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ナムジュン

おい!ホソガッ

呼びかけても 体を揺さぶってみても 反応はない。

ナムジュン

でも息はあるみたいだ。

ナムジュン

とりあえず病院に連れてくか、

熱はないみたいだけど 何かあったら怖いし。 てかなんでここで倒れてんの?

病院が終わって 家に帰ってきた。 もちろんホソガも一緒だ。

いまだ意識不明だけど 命に別状はないみたいだ。 よかった。

でもいくつか気になる事がある。 なんであんなところで倒れていたのか、 なんで身体中傷だらけなのか。 殴られたような痕もある。

ホソガは今までどこにいたんだ?

ホソクside

目をあけると 懐かしい天井と僕の大好きな人がいた。

ホソク

ん‥、

ナムジュン

お、起きた。

ナムジュン

大丈夫か〜?
…お腹すいてる?

…なんで僕がナムジュナの家にいるんだ⁇

だって 今日いつもみたいにボスとヤったあと そのあと、、、 そうだ、 機嫌の悪いボスに殴られたんだ。

そのまま気を失って、、、

ホソク

ナムジュン

ホソガ?

ナムジュン

…ねぇ
起きてすぐに申し訳ないけど、

ナムジュン

なんであそこで倒れてたか教えてくれる?

ナムジュン

あっ、無理しなくてもいいから、

ホソク

ボスは僕がナムジュナと一緒にいるのをやめないと ナムジュナを殺すって言ってた。 だからナムジュナの家から出たのに…

はやく出なきゃ。 見つかったらナムジュナが、

ホソク

…ごめんけどナムジュナ、

ホソク

僕帰るね。

ナムジュン

え?

ナムジュン

何言ってるんだよ、

ホソク

何って、、家に帰らないと。

ナムジュン

そう…

ナムジュン

でも…ホソガ、

ナムジュン

どうしても帰るって言うなら、

ナムジュン

俺の質問に答えて

ホソク

はぁ?

なんだよ質問って、、 もう時間がないのに

ホソク

もう時間がないんだよッ

ナムジュン

僕がそう言うと ナムジュナは僕をベッドに押し倒した。

ホソク

…ッ何するんだよ

ナムジュン

答えないと帰さない。

ホソク

ナムジュン

じゃあ質問。

ナムジュン

家はある?

ホソク

…あるよ。

ナムジュン

一人暮らし?

ホソク

違う。

ナムジュナの眉がピクッと動いた。 あー、なんで1人暮らしって言わなかったんだろう。 僕のバカ。

ナムジュン

誰と住んでるの?

ホソク

誰と… ヤクザなんて言えないし、、

ホソク

家族。

ナムジュン

…はぁ

ホソク

何。

ナムジュン

嘘ついてるでしょ?ホソガ。

ホソク

は?

ナムジュン

だって目が泳ぎまくってるもん。

え? そんなつもりなかったのに、

ナムジュン

ねぇ、ほんとは誰と住んでるの?

ナムジュン

俺に言えないような人?

ホソク

ホソク

ナムジュナには関係ないだろ。

ナムジュン

関係あるよ。

ホソク

は?

ホソク

なんで、、

ナムジュン

だってホソガのこと愛してるから。

ナムジュンside

ホソク

…あい、してる?

ナムジュン

うん。

ホソク

抱いてもくれないのに?

そう自嘲気味に笑ったホソガの目には 涙が溜まっていた。

ナムジュン

sexだけが愛情表現じゃないから、

ホソク

…みんな僕自身じゃなくて
sexしてるときの僕を愛してるんだよ。

ホソク

それでも…
そのときだけでも愛してくれてるなら
僕は満足だったのに、、

ナムジュン

ホソク

なのに…
ナムジュナに会ってから、
そんなんじゃ満たされなくなってッ

ホソク

誰かに抱かれるたびに
ナムジュナのこと思い出して、ッ
切なくて悲しくて、
ナムジュナに僕のこと愛してほしくて、…

ナムジュン

うん、俺はホソガの全部愛してるよ。

俺はそう言って 涙でぐしゃぐしゃになった ホソガを抱きしめた。

ナムジュン

ねぇホソガ、

ナムジュン

2人で遠くへ行こう。

ホソク

遠く…?

ナムジュン

そう、

ホソク

この街から出るってこと…?

ナムジュン

うん、
ホソガはでたい?

ホソク

…うん。

ナムジュン

じゃあ今すぐにでも出よう。

ホソク

…いいの?

ホソク

ナムジュナ、
僕、今までヤクザのところにいたんだよ。
小さいとき拾われて…

ホソク

僕のせいでナムジュナの命が危ないんだ。
だから家を出たのに、

ホソク

いいの…?

ナムジュン

ヤクザも
手の届かない場所に行けばいいんだよ。

ナムジュン

僕たち2人で。

ホソク

…ツ

ナムジュン

そうと決まったら今すぐ行こう。

そうだ、 俺のひいばあちゃんが昔住んでた 山奥の家に行こう。 そこなら見つかりにくいし、

気持ちいい空気と 綺麗な自然に囲まれて ホソガの心も癒されるだろう。

ナムジュン

ホソガ、

ホソク

…ん?

ナムジュン

今からどこに行くと思う?

ホソク

え、、?
わかんないや。

ホソク

ホテル、とか?

ナムジュン

そんなとこ行かないよ。

ナムジュン

すぐ見つかりそうじゃん。

ホソク

…あ〜、、確かに。

ナムジュン

わかんない?

ホソク

うん、わかんないよ僕。

ナムジュン

…答えは、、

ナムジュン

俺のおばあちゃん家。

ホソク

ナムジュナのおばあちゃん家⁉︎

ナムジュン

うん。

ホソク

それ、迷惑じゃ、

ナムジュン

大丈夫だよ。
ばあちゃんはもう何年も前に亡くなったから。

ホソク

…そうなんだ、

ナムジュン

そこさ、すごく綺麗なんだよ。

ナムジュン

山奥にあるんだけどね、
映画みたいに綺麗なんだ。

ホソク

へぇ、はやくみてみたいなぁ。

ナムジュン

たぶんびっくりするよ。

ホソク

ふふ、ありがとね、ナムジュナ。

ホソク

僕と一緒に居てくれて。

ナムジュン

…当たり前だろ。

ナムジュン

これからもずっと一緒にいるよ。

ホソク

うん、、

だんだんとホソガの声が小さくなっていった。 眠ったみたいだ。

俺の隣で 安心しきって眠っているホソガを見て嬉しくなった。

俺たちは幸せになれる気がした。

この作品はいかがでしたか?

110

コメント

2

ユーザー

最高…尊い(◜¬◝ ) もう本当に幸せになってくれぇぇ! ヤクザの人達、追いかけてきちゃうのかな…:( ´꒳`;) 次回も楽しみにしております! ご自分のペースで、無理のないように頑張ってください٩ ー̀֊ー́ و

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