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エピソード1
「名前」
年齢操作、環境操作、関係操作、口調操作暴力表現、性的表現 有
R12
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俺と保科は生まれた時から知り合いだ
俺が1歳になる頃、細目おかっぱが生まれた
そいつはずっと俺の背中にくっついて、
保科(幼)
鳴海(幼)
保科(幼)
頑張って離れようとすると
保科(幼)
すぐ泣く
泣きながらあとを追ってくる
鳴海(幼)
保科(幼)
どんなに悪口を言っても
この細目おかっぱは俺の後に着いてくる
俺が唯一あいつと離れれるのは
小学校にいる時か寝る時だけ
1個下だから一緒の学年になることは無い
クラスメイト
鳴海(幼)
クラスの人とは慣れ始めて来て
楽しい学校生活を送れてた
2年生になるまでは、
クラスメイト
鳴海(幼)
保科(幼)
鳴海(幼)
あいつが1年生になって学校へ入学してきた時までは
保科(幼)
鳴海(幼)
保科(幼)
鳴海(幼)
保科(幼)
その後も何回もしつこく俺のクラスに来てた
6年生になるまで何回も
ほぼ毎日
保科(幼)
こいつが俺の名前を呼ぶのを聞いた
鳴海(幼)
鳴海(幼)
保科(幼)
鳴海(幼)
保科(幼)
クラスメイト
クラスメイト
鳴海(幼)
鳴海(幼)
保科(幼)
中学に上がってやっとあいつと離れた
やっと開放された気分
クラスメイト
鳴海(幼)
クラスメイト
鳴海(幼)
クラスメイト
中学校でもすぐに馴染めた
クラスにみんなと仲良くなって
テストでも毎回順位1桁取って
部活でも活躍して
楽しい学校生活だった
クラスメイト
鳴海(幼)
保科(幼)
2年生になったらもう1回きやがった
俺は何か悪いことでもしたのか?
鳴海(幼)
保科(幼)
鳴海(幼)
鳴海(幼)
保科(幼)
鳴海(幼)
保科(幼)
鳴海(幼)
鳴海(幼)
保科(幼)
クラスメイト
鳴海(幼)
鳴海(幼)
鳴海(幼)
クラスメイト
中学も毎日かのように俺のクラスにきやがった
そして毎回
保科(幼)
下に名前で呼んでくる
鳴海(幼)
鳴海(幼)
保科(幼)
鳴海(幼)
鳴海(幼)
保科(幼)
保科(幼)
帰ってる時も名前呼ばれる
うんざりしてくる
鳴海(幼)
保科(幼)
鳴海(幼)
保科(幼)
鳴海(幼)
保科(幼)
このとき人生で初めて
1番大きな声を出した
2月の凍る最後の中学3年
あいつは冬の冷たさで赤い鼻と
俺の大きな声に驚いて開いた目をこっちに向けながら
保科(幼)
と、一言
鳴海(幼)
鳴海(幼)
鳴海(幼)
鳴海(幼)
鳴海(幼)
鳴海(幼)
保科(幼)
鳴海(幼)
保科(幼)
鳴海(幼)
鳴海(幼)
保科(幼)
そこからあいつは俺のところに来なくなった
高校に入学して、なれない人達
なれない校舎に、なれない環境
鳴海
中学の時より広い校舎に、2倍近くある体育館の数
鳴海
クラスメイト
鳴海
クラスメイト
鳴海
クラスメイト
クラスメイト
鳴海
入学して早々友達ができた
数日経ってクラスのヤツらと仲良くなって
カラオケに行ったりコンビニ寄ったりした
最高の青春してる気分だった
2年生に上がって
あいつが同じ高校に入学したとわかった
どこまで着いてくるんだよ
クラスメイト
またあいつかって思い
鳴海
他クラス
鳴海
鳴海
他クラス
鳴海
他クラス
勘違いをしてしまった
でも、あいつじゃなくてよかった
のかな...
