撮る音)

フレデリック(イソップ)

……っ!心音が…。

フレデリック(イソップ)

ジョゼフさんに近付かれる前に、

フレデリック(イソップ)

写真世界でやり過ごしますか…。(近くにある写真機へ向かい)

-写真世界-

ジョゼフ

あっ、さっきの新しいサバイバー。

フレデリック(イソップ)

!?えっ、どうしてここに…。

フレデリック(イソップ)

に、逃げないと…!(現実世界へ戻ろうとして)

ジョゼフ

ちょ、ちょっと待つんだ!(慌てて写真機の前に立ち)

ジョゼフ

丁度2人っきりだし、

ジョゼフ

君に聞きたい事がある。

フレデリック(イソップ)

!そ、そうやって

フレデリック(イソップ)

油断を突くつもりですか…?

ジョゼフ

そう警戒しなくていい、

ジョゼフ

今は危害を加えないつもりだ。(サーベルを後ろに隠して)

フレデリック(イソップ)

……。

フレデリック(イソップ)

……聞きたい事って、何でしょうか。(警戒しながら)

ジョゼフ

いや凄く警戒しているな…、

ジョゼフ

まぁそんな事はいい。

ジョゼフ

…君は、

ジョゼフ

一体誰だい?

フレデリック(イソップ)

…?誰って、私はサバイバーの作曲家です。

ジョゼフ

うん、名前はフレデリックだったね。

ジョゼフ

で、今私と話している君は誰なんだい?

フレデリック(イソップ)

……。

フレデリック(イソップ)

あのジョゼフさん…、言っている意味が分からないのですが…。

ジョゼフ

……。

ジョゼフ

あれ、意味が分からない?

ジョゼフ

…作曲家の偽物さん。(にこりと笑い)

フレデリック(イソップ)

……えっ?

フレデリック(イソップ)

な、何を言っているのですか?

フレデリック(イソップ)

私は…

ジョゼフ

あ〜もう演技はしなくていいよ。

ジョゼフ

と言っても、殆ど変わらないかな。

ジョゼフ

ねぇ、イソップ?

フレデリック(イソップ)

……!!

フレデリック(イソップ)

……。

ジョゼフ

あれ、だんまり?

フレデリック(イソップ)

……。

フレデリック(イソップ)

どうやら、これ以上はぐらかすのは無理みたいですね…。

フレデリック(イソップ)

(…フレデリックさん、すみません。)

フレデリック(イソップ)

(これ以上は隠し通せません…。)

フレデリック(イソップ)

何故僕だと分かったんですか?

ジョゼフ

最初に疑問を感じたのはこの幻影だね。(解読中の作曲家の幻影を見つめ)

ジョゼフ

攻撃する前に気付いたんだ。

ジョゼフ

近付いてみると、見覚えのある顔だと思ってね。

ジョゼフ

そして、その時君が写真世界に入って来た。

フレデリック(イソップ)

えぇ…、顔のメイクは自信があったのですが…。

ジョゼフ

ふふ、私の写真コレクションを甘く見てはいけないよ。

フレデリック(イソップ)

もしかして、試合で撮った写真保管しているんですか?

ジョゼフ

え、そうだけど?

フレデリック(イソップ)

そ、そうですか…。(深く聞かないおこう。)

ジョゼフ

あと、君がある発言をしてくれて確信したんだよ。

フレデリック(イソップ)

何か言いましたかね…。

ジョゼフ

新しいサバイバーが私の名前を知っている訳ないからね。

フレデリック(イソップ)

あっ…!そ、それは…。

ジョゼフ

だって、これが初試合だもんね?

フレデリック(イソップ)

…そこまで分かっているんですね。

ジョゼフ

これはオフェンスから聞いたよ。

ジョゼフ

吊られている間、何かぶつぶつ言ってたから。

フレデリック(イソップ)

ウィリアムさん…。

フレデリック(イソップ)

(はっ、そう言えば救助は間に合ったのでしょうか…。)

ジョゼフ

…何よそ見しているの?

ジョゼフ

言っておくけどイソップ、

ジョゼフ

これが荘園の主に伝わったらどうなるかな?

フレデリック(イソップ)

ま、まさかジョゼフさん…。

フレデリック(イソップ)

荘園の主に報告するつもりですか…?

