あのとき、助けてれば。。。
れん
なぁ、あや
あや
はい
れん
あゆのことはおぼえてないのか?
れん
どーだ?
あや
うーん。
あや
思い出せません。
あゆ
そっか。
れん
もう、だめなのか
れん
もう、、
あゆ
そんな、親友だったのに!
あゆ
たくさんかたりあったのに。すべて
あゆ
すべて忘れちゃうなんて。
あや
ごめんなさい
あゆ
あやは悪くないよ。
あゆ
あの時、喧嘩しなければ。。ごめんね。
あや
は、はぁ
れん
ちょっと、外行ってくるわ。
あゆ
私もう少し話したら帰るね。
れん
おう
病室をでて、れんは考えた。どーしたら思い出せるのか。
れん
もう、だめなのかな。
諦めたくなかった。
思い出させたかった。
でも、あやは時間がたっても、思い出さず、体も良くなり、記憶だけが戻らないまま、家に帰ることになった。
あや
私なにも思い出せない。
あや
あの人たちに迷惑かけて。
あや
早く思い出さなきゃ。
あやは記憶の奥にまだ残ってた、花の記憶を頼りに、夜に山に出かけた。
あやの母
あの子どっかいったみたいなの、れんくん探してくれる?見つかったら教えてほしい。
あや、どこに。。
れん
わかりました。
それかられんは、自然とあの花をとった、山に探しに行った。
れん
はぁ、もう暗いなー。さすがにいるわけないか。
あや
あ、あなたは。
れん
あ!あや!ずっと探してたんだぞ!
れん
もう、もういなくなんなよ
れん
ばか
あや
ごめんなさい、ただ、どーしても思い出したくて、少し残ってる記憶を頼りにここにきてみたんですが、思い出せないです。
れん
そーなのか、よかった。
あや
そう、なんですよね。
あや
それより、あ、あの、あれ。
れん
どーした!
あや
いや、れんくん?
れん
え?思い出したのか?
あや
あのあと、たすけてもらったひとの名前を少し思い出した。
あや
そしたら自然とれんって名前と顔が思い浮かんで。
あや
それで、頭がいたく、いた
れん
おい!大丈夫か?おい!おおおい!
それから、あやは頭に腫瘍が出来てたのが発見されて。それが記憶を消していた理由だったみたい。
それから一週間後検査が終了して、、、
あや
あの、わたし、その
れん
いいんだよ。
あや
ごめんなさい。
あやは検査の結果、寿命があと一週間らしい。
もう、頭がまっしろになって、俺はしばらく家にこもってしまった。
あゆは毎日いってたけれど、やはりつらくて、学校はいってなかったみたい。
それから一週間して。。
あや
もう、頭が痛いよ。
れん
大丈夫か?先生なんとか!できないんですか!
先生
、、、、
れん
なぁ、おれまじですきなんだよ。
れん
あの日からずっと、本気だった。
れん
将来も考えた
れん
少しの間だだったけど、そのもう。
それから沢山伝えていたら、あやはもう眠っていた。その目には涙がたまっていた。
もしかして、思い出したのだろうか。
end