冬弥
前回の続き
……や
…うや!
冬弥!!
冬弥
はっ……
司
冬弥……!
冬弥
司…先輩…?
司
待ってろ 医者を呼んでくる
類
青柳くん…!
冬弥
神代先輩……?
冬弥
俺は…
類
校舎の裏に東雲くんと倒れてたんだよ
冬弥
そうだ…!
冬弥
彰人!!
冬弥
い"っ…
類
今は無理に動かない方がいいよ
冬弥
でもっ…彰人!
司
冬弥 落ち着いて聞いてくれ
司
彰人は今意識がない
冬弥
そんな…
司
でもな
司
まだ亡くなったって決まった訳ではないんだ
司
脈はある
冬弥
彰人…彰人……
冬弥
俺のせいだ…
冬弥
俺が…俺が…
冬弥
バカなことするからッ…
冬弥
彰人まで…
類
自分を責めないで 青柳くん
司
そうだ
司
自分を責めたって何も変わらない
類
東雲くんはきっと目を覚ますよ
司
あぁ 彰人は大丈夫だ
数日後
彰人の病室
冬弥
失礼…します……
冬弥
彰人……
彰人
……
冬弥
ごめん…俺のせいだ…
冬弥
頼む…謝らせてくれ……
冬弥
彰人……
そんな顔すんなって! 俺は大丈夫だからよ
冬弥
彰人…?
彰人
……
冬弥
お願いだ……また…また…
冬弥
俺と一緒に隣で笑ってくれ……
俺はいつでも冬弥の隣にいるぞ
冬弥
彰人……
彰人の目が覚めるまで俺は
毎日彰人の名前を呼んだ
その度泣いて
聞こえるはずない彰人の声が聞こえた
「絶対 生きるから」
「目が覚めるまでよろしくな」
"存在自体"が
"邪魔"
色々な言葉に押しつぶされた俺は
病院の屋上(?)
冬弥
彰人がいない世界に俺は必要ない
冬弥
彰人…本当にごめん……
冬弥
……ん?電話?
彰人
冬弥
え……?
冬弥
あき…と…?
彰人
とーや
彰人
またお前飛ぼうとしてるな
冬弥
あきと…彰人…!
彰人
落ち着けって
彰人
とりあえず来い
彰人
誰もいないから
冬弥
わかった…!
冬弥
彰人!!
彰人
ごめんな
彰人
目…覚まさなくて……
冬弥
いや…全然いいんだ
冬弥
謝らないといけないのは俺の方だ
冬弥
関係ない彰人をここまで巻き込んで本当にすまなかった……
彰人
いいんだよ
彰人
冬弥の辛さに気づけなかった俺も悪いんだ
彰人
お互いがバカだった
冬弥
うぅ…彰人……
彰人
おいおいw泣くなって
彰人
ほら
冬弥
ん…ギュッ
彰人
(心配かけたな…)
彰人
(もう俺は余命1年ってこと…)
彰人
(冬弥には…冬弥だけには言わないでおかないとな…)
彰人
ジワッ
彰人
(ごめんッ…ほんと…ごめんなッ……)
何も出来ない相棒で…
冬弥
短いな
冬弥
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