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その後、私達は奥に札を貼りに行こうとしたが、包囲され、そのまま捕まってしまった
時雨
縄を後ろできつく縛られ、 腕がギリギリと嫌な音を鳴らす
伊國
そう言い、伊國は私を睨みつけた
薬売り
薬売りは私にしか聞こえない程の小声で
時雨
薬売り
時雨
その声は、酷く優しく、頼もしい声だった
薬売り
小田島
薬売り
小田島
どうしよう、どう話したら納得してもらえる?
伊國
伊國
伊國がそう言うと、家来の一人が薬売りの縄をきつく縛る
薬売り
時雨
どうすれば、、! 何か出来ることは、!
小田島
勝山
伊國
弥平
その時、後ろから声が飛んできた
振り返ると、薬売りの道具箱を持った先程の男性がいた
勝山
その言葉を合図に、道具箱の引き出しを次々と開けていった
一段目は大量の薬が入っていた
小田島
薬売り
伊國
そして二段目 そこには天秤が入っていた
だが、一目見ても天秤だとは分からないだろう
小田島
薬売り
そして、三段目
ここはさっき、加世さんに良い物をって言って、開けようとしていた、
開けるとそこには
小田島
時雨
私が覗き込もうとすれば、侍はそれに気付き、後ろへと隠した
時雨
小田島
時雨
な、なんてものを加世さんに渡そうと、!!
顔を真っ赤にしながら、薬売りの方をみれば、
薬売り
時雨
な、なんともいえない笑みを浮かべてきた
そして、四段目、
小田島
四段目を開けると、黒い箱が出てきた
時雨
そう、退魔の剣が入っている箱だ
小田島
伊國
そう言い、伊國は黒い箱を開ける
小田島
家来の一人が声を上げた
その様子を薬売りは目を細めて見ていた
小田島
小田島
その時、薬売りの雰囲気が変わった
薬売り
薬売り
ちりん
薬売り
薬売り
そう薬売りが答えると、雰囲気が凍りついていた
小田島
小田島
伊國
その時、伊國が退魔の剣を抜こうとしていた
薬売り
そして、伊國と変わり、先程の家来が抜こうとする
小田島
伊國
そう薬売りに問いかけると
薬売り
伊國
薬売り
伊國
伊國は薬売りをそう鼻で笑う
薬売り
薬売り
薬売りはそう答えると、先程の家来が怒鳴り声を上げた
小田島
小田島
時雨
だが、それは一人の侍によって止められた
勝山
勝山
小田島
勝山
その時、
水江
小田島
「水江様、水江様、!」
一人の女中が倒れた水江を揺さぶっている
伊顥
すっかり参っている伊顥がそう言う
小田島
弥平
時雨
薬売り
薬売り
薬売り
そう薬売りが忠告する
時雨
だめだ、今出てしまったら、この人は、!!
小田島
勝山
弥平
そう言い、弥平は出て行こうとする
時雨
そんな私の願いも虚しく、弥平さんは出て行ってしまった
時雨
伊顥
勝山
伊顥
勝山
勝山
勝山
伊顥
笹岡
その時、一人の侍が口を開いた
勝山
笹岡
勝山
笹岡
笹岡
勝山
勝山
笹岡
笹岡
笹岡
侍の言葉を遮り、勝山が話し出す
勝山
勝山
笹岡
笹岡
笹岡
勝山
その時、聞き慣れた声が響いた
加世
そう言い、加世は灯りを付けていく
さと
さと
加世
さと
加世
そう言い、加世は顔を伏せてしまった
さと
小田島
さと
その時、
加世
小田島
そう言い、二人は灯りを付けに行った
時雨
私は両手を強く握り締めていた
薬売り
時雨
横を見てみると、薬売りが 微笑んでいた
時雨
薬売り
時雨
何故か、妙に説得力のある言葉だった
その時だった
にゃぁぁぁ
薬売り
時雨
猫の、声がした
その瞬間、部屋の雰囲気は凍りついた
そして、襖が開かれ現れたのは
勝山
小田島
勝山
かん
かん
勝山
笹岡
勝山
笹岡
笹岡
勝山
勝山
その時
ぴちゃん
小田島
加世
小田島は首に手を当て、首を傾げる
小田島
勝山
小田島
勝山
ぼた
小田島
ぼたぼた
小田島の首から、血のようなものが溢れる
薬売り
時雨
小田島
小田島が掌を見た瞬間、薬売りが小田島の腹を蹴り飛ばした
その瞬間
何処からか、弥平の体が宙を舞い、地面に倒れた
加世
さと
時雨
薬売り
勝山
笹岡
その瞬間、薬売りの顔が険しくなり
薬売り
縄を解いた
伊國
時雨
退魔の剣が、なくなってる、
小田島
小田島は薬売りに刀を向けようとするが、
ちりん
小田島
退魔の剣を首元に当てられ
薬売りは退魔の剣を肩に担ぐと
薬売り
その瞬間、部屋一面に札が張り巡らせられれ
加世
薬売り
その間にも、札を張り巡らせ
薬売り
そう声を出すと
加世
加世がそう答えると、薬売りは奥の部屋へと入っていく
小田島
だが、薬売りは奥へと入っていき
伊行
薬売り
その時、大量の札を取り出し
薬売り
薬売り
その時、部屋一面に札が張り巡らした
伊行
その時、何かを引っ掻くような音が聞こえた瞬間、札が朱く染まっていく
薬売り
小田島
その瞬間、部屋が大きく揺れた
加世
時雨
私は、揺れに耐えきれず その場で強く倒れてしまった
小田島
小田島は襖に手を掛け、
薬売り
小田島
襖を開けた瞬間
何かが、
いた
薬売りは小田島の着物を引っ張り、中へと戻らせた
小田島
小田島はそのまま後ろへと転がった
薬売り
薬売りは襖に札をはり、私の元へと駆け寄った
薬売り
時雨
薬売りは私の縄を解き、私の手首に優しく触れた
薬売り
薬売りがそう呟いていると、
小田島
薬売り
薬売り
薬売り
薬売り
薬売り
薬売り
薬売り
薬売りは顔を険しくさせながら 小田島の方へと向かい、 しゃがみ込む
小田島の着物に触れ、付いていた毛をとる
薬売り
カチンと退魔の剣が鳴る
薬売りは立ち上がり 剣を掲げる
薬売り
薬売り
薬売り
ちりん
薬売り
ちりん
薬売り