ジョゼフ

さぁ、どうだろう?

ジョゼフ

君達が敗北を認めると考えが変わるかもね。

フレデリック(イソップ)

ひ、卑怯ですよ…ジョゼフさん。

フレデリック(イソップ)

確かに僕は今回、フレデリックさんの代わりで来ています。

フレデリック(イソップ)

それがルール違反だったとしても……!

フレデリック(イソップ)

……。

フレデリック(イソップ)

(あ、これ結構まずい感じですね…。)

ジョゼフ

どうしたの?反論の続きは?

フレデリック(イソップ)

……うぅ、え、えっと…。

ジョゼフ

あれ、もう終わりなのかな?

ジョゼフ

…残念だよ、イソップ。

ジョゼフ

君と最後の試合がこんな結末なんてね。(サーベルを構えて)

フレデリック(イソップ)

フレデリック(イソップ)

ジョゼフさん…。

フレデリック(イソップ)

ほ、本当にいいんですか…?

ジョゼフ

ん、急に何だよ…?

フレデリック(イソップ)

もしこの試合が

フレデリック(イソップ)

本人ではない偽物がいるのに勝利した場合、

フレデリック(イソップ)

ジョゼフさんもそれを黙認している事になりますよ?

ジョゼフ

!そ、それは…。

フレデリック(イソップ)

僕はこの試合が終わった後、どうなるか分かりませんが…。

フレデリック(イソップ)

ジョゼフさんはどうしますか?

フレデリック(イソップ)

この試合に敗北するか、

フレデリック(イソップ)

僕と道連れになるかですよ。

ジョゼフ

……。

ジョゼフ

……ははっ、

ジョゼフ

さっきまで私が追い詰めていたのに

ジョゼフ

いつの間にか形勢逆転になっちゃったね。

ジョゼフ

でも残念、

ジョゼフ

最初から聞いていなかった事にするから大丈夫だよ。(サーベルを振り)

フレデリック(イソップ)

うっ……!?(負傷状態になり)

ジョゼフ

今度はこっちがもう1回追い詰めてあげるよ。(サーベルを構えて)

パシャ‥(写真世界が崩壊する音)

エマ

あっ!あと少しで暗号機が上がってたの…。(進捗度が半分になり)

ウィリアム

ちぇっ、間に合わなかったか〜。(解読しながら)

ウィリアム

って、ハンター!?(急に心音がなり)

ウィリアム

おいおい、急に現れたら心臓に悪いだろ!(距離を離して)

エマ

って、フレデリックさんもいるなの!

ウィリアム

負傷中か、次の攻撃には耐えられないな…。

エマ

それは大変なの!エマが治療するなの!

ジョゼフ

おっと、

ジョゼフ

そう簡単に治療させるとでも?

ウィリアム

おいハンター!さっきはよくもやってくれたな。

ウィリアム

フレデリックを吊ろうとするなら、

ウィリアム

俺がもう1回タックルを決めてやるぞ!

ジョゼフ

…君さっき、ボール全部使ってなかった?

ウィリアム

!!

ウィリアム

やべぇ!そうだった!!

フレデリック(イソップ)

……っ、

フレデリック(イソップ)

皆さん、私にかまわず逃げて下さい…。

エマ

ふふん、フレデリックさん安心してなの!

エマ

この暗号機と、

エマ

ウィラさんが2台目の暗号機を終わらせくれているから、

エマ

もうちょっとで通電するなの!

ウィリアム

おぉ!そういやそうだったな!

フレデリック(イソップ)

!本当ですか…。

フレデリック(イソップ)

(ウィラさんにあとで謝っておかないと…。)

フレデリック(イソップ)

でも…、目の前にいるジョゼフさんが

フレデリック(イソップ)

簡単に許してくれるとは思いませんが…。(ちらりと見つめ)

ジョゼフ

うん君達、会話が筒抜けだよ。

ジョゼフ

と言うか、もうそんなに暗号機が進んだの?

ジョゼフ

ほんと、最近の試合は解読が早くて困るよ。

フレデリック(イソップ)

わ、私をダウンさせても

フレデリック(イソップ)

その間に解読が進みますので

フレデリック(イソップ)

攻撃したければどうぞ。

フレデリック(イソップ)

ですが、簡単に倒れませんから…!

