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主
主
妖精の尻尾(フェアリーテイル)
ギルドの扉が勢いよく開き、朝の陽射しと共に金髪の少女が入ってきた。 星のように輝く瞳、ふわりと揺れる長い髪――セレナ・ルミナだ。
セレナ
賑やかな声に、奥のテーブルでジョッキを傾けていたマカロフが笑う。
マカロフ
セレナ
カウンターの奥からミラジェーンがにこやかに言った。
ミラ
その瞬間、ギルドの隅の席で黙々と武器の手入れをしていた青年が顔を上げた。 鋭い琥珀色の瞳、褐色の肌――砂竜の滅竜魔導士、ダグ・アランバード。
ダグ
セレナ
ダグは小さく息をつき、立ち上がった。
ダグ
依頼先 ― 砂嵐の渓谷
依頼内容は、砂漠地帯に現れた魔物討伐。 渓谷は乾いた風が吹き、視界は悪い。砂塵が舞い上がる中、二人は背中合わせに立っていた。
セレナ
ダグ
すると、砂塵の向こうから巨躯の魔物が現れる。全身が黒い外殻に覆われ、咆哮が響き渡る。
セレナ
ダグ
ダグ
轟音と共に、巨大な砂竜巻が魔物を飲み込み、外殻を削る。
セレナ
夜空のように煌めく光粒子が舞い、視界を覆う。隙を突き、彼女は空中へ跳躍する。
セレナ
無数の光矢が降り注ぎ、魔物の動きを封じる。
ダグ
ダグ
大地がうなり、渓谷一帯が砂嵐に包まれた。
最後に光と砂が爆ぜ、魔物は跡形もなく消えた。
砂嵐が収まり、セレナが笑顔で振り返る。
セレナ
ダグ
セレナ
ダグ
二人は無言で歩き出す。 星のように煌めく少女と、砂嵐のように荒々しい青年――その背中は、確かにギルドの仲間を守る者のそれだった。
夕暮れ時、ギルドの扉が勢いよく開いた。
セレナ
ダグ
ギルド中がざわつく。カウンターのミラジェーンが笑顔で迎えた。
ミラ
その声に、さっそくカウンター席からナツが立ち上がった
ナツ
セレナ
ダグ
ナツはにやりと笑う。
ナツ
ダグ
ナツがいきなり拳を構える。
ナツ
ダグ
グレイ
ナツ
セレナ
その時、ギルドの扉がまた開く。鎧姿のエルザが現れた。
エルザ
エルザの一言で場の空気が引き締まる。
ダグ
セレナ
マカロフがテーブルに分厚い依頼書を置く。
マカロフ
ナツ
ルーシィ
マカロフ
セレナ
ダグ
ナツ
グレイ
ギルド中が笑い声とツッコミで包まれる中、二人は静かに目を合わせた。 星の光のように輝く瞳と、砂のように揺るがぬ視線――その奥には同じ決意が宿っていた。
主
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