三角関係

kn視点

彼の紡ぐ言葉は

所々途切れていて、

泣くのを我慢しているようだった。

分かるよ、苦しいよね

好きな人が自分ではなくて、

違う人を選んだとき、

虚無感だろうか…

それとも、

そんなの…

どんなに頑張っても

nk視点

そう言い放つ彼を

かっこいいと

そう思えた。

やめろよ…

これ以上俺を惨めにしないでくれよ…

いいなぁ…

そんな風に思えるお前がうらやましい。

惨めだからだろうか、

俺はいつまでこの想いを引きずるのだろう

俺の気持ちを感じ取ったのだろうか

さすが、ズッ友だな

あぁ…大丈夫だ…

独りじゃなければ、

きんときがいれば、

俺は惨めではないから。

kr視点

何だよ…ｯ何があったんだよ

数分前

公園とか、俺の家からめっちゃ遠いのに！

理由くらい教えろよ！

そう言って公園を見た。

…あぁ、何となく分かった。

そう言った彼は心底安心したように

いつもの強張った顔を緩ませた。

そういうと、彼はキョトンとして

そういうこと言うのやめて欲しい

何？俺を期待させようとしてる？

はぁ〜もぉ、無理なんだけど！

こんな、そっけない返事をして、

彼に好きになって貰える訳がないのに

sm視点

こんなこと聞くのは怖かった。

嫌いだと言われてしまえば、

俺はきっと立ち直れないから。

俺は口下手だから、

俺の何気ない一言で彼を傷つけたかもしれない。

さっきの表情だって、

何かを言いたげなそんな顔。

人の表情を読み取るのだって下手だから

何を思ってるかなんて、わからない。

それはごもっともだ。

…え、

あぁ、なんだよ、

じゃあ俺も初めから

嫌い？って聞くんじゃなくて、

こう言えばよかったな

俺たちはきっと大丈夫、

たとえ、好きな人と一緒になれなくても

こうやって笑い合えるだろうから。

だからあの2人も大丈夫だろう。

難しい……すごく

書くのがすごく難しい…

文章が変なところがあるかもしれないですが許して下さいぃぃ…

β世界線もあと1話で完結です

頑張ります…