ジョゼフ

…へぇ〜、

ジョゼフ

言うじゃないか、イソップ。

ウィラ

エマ、こっちの暗号機は終わったわよ。(小屋方面から向かって来て)

ウィラ

って、全員集合しているじゃない。

エマ

ウィラさん!この暗号機で最後なの!

ウィラ

そう……、分かったわ。

ウィラ

あと、この状況で暗号機を回すのは危険だと思うのだけれど。

ウィリアム

いや、あとちょっとで上がるんだよ!

ウィリアム

ゴリ押しすれは何とかなる!!

ウィラ

…あなたは本当相変わらずね。

ウィラ

……で、写真家さんどうするの?

ウィラ

結果はもう見えているんじゃない?

ジョゼフ

……。

ジョゼフ

……。

ジョゼフ

はぁ、そうだな…。

ジョゼフ

この状況、

ジョゼフ

イソップを吊っても展開は変わらなそうだし…。

ジョゼフ

分かった、投降するよ。

ジョゼフ

勝ち目のない試合なんて興味ないからね。

-ハンターが投降しました-

-結果-

-勝利-

ウィリアム

ま、まじか!?俺達ハンターを投降させたぞ!!

ウィリアム

へへ、やっぱり俺の神タックルが決まったからな…。(自慢げに言い)

ウィラ

そのあと即死したのは誰だったかしらねぇ…?

ウィリアム

ま、まぁ結果オーライだろ?(苦笑)

エマ

2人とも喧嘩しないでなの!

エマ

試合は勝ったから今は皆で喜ぶなの!

ウィラ

…そうね、今は試合に勝てた事を喜びましょうか。

ウィリアム

そうだそうだ!ナイスだぞエマ!

フレデリック(イソップ)

……。

フレデリック(イソップ)

試合に勝てたのですね、私達は…。

ウィラ

フレデリックさんは、試合に勝ったのに大人しいわね。

ウィラ

初試合で勝てるなんてなかなか無いわよ?

フレデリック(イソップ)

そ、そうですね…あまり実感が無くて…。

フレデリック(イソップ)

あと、ウィラさんにほぼ解読を任せてしまいすみません…。

フレデリック(イソップ)

私は解読を早く終わらせる為にいるのに…。

ウィラ

本当よ、おかげで久々に解読を3台回したわ。

ウィラ

しばらくはあまり暗号機を触りたくないわね…。

フレデリック(イソップ)

す、すみません…。

ウィラ

ふふ、冗談よ。

ウィラ

初試合だから今回は見なかった事にしてあげるわ。

フレデリック(イソップ)

あ、ありがとうございます…。

ウィリアム

あれ、ウィラ俺と対応違うくね?

ウィリアム

はっ!

ウィリアム

もしかして、フレデリックに気があるのか!?

エマ

そうなの!?だったらエマ応援するなの!!

ウィラ

あのお調子者の言葉に惑わされては駄目よ、エマ。

ウィラ

もう無視でいいから。

エマ

分かったなの!

ウィリアム

ちょ、お前ら冷たいな!?

エマ

あっ!そう言えばさっき疑問に思った事があるなの!

ウィラ

どうしたの?

エマ

さっき、ジョゼフさん。

エマ

今回の試合にイソップさんいないのに

エマ

2回くらい名前を呼んでたなの。

フレデリック(イソップ)

……!

ウィラ

あら、よく覚えてたわね。

ウィラ

確かに変だとは思うわ。

ウィリアム

えっ、そんな事言ってたかー?

ウィリアム

フレデリックと間違えたんじゃね?

エマ

確かに、フレデリックさんとイソップさんは似ている気がするなの!

フレデリック(イソップ)

え、えっと…。

フレデリック(イソップ)

多分人違いだと思います…。

ウィリアム

だよな!

ウィリアム

だって、イソップはマスクをつけてるからすぐ見分けがつくぜ!

エマ

あっ、本当なの!

エマ

じゃあジョゼフさんの言い間違いって事なの?

ウィラ

さぁね…、それより

ウィラ

そろそろ帰りましょ、ゲートはもう開いているんだし。

ウィリアム

よし!じゃあゲートまで競走だ!!

