ノラ
こんにちは!
ノラ
前回からの続きです!
ノラ
どうぞ!
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え…?
💎
え、あ…
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ど、どうしたの?
俺が自分の名前の由来を言ったとき
様子がおかしくなった。
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父の、
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日記には
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必要無い子って意味でないこって…。
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あっ
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え…?
稲荷さん口を抑えた。
だがその事で俺の気持ちに槍が刺さったような感覚になった。
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ッ
🍣
(父がそんな事思ってたなんて…。)
泣きたい。
でも父の日記というものを聞かなければ…。
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父の、日記…?
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そう、…
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…こういことが書いてあったんだ…。
僕はあの日記の事を全て話した。
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あ、あと…。
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ん?
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内藤さん、初兎っていうお兄さんいる…?
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!
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い、る。
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多分だけど…。
自分の憶測でしかない事を言うのは嫌だった。
でも
それほどあの家族が憎かった…。
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ないこちゃんと血が繋がってないかも…。
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!?
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血は、一応繋がってるんだけどね、
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多分、父が違うのかな…。
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え、、
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じゃ、じゃあ…。
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僕の父と内藤さんは同じ…。
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でも初兎さん?が違うの、かな。
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ッ
🍣
なんッで…。
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しょうちゃんは…ッ
💎
え、あぁ大丈夫?
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ずっと4人家族だと思ってたなのにッ
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しょうちゃんまでッ…
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ッ…
💎
…
声が震えていた。
💎
僕がいえるのはここまで。
💎
内藤さん、一人で戻れる?
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う、うんッ
🍣
大丈夫…
🍣
ニコッ
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僕、先戻ってるね。
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うん…。
俺達の学校は、昔お嬢様が通うような学校だった。
その名残がまだあるのか、お花はまだ残っている。
しかし
俺が入学したとき、手入れはされていなく、醜かった。
俺は花が可愛そうだと思ってずっと手入れをしていた。
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あ…
🦁
ッ!…
💎
…
🦁
…
空気が固まる。
まぁあんなことをしたのだから。
💎
…
💎
お花、綺麗だね、
💎
アニキが、いつもやってたの?
🦁
う、うん。
そういい俺は雑草取りをした。
💎
…
🦁
…
🦁
稲荷、さんは
🦁
このお花達と違って元々綺麗なお花なの、かな。
🦁
羨ましい、な。
稲荷さんは素から可愛い。
この世は見た目で決める。
見た目がいい稲荷さんはずっと得をしている。
見た目が悪い人は価値なんかなく、最初から貶される。
そんなことを俺は山ほど経験してきた。
あぁ
稲荷さんといると嫉妬という感情や羨ましいという気持ちしか出てこない。
見た目で決める世界なんて大嫌い。
そんなことを思いながら俺は雑草をむしった。
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…そうね。
💎
あんたは雑草みたい。
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え…
💎
ねぇ
💎
あんたが今取ってる雑草。
💎
なんで取ってるの?
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え…
🦁
綺麗じゃ、ないから。
💎
…
💎
ほら。
💎
あんたはこの世界は見た目で決める。
💎
そんな世界が大嫌いなくせに。
💎
同じ植物で生きているのに、綺麗じゃないからという理由で取るのは。
💎
あんたが大嫌いな見た目で決めつける事と一緒よ。
🦁
あ…。
🦁
そう、だ。
💎
見た目で決めつける人達の中にあんたは入ってるのよ。
🦁
ッ!
💎
それと、僕はあの花達とは違うから。
💎
じゃ。
🦁
…
ノラ
終わりです!
ノラ
いむちゃんが言った事は、
ノラ
あのお花達はお世話されて綺麗になったけど、自分は自分で綺麗になったという意味です。
ノラ
誰かに頼らず、自分の力で綺麗になった事を表しています。
ノラ
それともう一つ。
ノラ
いむちゃんがいった、アニキは雑草のようという意味は、
ノラ
アニキがただ綺麗ではないと言ってるのではありません。
ノラ
雑草は生命力が強いです。
ノラ
アニキは頑張って生きてる、すごいよといういむちゃんなりの励ましです。
ノラ
閲覧ありがとうございました!