🐊
なァ 鷹の目、良い酒が入ったんだが……今夜 飲むか?
🦅
酒だと?良いだろう。…今夜だな?
🐊
クハハ……随分と食い気味じゃねぇか。嗚呼、今夜だ。
🦅
お前からの誘い等、片手で数えられる程しか無いだろう?それに、今は気分が良いのでな。
🐊
…確かにな。へェ?其奴ァ何よりだ。
🦅
…それで、今夜飲む酒は?
🐊
よりによって聞いちまうか?それ。…テメェの異名と同じ名前のワインだ。
🦅
何?おれと同じ「鷹の目」…と言う事か?
🐊
嗚呼、そう言う事だ。まぁ、気に入るかどうかはお前次第だがな……。
🦅
成程……。益々興味が湧いてきたな。
🐊
まぁ今夜を楽しみにしてると良いさ…。じゃあな。
〜 夜 〜 ( 23時くらい )
🐊
……ん、来たか。
🦅
嗚呼、それでおれの異名と同じだと言うワインは?
🐊
クハハ…そう促すな、此処にある。…にしてもテメェが 10分の遅刻で済ますたァ 珍しいじゃねぇか?
🦅
暇だったのだ、それに毎回長い時間遅刻をする程多忙でも無い。…む、これか。
( 🐊が🦅のグラスにワインを注ぐ )
🐊
嗚呼、良い色味だろ?特注だからなァ…。
🦅
ふむ、確かに色味は申し分無いが……口に合うかどうかも気になる所だ。特注?何故?
🐊
俺ァワインの事については疎いんだ、頼んだぜ?
🐊
クハハ…知りてェか?実はお前と飲む時は俺が直々にワインを選んでんだ。それに、お前と飲める日は少ねェからなァ…… どうせなら特注で作って貰おうって話さ。
🦅
だろうな、味覚には自信がある 大丈夫だろう……。お前が直々に?また面倒な事を……。
🐊
そう呆れるな…さぁ、夜が明けちまう前に乾杯と行こうじゃねぇか。
🦅
む……貴様の考える事と言うのは分からんな。嗚呼、そうしよう。
🦅🐊「乾杯。」 ( 丁度時計の針が24時を指す )