ウィリアム

1番は譲らねぇぞ!!(そう言って、ゲートへ向かい)

エマ

あっ!エマも走るなの!(オフェンスの後を追い)

ウィラ

最後まで本当に元気ね、あの2人は。

フレデリック(イソップ)

そうですね…、だけど

フレデリック(イソップ)

あの人達らしいです…。(小さく笑みを作り)

ウィラ

フレデリックさんも走って帰ったらどう?

ウィラ

いえ、あなたはそんな性格じゃなかったわね。

フレデリック(イソップ)

……えっ?

ウィラ

珍しい事もあるのね、

ウィラ

イソップさんが誰かの代行をするなんて。(くすくすと笑い)

フレデリック(イソップ)

あっ……、もしかして分かってましたか?

ウィラ

えぇ、試合が始まる前から分かってたわよ。

フレデリック(イソップ)

す、凄いですね…きちんとメイクはしたのですが。

フレデリック(イソップ)

2度も見破られるとは、僕もまだまだですね…。

ウィラ

あぁ、勘違いしないで。

ウィラ

私はあなたの匂いで気付いたのよ。

ウィラ

試合待機場で

ウィラ

あなたが私の前を通り過ぎた時、

ウィラ

線香の匂いが若干したからね。

フレデリック(イソップ)

匂いですか…、流石ウィラさんですね。

ウィラ

それに2度もって事は、写真家さんも分かっていたのね。

フレデリック(イソップ)

はい、途中で気付いたみたいです…。

ウィラ

それってイソップさん、大丈夫?

ウィラ

写真家さん、荘園の主に報告するんじゃない?

フレデリック(イソップ)

可能性はありますね、

フレデリック(イソップ)

でもこれは僕自身が決めた事、と言うか約束したので…

フレデリック(イソップ)

ペナルティは覚悟しています。

ウィラ

……。

ウィラ

その必要は無いかもしれないわね。

フレデリック(イソップ)

えっ、どういう事ですか?

ウィラ

フレデリックさん本人が良かったらいいんじゃないかしら?

フレデリック(イソップ)

そうなんですか…?

ウィラ

私もはっきりとは知らないけど、

ウィラ

本人が許可を出したら誰も文句は言わない…

ウィラ

と、思うわよ。(微笑み)

フレデリック(イソップ)

うぅ、何だか不安ですね…。

ウィラ

大丈夫よ、もし聞かれても

ウィラ

私達はフレデリックさんだったって、言うから。

ウィラ

別に嘘は言ってないでしょ?

ウィラ

あの2人もフレデリックさんが偽物だと分からなかったみたいだし、

ウィラ

きっと大丈夫よ。

フレデリック(イソップ)

ウィラさん…、ありがとうございます。

フレデリック(イソップ)

あの、1つ聞いていいですか…?

ウィラ

何かしら?

フレデリック(イソップ)

試合が始まる前僕だと分かっていたのなら、

フレデリック(イソップ)

どうして言わなかったんですか?

ウィラ

それはそうね…、

ウィラ

具体的に言うと

ウィラ

イソップさんだと分かったのは、試合が始まる直前だったからよ。

ウィラ

私も始まる前は少し困惑していたんだから。

フレデリック(イソップ)

そ、そうでしたか…。

フレデリック(イソップ)

心配させて申し訳ないです…。

ウィラ

もう終わった事だしいいわ、

ウィラ

それより私達も早く帰りましょ?

ウィラ

もう少しで次の試合が始まってしまうわ。

フレデリック(イソップ)

そうでしたね、では帰りましょうか。

-作曲家の自室-

イソップ

し、失礼します…。(扉をゆっくりと開け)

イソップ

フレデリックさん、具合はどうですか…?

フレデリック

! あっ、カールさん…!(ベッドから体を起こし)

フレデリック

大丈夫でしたか?怪我とかしていませんか…?

イソップ

はい、怪我はしていませんよ…。

イソップ

でもフレデリックさんに貸してもらった服は少々汚れてしまったので、

イソップ

後で綺麗にしてお返ししますね。

フレデリック

そ、そんなに気になさらなくても大丈夫ですよ。(申し訳なさそうに)

イソップ

あと、この音又も返しておきますね。(ベッド横に置き)

イソップ

(実は忘れていたなんて言えませんね…。)

フレデリック

はい、お役に立てたなら良かったです…。

フレデリック

あっ、試合の方はどうでしたか…?

