明日奈
1人以外は...

和人
明日奈...

拓真
それは桐ヶ谷くんでしょ?じゃあ僕は?

明日奈
!もっもちろんたっくんは大事なおさななじみだよ?
でも...
ごめんねたっくん...
傷ついちゃうかもしれないけど...
私...たっくんを...
男の子として見たことないんだ...
ごめんね!ほんとにごめんね!

拓真は蒼白とした。
明日奈にこんなことを言われるとは思ってなかったのだろう。
1人呆然としていた。
だが気を取り直して言った。
拓真
じゃああーちゃんは、僕は女の子の友達みたいな感覚だったの?

明日奈
え!?......うーん...言葉には表しずらいんだけど...たっくんは...ほかの男子と違って怖くない...ってとこかな?

拓真
じゃあ僕のことは嫌いじゃないんだね?

明日奈
もちろんよ!たっくんは私の大事なおさななじみって言ったでしょ?

そうして拓真と明日奈はまた友情を取り戻していた。
和人はそんなふたりを微笑ましく見ていた。
やがて1台の車がやってきた。
中から黒いスーツを着た男性が出てきて言った。
黒い人
拓真おぼっちゃま
そろそろお時間でございます。

和人 明日奈
!?

拓真
あぁわかった、それじゃあ二人とも、また明日会えるといいね

和人
なっなぁ明日奈、アイツって...その...おぼっちゃま...なのか?

明日奈
え!?...うーん...あっ!小さい頃はきずかなかったけど、結城家によく出入りできるんだから...結構おぼっちゃまなんだと思うわ...

和人
......

明日奈
?和人君?

和人
あっあぁ...あいつ言ったよな?『また明日』って

明日奈
っ!たしかに...なんでたろ...?

明日奈と和人は考えたが、結局何も出ず、その場で別れた。
拓真は1人、車の中で、あしたおこることを想像しながら笑っていた。