そこからも
クラスメイト
他クラス
そこから
俺の名前は飛び交うことはあったが
あいつは半年経ってもクラスには来なかった
本当におなじ学校なのか分からなくなってきた
昼休みに自販機に寄ると遠くから声がした
モブ
鳴海
当たりを見渡しても人影はなかった
モブ
モブ
お金のはなし?
絡まれてるやつ可哀想だな
行った方がいいんか?
モブ
モブ
保科
鳴海
っは?
なんであいつがいんだよ
モブ
モブ
保科
モブ
保科
あいつが絡まれてる?
でもどこにいんのかわかんねぇ
周りみても人影ないし
とりあえず声がする方に行った方がいいよな?
部室の奥に進むと人が見えた
俺と同じ高2の人が3人と
タッパが俺より少し小さめの
細目おかっぱ...
モブ
保科
モブ
ドガッ
鳴海
鳴海(幼)
保科(幼)
保科(幼)
保科(幼)
鳴海(幼)
鳴海(幼)
保科(幼)
保科(幼)
鳴海(幼)
保科(幼)
鳴海(幼)
鳴海(幼)
保科(幼)
鳴海(幼)
保科(幼)
鳴海(幼)
保科(幼)
鳴海(幼)
保科(幼)
鳴海(幼)
鳴海(幼)
保科(幼)
鳴海(幼)
保科(幼)
鳴海(幼)
鳴海(幼)
保科(幼)
保科(幼)
鳴海(幼)
保科(幼)
鳴海(幼)
鳴海(幼)
保科(幼)
鳴海(幼)
保科(幼)
鳴海(幼)
保科(幼)
鳴海(幼)
鳴海(幼)
モブ
モブ
モブ
なんでだ
なんで
鳴海
モブ
モブ
鳴海
モブ
モブ
鳴海
モブ
モブ
鳴海
モブ
モブ
鳴海
なんでだよ
なんで俺を呼ばなかったんだよ
保科
保科
保科
鳴海
モブ
鳴海さんってなんだよ
いつも通り呼べよ
モブ
鳴海
ドガッ
モブ
モブ
鳴海
鳴海
モブ
モブ
鳴海
モブ
モブ
保科
鳴海
鳴海
「だまれ!」
鳴海
この言葉が悪かったんだ
俺の言動がここまで繋がった
保科
鳴海
保科
鳴海
保科
鳴海
保科
鳴海
鳴海
保科
保科
鳴海
鳴海
保科
鳴海
鳴海
保科
鳴海
鳴海
保科
鳴海
鳴海
鳴海
保科
鳴海
鳴海
鳴海
鳴海
保科
鳴海
保科
鳴海
鳴海
鳴海
保科
保科
あぁ、これだ
この呼び方の安心感
自分が生きている実感
鳴海
保科
鳴海
保科
鳴海
保科
好きだから?
どういうことだ
保科
保科
鳴海
恋愛対象?
あいつが?俺を?
保科
鳴海
保科
鳴海
保科
チュ
保科
鳴海
鳴海
理解が追いついてなかっただけだ
俺はあいつのこと特別だと感じてる
唯一俺のことを、名前をあのように呼んでくれる
俺を頼りにしてくれていた
好きだから、いじってた
近くにいると感覚がおかしくなってしまう
だから、君が嫌なことをされた時は
つい怒ってしまう
自我を持てなくなる
鳴海
鳴海
鳴海
鳴海
鳴海
鳴海
保科
鳴海
鳴海
保科
保科
鳴海
鳴海
…チュ…ンッ……チュ…ンハァ… チュ…チュ…
鳴海
保科
こいつを保健室まで運んでた時
色んな後悔がでた
だけど高校生になった今にでも
こいつは俺の腕で包むことが出来る
"げんくん"
そう呼んでいいのは
細目おかっぱだけだ、