イソップ

えっと…、

イソップ

ハンターさんが投降してくれたみたいで…

イソップ

一応勝利という事になりました…。

フレデリック

えぇ!?す、凄いです…!

フレデリック

もしかしてカールさん、とてもお強い方なのですか?

イソップ

それは絶対にありえませんよ…、

イソップ

僕はただ逃げてばかりでしたから。

イソップ

他の皆さんに助けて貰わないと、すぐ吊られてしまうので…。

フレデリック

それでも私は、カールさんが無事に戻って来てくれて嬉しいです。

フレデリック

無茶なお願いを聞いてくれて本当にありがとうございました…!(頭を下げて)

イソップ

い、いえ……。

イソップ

フレデリックさんも僕を信じてくれてありがとうございました…。

フレデリック

と、とんでもないですよ…。

フレデリック

でも、どうしてカールさんは

フレデリック

初対面である私の無茶なお願いを引き受けてくれたのですか…?

フレデリック

あっ、その変な質問をしてすみません…。

イソップ

い、いえ……。

イソップ

あの時、ですか…。

イソップ

そうですね、あの時は何だか

イソップ

自分を見ていると思って

イソップ

流れでその…引き受けた感じです…。

イソップ

……あっ、僕と同じだなんて嫌ですよね…。

フレデリック

そうですか?私は嫌じゃないですよ。

フレデリック

だって、カールさんは

フレデリック

とても優しい方ですからね。(微笑み)

イソップ

や、優しいなんて…そんな事ないです…。

イソップ

だって僕はフレデリックさんに謝らないといけないですから…。

フレデリック

?どうしましたか、カールさん。

イソップ

……。

イソップ

フレデリックさん、すみません…。

イソップ

ハンターさんに試合中、僕だと気付かれてしまいました…。

イソップ

ほ、本当にすみません…。

イソップ

なのでもし、ペナルティがあれば

イソップ

全部僕が受けますので…

フレデリック

あっ、その事なのですが…。

フレデリック

さっき、調香師さんの方が来て下さって

フレデリック

お話しは大体分かっていますよ。

イソップ

えっ、ウィラさんが…?

フレデリック

もし、誰かに聞かれても

フレデリック

私は自分が試合に行きました、と言いますよ。

フレデリック

カールさんにペナルティを受けて欲しくないですからね。

イソップ

フレデリックさん…。

イソップ

ありがとうございます…。

フレデリック

元はと言えば、私が言い出した事ですから…。

フレデリック

感謝するのは私の方ですよ。

フレデリック

っ……!(急に手で頭を押さえ)

イソップ

だ、大丈夫ですか…?

イソップ

今日はもう安静に寝ていた方がいいと思います…。

フレデリック

…そ、そうですね。

フレデリック

カールさんが帰って来るまでずっと起きていたので…。

フレデリック

また無理をしてしまいましたね…。(苦笑)

イソップ

フレデリックさん…。

イソップ

もし、何かまた用があれば言って下さい。

イソップ

僕で手伝える事があればですが…。

イソップ

そ、それでは……。(部屋から出ようとして)

フレデリック

…あっ!カールさん、

フレデリック

最後にもう1つだけよろしいですか…?

イソップ

はい、何ですか…?

フレデリック

何かお礼をしたいのですが

フレデリック

その、カールさんが決めて下さると嬉しいです…。

イソップ

お、お礼だなんて…。

イソップ

でも、そうですね。

イソップ

……もし、

イソップ

フレデリックさんが良ければ

イソップ

納棺師としての仕事を引き受けて欲しいですかね…。

フレデリック

えっと…それは試合の事ですか…?

フレデリック

それともここを出てのお話しでしょうか…。

イソップ

…それはフレデリックさんが決めて下さい。

イソップ

では、お大事に。(そう言って、部屋を出て行き)

フレデリック

あっ、ありがとうございます…。

フレデリック

カールさん…、

フレデリック

さっきの言葉の意味はやはり…。

フレデリック

……考えていたら、また頭痛がしてきました…。

フレデリック

今日はもう寝ましょう…。(そう言って、眠りにつき)

終わり

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